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更新日:2024.3.15

ニューヨークの治安2024年版【アメリカ旅行でトラブルに遭わない方法】

ニューヨークの治安

Photo by Patrick Tomasso on Unsplash

「アメリカ旅行を検討しているけど、ニューヨークの治安は大丈夫?」
「初めてのニューヨーク旅行で気をつけることは?」
「旅行先でトラブルに遭ったらどうすればいい?」

と、アメリカで旅行の不安な点はありませんか?
本記事ではアメリカ・ニューヨークの治安についてお答えします。

本記事でわかること

  • アメリカ・ニューヨークの治安
  • ニューヨークの危険なエリアと安全なエリア
  • アメリカ・ニューヨーク旅行の防犯対策
  • トラブルに遭ったときの対処方法

アメリカ・ニューヨークの治安について

アメリカ・ニューヨークの治安について

Photo by Jon Flobrant on Unsplash

在ニューヨーク日本総領事館のデータによると犯罪の発生件数が多いです。殺人などの凶悪犯罪に加え、窃盗などの犯罪も多数発生しています。

ニューヨークでよく起こる犯罪例
  • 武装強盗
    人通りの少ない路地裏や地下鉄において、武装強盗に襲われる危険があります。特に夜間や早朝など、人通りの少ない時間帯は危険なので外出は控えましょう。
  • 置き引きやスリ
    マンハッタンなど人の多い地域では置き引きやスリが多発しています。カフェやレストラン、ショッピングモールでの事例も多いので荷物からは目を離さないでください。

デモやストライキについて

新型コロナウィルスや2020年11月に行われた大統領選挙、地球気候変動の問題などにより、デモストライキが各地で起こりました。ニューヨークではアマゾンの従業員の団体が、12月には医療従事者の団体がストライキを起こしました。

交通事情・事故について

ニューヨークは車の運転速度が速いため、交通事故の件数が増加しています。横断歩道を渡るときは信号が青でも十分に気をつけてください。

アメリカ在住者の体験談

交通ルールが異なるので注意が必要

ニューヨークは歩行者、車、バイク、自転車と交通量が大変多く、日本とは異なる交通ルールがあります。中には交差点で横断する際に歩行者を優先せずに通行するバイクや車がいます。交通ルールを守らないマナーの悪い人もいるため、交通量が多い通りでは接触事故に気をつけましょう。

防犯対策でトラブル回避できます

日本より犯罪率が高いニューヨークですが、「危険なエリアに近づかない」や「歩きスマホをしない」などの防犯対策でトラブルを回避できます。

アメリカ・ニューヨーク旅行の注意点

アメリカ・ニューヨーク旅行の注意点

Photo by ian dooley on Unsplash

アメリカには日本と異なる交通ルールや観光客を狙った事件があります。ニューヨークを安全に旅行するための注意点を紹介します。

注意点1:スリや置き引き

マンハッタンなど人の多い地域ではスリや置き引きの件数が増えています。特にレストランやカフェでトイレに行くときや順番待ちの際には、荷物から目を離さないようにしてください。

注意点2:コロナウィルスによるアジア人差別

新型コロナウィルスの感染拡大がきっかけでアジア人に対する暴行などが相次いで起こりました。人通りの少ない路地裏の利用や、深夜と早朝の人が少ない時間帯の外出は避けてください。

注意点3:デモやストライキによる暴動

ストライキが暴動へと発展することは稀ですが、新型コロナウィルスや大統領選挙の影響などにより治安が不安定な時期は注意が必要です。ホテルやAirbnbなどの宿泊先では下層階の部屋は避けてください。暴動が起こった場合、ガラスが割られる危険があります。

注意点4:一人旅や女子旅

特に一人旅や女子旅では、トラブルに巻き込まれやすい夜間や早朝に人気の少ない場所に行くことは避けてください。また、配車サービスを利用するときはなりすまし防止のために、プレートナンバーを乗車前に確認してください。

注意点5:交差点

交差点を渡るときはたとえ信号が青色でも一旦止まり左右を必ず確認してください。
右側通行のアメリカは日本と交通ルールが異なり、「左から車が来ていなければ、赤信号でも右折しても良い」というルールがあります。そのため、赤信号でも右折しても良い交差点は特に注意が必要です。「NO TURN ON RED」の標識がある交差点は右折禁止です。

ニューヨークの治安が悪いエリア

ニューヨークの治安が悪いエリア

Photo by Darian Garcia on Unsplash

ニューヨークの治安が悪いエリアと注意点を紹介します。事前に治安が悪い場所を知っておくとトラブルを回避できます。

ブルックリン区

お洒落なカフェやお店が多く集まるブルックリン区ですが、地域によって貧富の差が激しいです。特にブルックリン中部では、ブラウンズビルやイーストフラットブッシュなど犯罪率が高い地域もあるので、一人で訪れるのは避けてください。

ブロンクス区

ブロンクス区の特に南の地区は犯罪率が高い地域です。東洋人の人口が少なく、目立ち狙われやすいのでこの地域には近寄らないでください。

マンハッタン中心部

マンハッタン中心部も治安が良くないです。凶悪犯罪においては他の地域と比べて少ないものの、人の多い場所ではスリや置き引きに要注意です。

注意点

ホリデーシーズンは犯罪率が上がるので、より一層注意が必要です。

注意が必要な観光スポット

観光客が多く訪れる観光スポットの中には注意が必要な場所があります。紹介する観光スポットに訪れる場合は注意しましょう。

セントラルパーク

ドラマや映画でよく目にするセントラルパークは、多くの観光客で賑わう昼間は安全です。しかし、暗くなるとホームレスや公園で麻薬を使用する人たちも出てくるので、夜間に訪れるのは避けてください。

チャイナタウン

海外旅行の期間が長くなると、どうしてもアジア料理が恋しくなります。夜遅い時間でもレストランが開店しているチャイナタウンに行く旅行者は多いです。しかし、襲撃や窃盗の件数が多いので夜遅い時間は避け、暗い路地は歩かないようにしてください。

ハーレム

ジャズの街として有名なハーレムには多くの観光客が集まります。一昔前は犯罪率が高く、非常に危険なエリアでしたが、現在は富裕層が増えた影響で昼間の時間帯は安全です。しかし、夜間のハーレムやアッパーハーレムと呼ばれる地域は危険なので避けてください。

ニューヨークの治安が良いエリア

ニューヨークの治安が良いエリア

Photo by Roberto Nickson on Unsplash

ニューヨークの比較的治安が良く観光やショッピングにおすすめのエリアを紹介します。

おすすめの宿泊エリア

マンハッタン地区

観光でニューヨークを訪れる方はマンハッタン地区に宿泊するのがおすすめです。特にミッドタウンと呼ばれるエリアには、タイムズスクエアやロックフェラーセンターなどの観光スポットが密集しており、徒歩や自転車で効率的に観光スポット巡りができます。

マンハッタン地区は観光スポットが密集

ニューヨーク市はマンハッタン、ブルックリン、ブロンクス、クイーンズ、スタテンアイランドの5つの地区から構成されています。その中でもマンハッタンは観光スポットが密集しており、観光者用のホテルも充実しているので比較的安全に過ごせます。

アッパーイーストサイド

ショッピングを目的とした旅行はアッパーイーストサイドと呼ばれるエリアがおすすめです。人気のエリアは予約が早く埋まってしまうため、余裕を持ってホテルやAirbnbを予約してください。

治安が良い観光スポット

初めてのニューヨーク旅行や子連れの家族旅行、女子旅におすすめの観光スポットを紹介します。

ニューヨーク近代美術館

ニューヨーク近代美術館はマンハッタンのミッドタウンに位置する美術館で、MoMA(The Museum of Modern Art)と呼ばれて親しまれています。2019年には大改修を終え、リニューアルオープンしました。人通りの多い街中に位置しているので、一人旅や子連れ旅行でも安心して足を運べる観光スポットです。

セントラルパーク

セントラルパークの広大な敷地の中には、動物園やメリーゴーランドなどのアトラクションも充実しています。自転車のレンタルサービスもあるので、家族で休日を過ごすのにぴったりの観光スポットです。夜は注意が必要ですが、昼間は安全に過ごせます。

エンパイアステートビルディング

ニューヨークのアイコンとも呼ばれるエンパイアステートビルディングには展望台があます。102階にある展望台からはニューヨークの街を一望できます。夜景は特に美しく、迫力満点です。

アメリカ・ニューヨーク旅行の防犯対策

アメリカ・ニューヨーク旅行の防犯対策

Photo by Bas Emmen on Unsplash

ニューヨーク旅行では犯罪に遭わない、巻き込まれないための対策は必要です。ニューヨークで安心して海外旅行を楽しむための防犯対策を紹介します。

防犯対策1:歩きスマホをしない

スリやひったくりなどの被害に合わないために、歩きスマホは避けてください。歩きスマホ中にスマートフォンを盗まれる被害が発生しています。

防犯対策2:居眠りをしない

日本は犯罪率も少なく安全なので電車やバスで眠っている人をよく見かけます。しかし、ニューヨークの地下鉄やバスでは、スリなどの被害に遭いかねないので眠らないようにしてください。また、バスでトラブルが起きたとき、すぐに逃げられるよう運転手に近い前方の席に座ってください。

防犯対策3:現金を持ち歩かない

スリやひったくりを避けるために出来るだけ現金は持ち歩かず、クレジットカードも最低限しか持たないようにしてください。最近はスマートフォンで決済可能なお店やレストランも多いので、支払い手段としてApple Payなどの電子マネーを設定しておくのもおすすめです。

防犯対策4:ATMの利用時は注意する

基本的に現金を持たないことをおすすめしますが、どうしても現金が必要でATMを利用する場合は人通りの多い、明るい場所にあるATMを選んでください。

防犯対策5:ナンバープレートを確認する

配車サービスを利用するときはなりすましによる被害を避けるため、ナンバープレートを確認してください。グループ旅行で別行動する場合は、他の人に自分の行き先を知らせておくことをおすすめします。

トラブルに遭ったときの対処方法

トラブルに遭ったときの対処方法

Photo by Victor He on Unsplash

海外旅行では思いがけないトラブルに遭うことがあります。突然のトラブルにも落ち着いて行動できるよう対処方法を知っておくと安心です。ニューヨーク旅行でトラブルに遭ったときの対処方法を紹介します。

パスポートの紛失

パスポートを紛失してしまった場合は、まず最寄りの警察署にて紛失証明書を取得します。その後、在ニューヨーク日本総領事館へ連絡してください。パスポートの再発行や出国の手続きについての説明を受けることができます。

新たなパスポートの発行が行われる前に日本に帰国しなければならない場合は、「渡航書発給申請書」を申請すれば、一時渡航書が発行されます。

必要なもの
  • 紛失証明書
  • 紛失届け
  • 戸籍謄本または住民票
  • 航空券または旅券の写し
  • 証明写真2枚4.5×3.5㎝

交通事故・事件

警察・消防・救急車を要する緊急事態時には、「911」に連絡します。英語で説明するのが困難な場合は「ジャパニーズプリーズ」と伝えると、通訳を通してメッセージを伝えることができます。

詳しい対処方法については在ニューヨーク日本国総領事館の「事件や事故に巻き込まれたら」を参考にしてください。

ケガや体調不良

ケガや体調不良の際に安心して利用できる、日本語が通じる病院を紹介します。アメリカの医療費は保険無しでは非常に高額になるので、旅行者保険に加入する場合はどの病院で保険が適応されるのかを事前に確かめましょう。

安心メディカル(Anshin Medical)
エリアNew York, New York
住所36 West 44th St, Suite 303 (5th & 6th Ave) New York, NY 1006
電話番号212-730-9010
ウェブサイトhttp://www.anshinmedical.com/
20 East Medical
エリアNew York, New York
住所20 East 46th St, Suite 202, New York, NY 10017
電話番号212-55-4646
ウェブサイトhttp://www.20eastmedical.com/index-jp.html
Japanese Medical Care
エリアNew York, New York
住所315 Madison Ave, 17th Floor, New York, NY 10017
電話番号212-365-5066
ウェブサイトhttps://www.jmedical.com/

ニューヨークには紹介した病院以外にも日本語対応が可能な病院があります。在ニューヨーク日本国総領事館の「日本語が通じる医療機関」にまとめられています。

ニューヨークの緊急連絡先リスト

ニューヨーク旅行中にトラブルに遭ったときの緊急連絡先です。

緊急連絡先電話番号
警察・消防・救急911
在ニューヨーク日本国総領事館212-371-8222

在ニューヨーク日本国総領事館について

アメリカに滞在する日本人向けに幅広いサポートを行っています。新型コロナウィルスの感染拡大により、営業時間が通常とは異なるため、ウェブサイトにてご確認ください。

基本情報
名称在ニューヨーク日本総領事館
住所299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171
電話番号212-371-8222
ウェブサイトhttps://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

アメリカ・ニューヨーク旅行の治安まとめ

アメリカ・ニューヨーク旅行の治安まとめ

Photo by Nik Shuliahin on Unsplash

ニューヨークを訪れる際は安全のために事前のプランニングや防犯グッズの持参が必須です。ニューヨーク旅行のおすすめ防犯グッズを紹介します。

おすすめの防犯グッズ

おすすめの防犯グッズ
  1. 笛やホイッスル
    襲撃や緊急で助けが必要なときに役立つアイテムです。日本の100円均一などで手に入るので持っておくと安心です。
  2. Googleマップの機能
    タクシーの利用や夜間に出かけるときによく利用されているのが、Googleマップの「現在地を共有」の機能です。単独で出かける際は出発前に友人などと現在地を共有しておくことにより、自分の居場所を知らせることができます。

アメリカ・ニューヨークの治安まとめ

新型コロナウィルスの感染が広がる現在は観光客も少なく、失業者の増加などにより治安も悪化しています。いつどこでデモや抗議活動が勃発してもおかしくない状況です。
外務省の海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録しておくと、旅行先の情報を日本語で受け取ることができるのでおすすめです。本記事で紹介した情報を活用して、安全で楽しいニューヨーク旅行になることを願っています。

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