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中国の天気・気温・服装【エリアの特徴とベストシーズンを大解説】
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「中国旅行を検討しているけど、地域によって気候は違う?」
「初めての中国旅行でどんな服装が良いかわからない!」
「せっかくならベストシーズンに行きたい!」
と、中国各地の気候について気になることはありませんか?
本記事では中国各地の気候や旅行に最適な服装などをご紹介します。
本記事でわかること
- 中国各地の気候
- 季節ごとに適した服装やアイテム
- 季節ごとのおすすめポイント
目次
中国の魅力的な地方都市
photo by Loeng Lig on Unsplash
悠久の歴史と広大な国土を持つ中国には、万里の長城をはじめとする世界遺産や多彩な文化、美しい古都、秘境の絶景スポット、そして各地にある大都市など魅力が満載です。訪れるエリアによって全く異なる楽しみ方ができ、新しい発見ができるでしょう。
そして日本の約26倍で世界4位の広い国土の気候は、それぞれ全く異なっています。そこで今回は人気の観光地の中から、北京、上海、広州、重慶について、気候や服装などをご紹介します。
中国の基本情報
名称 | 中華人民共和国 |
面積 | 約960万㎢ |
人口 | 約14億人 |
公用語 | 中国語 |
通貨 | 人民元 |
人種 | 漢民族(総人口の約92%)および55の少数民族 |
宗教 | 仏教・イスラム教・キリスト教など |
時差 | -1時間 |
チップ | 基本的になし |
中国の各地気候について
全体には温帯に属し、南から北へと赤道地帯、熱帯、亜熱帯、暖温帯、温帯、寒温帯という六つの温度帯に分かれています。北京などがある「華北」は日本の東北地方とほぼ同緯度ですが、夏と冬の気温差は日本よりも大きく、夏でも乾燥しています。
上海などがある「華中」は比較的日本の気候に似ていて、5月~6月にかけては梅雨の季節。西安や新彊ウイグル自治区などがある「西部」は、中国のなかで最も乾燥したエリアで、昼夜の寒暖の差が激しいのが特徴です。
中国の観光スポットについて知りたい方は「中国観光の有名なもの・観光地の有名な場所!中国旅行ガイド!」の記事をご参照ください。
北京の気候・降水量について
photo by zhang kaiyv on Unsplash
北京の気候は四季が明確に分かれています。冬は非常に寒く、1月から3月にかけて氷点下になることがよくあります。春は比較的短く、気温が上昇し花が咲きます。夏は暑く湿度が高く、30度以上になることもあります。秋は涼しく乾燥しており、特に10月は秋の美しい季節として知られています。
北京の平均気温と平均降水量
月ごとの平均気温と降水量
月 | 平均気温(℃) | 降水量(㎜) |
---|---|---|
1 | -2.8 | 2.1 |
2 | 0.6 | 5.6 |
3 | 7.5 | 8.5 |
4 | 15.1 | 21.9 |
5 | 21.3 | 36.5 |
6 | 25.3 | 72.7 |
7 | 27.2 | 170.6 |
8 | 26.0 | 114.1 |
9 | 21.2 | 53.3 |
10 | 13.8 | 29.3 |
11 | 5.2 | 13.7 |
12 | -1.0 | 2.5 |
北京の季節ごとの服装・見どころ
Photo by zhang kaiyv on Unplash
北京は一年を通して気温の変化が大きく、日本と同様に四季があります。雨は一年を通してとても少ないです。夏は非常に暑く35℃を超えることもありますが、日本ほどはジメジメしていません。雨のほとんどは夏に降り、短時間のうちに大量の雨が降ることもあります。
秋は気候が安定し、とても過ごしやすい季節です。冬の寒さは厳しく、平均気温は氷点下となり-10℃を下回ることもあります。乾燥した寒風が吹き雨もほとんど降らないため、非常に乾燥した季節となります。
ここでは季節ごとの服装や持っておくと便利なグッズ、見どころやおすすめスポット紹介します。
春(3月~5月)
気候と服装
3月に冬から春へと移っていき、暖かくなると平均気温は約10℃~25℃となります。春と言っても、3月はまだ東京の冬くらいと考えておくと良いでしょう。また暖かくなっても気温の変化が激しいため、薄手のセーターやジャケット、カーディガンなどを持っておくと良いでしょう。
春の見どころ:玉淵潭公園の桜
北京の桜の名所のひとつである玉淵潭公園には、約40種、約3,000本の桜の木があります。1972年日中国交正常化を記念するため、日本から贈られた1,000本の桜の苗木のうち180本が玉淵潭公園に植えられたことから始まります。
早咲きから遅咲きまで揃い、約1か月にわたってお花見ができるこの公園には、毎年延べ100万人ほどの花見客が訪れていてとても賑やかになっています。
夏(6月~8月)
気候と服装
夏の北京は非常に暑くなります。平均気温は25℃から30℃以上に上昇し、35℃を超える日も多くなってきます。通気性の良い涼しい格好をしましょう。日射しも強いので、日焼け止めやサングラス、帽子などがあると安心です。
雨が降ることもあるため、折り畳みの傘を持って行くことをおすすめします。
夏の見どころ:清凉谷景観地
清凉谷景観地は北京市の北部に位置し、山道をのぼっていくと辿り着きます。そのため都心部よりも涼しく、暑い北京の避暑地でもあります。透明で下が見えるガラスの橋や、水晶で模された万里の長城、天空の鏡や複数の滝などが有名です。そして、最後は山をゴムボートの滑り台で下ることができます。
透明なガラスの橋や水晶で模された万里の長城、天空の鏡、そして山をゴムボートの滑り台で下るなど、ユニークなアトラクションが楽しめて涼しさを感じることができるテーマパークです。
秋(9月~11月)
気候と服装
秋は雨も少なく気候が安定していて、一年を通して一番過ごしやすい季節です。前半は日中でも20℃前後と過ごしやすいですが、11月には冬への移行が始まり、日中でも10℃以下、朝夕はマイナス気温になることも多くなってきます。暖かい格好をし、厚手のコートも必要です。
秋の見どころ:黄花城水長城の紅葉
万里の長城の一部である黄花城水長城は、秋には数万本の樹木が、黄、赤、橙、緑などのさまざまな秋色に色づき、最も美しい時期を迎えます。色づいた山々、湖の青い水、古代の長城が一体となった美しさは圧巻です。
展望台に立つと、まるで童話の世界のような景色を眺めることができ、現実とは思えない体験をすることができます。
冬(12月~2月)
気候と服装
冬の北京は非常に寒く、次第に日中も0℃以下、朝夕は-10℃近くと非常に冷え込んできます。厚手のダウンジャケットは必須で、他にもニット帽や手袋、防寒インナー、ホッカイロといった防寒グッズを用意してください。
乾燥もひどいため、ハンドクリームやリップクリームなどの保湿グッズもあると良いでしょう。
冬の見どころ:龍慶峡氷灯祭り
旧正月の元宵節にちなんで、北京の龍慶峡景勝地では氷灯祭が開催されます。50mを超える高さの凍った滝、雪の山、雪で作られた万里の長城、有名なキャラクターに似た像などのさまざまな氷の像が色とりどりにライトアップされ、多くの人を楽しませています。
見事な氷灯と雪の彫刻が織り成す幻想的な光景を楽しむことができ、特に夜にはライトアップされた作品が一層美しく輝きます。
北京の魅力や観光スポットについてもっと知りたい方は「北京の魅力を大解剖!北京のおすすめ観光スポット5選」の記事をご参照ください。
上海の気候・降水量について
photo by Li Yang on Unsplash
上海の気候も四季がはっきりしています。春は穏やかで花が咲き誇り、夏は暑く湿度が高いです。秋は涼しく快適で、冬は寒冷です。
上海の平均気温と平均降水量
月ごとの平均気温と降水量
月 | 月平均気温(℃) | 月降水量(mm) |
---|---|---|
1 | 5.0 | 67.5 |
2 | 6.5 | 62.9 |
3 | 10.3 | 81.0 |
4 | 15.7 | 77.2 |
5 | 20.9 | 90.6 |
6 | 24.4 | 181.5 |
7 | 28.8 | 144.1 |
8 | 28.5 | 215.5 |
9 | 24.8 | 122.2 |
10 | 19.7 | 61.5 |
11 | 13.9 | 60.5 |
12 | 7.5 | 47.4 |
上海の季節ごとの服装・見どころ
Photo by Ralf Leineweber on Unsplash
上海は日本と同じように四季があり、気候は基本的に東京に似ています。6月頃には梅雨に入り、その後の夏~初秋にかけては台風も多くなってきます。近年の日本と同じように、春と秋は短くて、夏と冬は長く感じられます。
年間の降水量は東京よりも若干少ないほどで、6月~9月に集中しています。
季節ごとの服装や持っておくと便利なグッズと、見どころやおすすめスポット紹介します。
春(3月~4月)
気候と服装
上海の春は暖かく乾燥した気候で、平均気温は10~20℃程度ですが3月初旬はまだまだ冷え込みます。スプリングコートやジャケット、ストールなどで調整すると良いでしょう。
春の見どころ:豫園(ユィユアン)
上海を代表する庭園である豫園は、16世紀の明代の末に18年の歳月をかけて築園されたと言われている美しい庭園です。また、明・清代の街並みを再現した門前町では、上海ならではのグルメやおみやげ品などが揃います。
春には多くの緑の中にツツジやボタンが咲き誇り、美しい景観を楽しむことができます。
夏(5月~8月)
気候と服装
夏は非常に暑く、ジメジメとしています。近年では上海の夏はますます暑くなっており、40℃を超す日も。熱中症にならないようこまめな水分補給などを心がけましょう。一方レストランなど屋内では冷房がとても効いているので、薄手の羽織れるものも準備しておくと安心です。
夏は台風が多い時期で、突然に雨が降ることも少なくないので、折り畳みの傘も準備することをおすすめします。
夏の見どころ:太陽島
上海のバリ島と呼ばれている太陽島は、上海近郊の河に浮かぶ天然の島。東京ディズニーランドの約3倍ほどの面積がある島全体がリゾート地になっており、ホテルやゴルフ場、牧場、屋外プール、温泉等が揃っています。
暑い上海の夏を、様々なアクティビティで思う存分満喫することができるエリアのためとてもおすすめです。
秋(9月~10月)
気候と服装
上海の秋の気温は通常15~25℃で、涼しく天気も良く、屋外観光をするにはベストシーズンと言えます。前半はまだまだ半袖で十分ですが、秋後半はしだいに涼しくなってくるので、半袖+長袖の羽織れる格好をするのがおすすめです。
秋の見どころ:上海蟹
一年中食べられる上海蟹ですが、シーズンである秋の美味しさは格別です。中国では「九雌十雄」と言われ、10月のたくさんの卵を抱いた雌、11月の白子が詰まった雄が絶品とされています。是非上海の秋を味わってみてください。
独特の甘みと旨みが絶品で、蒸し蟹や蟹味噌を使った料理でその美味しさを最大限に楽しめることができます。
冬(11月~2月)
気候と服装
基本的には東京の冬の気候と似ていますが、風が吹き込むため、体感温度はやや低めです。雪が降ることはあまりありませんが、厚手のコートやマフラー、手袋などでしっかりと防寒しましょう。
冬の見どころ:浦東新区
浦東新区は黄浦江と長江河口部の2つの川に挟まれたエリアで、上海の副都心として近代的な高層ビルが立ち並んでいます。夜にはエリア全体がライトアップされ、まるで近未来のような景観が広がります。
特にクリスマスが近くなると、さらに煌めきを増す美しい夜景を散策したり、レストランから楽しんだりすることができ、最高の思い出となること間違いありません。
上海の魅力や観光スポットについてもっと知りたい方は「上海の魅力を大解剖!上海のおすすめ観光スポット5選」の記事をご参照ください。
広州の気候・降水量について
photo by cindy hwang on Unsplash
広州の気候は温暖湿潤で、年間を通じて温暖な気温と高い湿度が特徴であり、特に夏季は多雨で梅雨や台風の影響を受けやすいです。
広州の平均気温と降水量
月ごとの平均気温と降水量
月 | 月平均気温(℃) | 月降水量(mm) |
---|---|---|
1 | 13.8 | 50.9 |
2 | 15.5 | 54.4 |
3 | 18.3 | 96.2 |
4 | 22.5 | 193.3 |
5 | 26.0 | 330.1 |
6 | 27.9 | 364.6 |
7 | 28.9 | 242.5 |
8 | 28.6 | 270.2 |
9 | 27.4 | 202.3 |
10 | 24.5 | 67.3 |
11 | 20.1 | 37.4 |
12 | 15.5 | 34.3 |
広州の季節ごとの服装・見どころ
Photo by Junbin Chen on Unsplash
広州は、中国で年間の平均温度差が一番小さい都市です。山を背にして海に面しているので、温暖多雨で、夏は長く冬は短いという特徴があります。降水量が多く、4~9月は雨季となります。また、8~9月には台風も多くなります。日本の最南端、沖縄の気候ととても似ていて、年間を通して暖かく南国の雰囲気を味わえる都市です。
季節ごとの服装や持っておくと便利なグッズと、見どころやおすすめスポット紹介します。
春(3月~5月)
気候と服装
春の広州は非常に湿っぽいのが特徴です。これは、中国北方の冷気と南方の暖気がぶつかることで起こる華南地方独特の現象で、気温はそれほど高くなりませんが、約1か月間、湿度の高い日が続きます。
1か月間、湿度の高い日が続いた後は本格的な雨季となり、気温も上昇していきます。
春の見どころ:中山記念堂
広州には「花城」(花の都)という別称があるほど1年を通して様々な花が見られますが、春はひときわ美しい花が咲き誇ります。広州の市花である木棉という花の有名な見どころのひとつが中山記念堂。中国革命の父と称えられる孫文を記念して、1931年に建てられた講堂です。
樹齢300年以上の広州でもっとも古い木があり、春には南国を思わせる真っ赤な木棉花を咲かせています。
夏(6月~9月)
気候と服装
広州の夏はとても暑く、7~8月頃は40℃近い日も珍しくはありません。そして雨も多く、昼間は晴天でも夕方になると激しいスコールが降ったり、台風が来たりすることもあります。通気性の良い涼しい服装と、雨具は必ず準備してください。
日差しも非常に強いため、日焼け止めやサングラス、帽子などの紫外線対策もしましょう。
夏の見どころ:広州タワー
広州のシンボル的存在の広州タワー。その高さは600mにもなり、世界でも5本の指に入る高層建築物です。屋外展望台や観覧車などもあり、屋内には遊園地やショッピングセンター、レストランなどのレジャー施設が入っています。
非常に暑く雨も多い夏には、屋内で1日中楽しめる広州タワーがおすすめです。
秋(10月~11月)
気候と服装
秋は暑さも湿度も落ち着き、晴れの日が多く、穏やかな日が続く最も過ごしやすい季節となります。風が吹いて爽やかで、日中は長袖一枚で過ごすことができます。朝夕は涼しくなることもあるので、カーディガンやジャケットがあると安心です。
秋の見どころ:白雲山
白雲山は広州市の北部に位置する名山です。雨が止んで晴れ間が出ると、山に白雲が立ち込め、山と渓流を取り巻くように立ちのぼる姿がとても美しいことから「白雲山」の名がつけられました。
頂上まで登れば広州市が一望できますが、ハイキングが苦手な方は全長1,672mのケーブルカーで山頂まで一気に登ることも可能です。
冬(12月~2月)
気候と服装
広州の冬は雨がほとんど降らず、晴れの日が多く、日当たりも十分です。平均気温が10℃を下回ることはなく、冬でも温暖です。日中はセーターだけでコートがいらない日もあります。しかし、昼夜の寒暖差があるため、脱ぎ着しやすい格好がおすすめです。
冬の見どころ:広州融創雪世界
広州融創雪世界は、華南地区で最大の室内スキー場です。初心者から上級者まで楽しめる4つのコースがあり、世界最大の室内雪遊びエリアも設けられています。
他にも、華南地区で初となる室内温水プールや4D水上シアターなども楽しむことができ、冬でも暖かい広州で北国の冬を体験することができるため、とてもおすすめです。
広州の魅力や観光スポットについてもっと知りたい方は「広州の魅力とおすすめ観光スポット5選【中国在住者が紹介】」の記事をご参照ください。
重慶の気候・降水量について
photo by Jerry Wang on Unsplash
重慶の気候は湿潤亜熱帯気候で、年間を通じて高温多湿であり、特に夏は非常に暑く湿度が高いのが特徴です。降水量は主に夏季に集中し、年間降水量は約1000~1400mmで、冬は比較的穏やかで霧が多いです。
重慶の平均気温と降水量
月ごとの平均気温と降水量
月 | 月平均気温(℃) | 月降水量(mm) |
---|---|---|
1 | 8.2 | 22.8 |
2 | 10.5 | 21.6 |
3 | 15.0 | 63.8 |
4 | 19.5 | 110.6 |
5 | 22.9 | 124.6 |
6 | 25.6 | 210.3 |
7 | 29.4 | 180.8 |
8 | 29.5 | 124.6 |
9 | 24.6 | 141.7 |
10 | 19.2 | 107.6 |
11 | 14.6 | 48.6 |
12 | 9.5 | 23.9 |
重慶の季節ごとの服装・見どころ
Phot by Jerry Wang on Unsplash
重慶の四季は、気温が安定しない春、蒸し暑く長い夏、雨の多い涼しい秋、霧が多く暖かい冬とあらわすことができ、中国で日照時間が一番短い都市のひとつです。雨は5~9月に集中しており、面白いほどに夜に降るため、これまでに多くの詩人が「巴山夜雨」をテーマに詩を作ってきました。また重慶は「霧都」とも言われるほど初春と晩秋に霧の日が多く、街は霧に覆われます。
季節ごとの服装や持っておくと便利なグッズと、見どころやおすすめスポット紹介します。
春(3月~5月)
気候と服装
春は穏やかですが気温変化が激しく、15℃から25℃の間で変動します。重ね着をして、気温にあわせて調節できるような格好が良いでしょう。
後半の5月になると雨の日が増えてくるため、折り畳み傘なども持って行くようにしてください。
春の見どころ:酉陽桃花源
重慶の東にある酉陽桃花源は国家5A級観光景勝地であり、桃花源、鍾乳洞、酉陽古城からなります。春には多くのピンクの桃の花が満開となり、田園と自然が融合した風景は一層華やかになります。美しい風景を見ようと、春は多くの観光客で賑わいます。
その静寂で幻想的な雰囲気と、現実世界を忘れてリラックスできる絶好の場所で最高の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
夏(6月~9月)
気候と服装
重慶は中国の「三大火炉」のひとつで、夏は非常に暑くなります。最も暑い7月には最高気温が44°Cを記録したことも。さらに雨も多く、高温多湿でとても蒸し暑くなります。熱中症にならないよう、日傘や帽子、そしてこまめな水分補給が大切です。日差しも強いため、サングラスや日焼け止めも用意しましょう。
夏の見どころ:洪崖洞
洪崖洞は嘉陵江沿いの斜面に重慶の伝統建築を利用して作られた、観光用商業施設です。施設の中には飲食店・お土産屋・劇場・ホテル等がそろっていて、多くの観光客で賑わっています。特に夜は全体がライトアップされ、その幻想的な夜景は絶好のフォトスポットです。
外観はもちろんのこと、お店の雰囲気や内装、装飾も、まさに中国に来たと感じさせるものばかりです。
秋(10月~11月)
気候と服装
秋は涼しく過ごしやすく、重慶のベストシーズンと言えます。雨も比較的少なく、日中は半袖や薄手の長袖で過ごすことができます。しかし曇りの日などの朝夕は気温が下がるので、カーディガンやフリースなどがあると安心です。
秋の見どころ:長江三峡
長江三峡は長江にある3つの大峡谷の総称で、そのうち塘峡、巫峡の2つは重慶の域内にあります。両岸に標高1,000~1,500メートルもの岩山がそびえ、迫力満点の景色が広がります。
数日かけて三峡を船で巡る川下りがとても人気で、世界各国から観光客が訪れています。
冬(12月~2月)
気候と服装
冬は気温が下がるものの、平均最低気温は6℃~8℃程度と温暖です。東京よりも若干気温は高く、東京の冬と同じような服装で問題ありません。雪もほとんど降らず、日照時間が短いため日がとても短いです。
冬の見どころ:融汇温泉
重慶は温泉地でもあり、たくさんの温泉施設があります。融汇温泉は天然温泉のある非常に大きな温泉施設で、室内温泉や露天風呂、サウナやプールなどがそろっています。レストランやスパなども充実していて、1日中ゆったりと過ごすことができます。また、中国の温泉は水着を着用して入ります。
豊かな自然環境の中で極上の癒しを体験できることで、心身ともにリフレッシュすることができます。
中国の天気・気温・服装まとめ
photo by Chopsticks on the Loose on Unsplash
天気予報の確認
中国でも現地の天気予報を確認することができますが、直近の天気予報を確認するなら日本気象協会の「Tenki.jp」が正確でおすすめです。
また、大きな水害や感染症については外務省の「海外安全ホームページ」で、洪水や停電などの情報は在中国日本国大使館の公式サイトで確認しましょう。
中国の天気・気温・服装まとめ
日本の約26倍で、世界4位の広い国土を持つ中国。今回はその中国の主要な人気観光都市の気候と季節に合わせた服装や便利アイテム、楽しみ方をご紹介しました。この記事が少しでも皆さんの中国旅行のお役立てば幸いです。ブログでは中国各都市の魅力的な観光スポットや治安などについても紹介しています。「中国観光!中国有名なもの・観光地で有名な場所【おすすめ旅行ガイド】」なども是非合わせてご覧ください。
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