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フランスの世界遺産6つ&アクセス方法を紹介【元フランス在住者が紹介】
Photo by Bas van Breukelen on Unsplash
「フランスにある世界遺産が知りたい!」
「世界遺産を満喫するならどのシーズンが良い?」
「世界遺産を訪れるときの注意点はある?」
と、フランスの世界遺産でどこに行くか悩んでいませんか?
本記事では、フランスの世界遺産を紹介します。
本記事でわかること
- フランスにある6つの世界遺産について
- 世界遺産での注意点
- 世界遺産巡りのベストシーズン
目次
フランスの世界遺産ってどんなところ
Photo by Jean-Philippe Delberghe on Unsplash
世界中から多くの人が訪れるフランスの世界遺産について紹介します。
フランスの世界遺産とは
古代ギリシャ、ローマ時代から栄えてきたフランスには多くの貴重な史跡があり、52件の世界遺産が登録されています。その数は、ドイツと並んで世界で3番目に多い数です。
- 美しい建造物
フランスの世界遺産には、宮殿や古城、修道院、大聖堂など、圧巻の美しさを誇る建造物が多くあります。また、ゴシック建築はフランスのパリを中心に広まった建築様式であるので、ゴシック様式の教会なども非常に多くなっています。 - フランスの長い歴史
フランスの世界遺産の時代区分は、先史時代からローマ時代、中世、近現代とさまざまな時代に渡っています。それらの世界遺産が地元の人たちの生活に組み込まれて今も生き続けている姿もまた、世界遺産を鑑賞する楽しみのひとつと言えるでしょう。
世界遺産のベストシーズンと服装
Photo by Roelf Bruinsma on Unsplash
世界遺産を満喫できるベストシーズンと服装の注意点を紹介します。
世界遺産のベストシーズン
フランス南部は地中海気候で、東京に近い気温です。一方北部は海洋性気候で、南部よりも常に3℃前後気温が低くなっています。
全体としては日本と大きく気候は変わらず、どのシーズンでもその季節ならではの魅力を感じることができます。
特におすすめなのは春(3~5月)または秋(9~11月)です。一日中過ごしやすい気候で世界遺産観光を楽しむことができるでしょう。
世界遺産での服装
世界遺産では広大な敷地を散策したりと長い距離を歩くことも多いため、動きやすい服装、履き慣れた歩きやすい靴を履いていきましょう。
世界遺産に敬意を払い、露出が多すぎるなどの失礼な格好は控えるようにしましょう。
フランスの天気・気候について「フランスの天気・気温・服装【エリアの特徴とベストシーズンを大解説】」の記事で解説しているのでぜひご覧ください。
フランスの世界遺産は安全?
Photo by Andrew Boersma on Unsplash
世界遺産の治安と注意点について紹介します。
世界遺産の治安について
パリなどの観光客の多い大都市では、観光客を狙った犯罪集団なども多く注意が必要です。世界遺産にも多くの観光客が訪れるため、スリやひったくり、詐欺などの被害に遭うリスクがあります。どこへ行くにも、慎重に行動をするようにしましょう。
世界遺産観光の注意点
荷物から目を離さない
最も被害に遭いやすいのが、スリです。小さい子どもに財布を盗られたり、犯人の1人に話しかけられている間に他の犯人に財布を抜き取られたりなど、巧妙な手口で観光客を狙っています。
常に自分の荷物から目を離さず、財布やスマートフォンをポケットに入れない、荷物は必ず身体の前で持つ、ファスナーのあるカバンを使うなど、自衛することが大切です。
押し売りに注意
観光客が多く集まるエリアでは、詐欺や押し売り販売も横行しています。寄付と偽ってお金を要求してきたり、お土産を高値で売りつけたりなどの手口です。
声をかけられても無視をして、お土産などは人の多く入っているお店などで購入するようにしましょう。
フランスの世界遺産6つ
Photo by AXP Photography on Unsplash
フランスにある6つの世界遺産とアクセス方法を紹介します。郊外部にある世界遺産にはレンタカーを借りて向かうのが便利ですが、ツアーを利用するのもおすすめです。
フランスの世界遺産1:モン・サン・ミッシェル
フランス北西部の沖に浮かぶ小島モン・サン・ミッシェルは、16世紀に完成したフランスで最も有名なカトリック巡礼地で、世界中の観光客から絶大な人気を誇っています。
島内にはモン・サン・ミッシェル修道院や参道、礼拝堂、そしてレストランはホテルなどがあり、「西洋の驚異」や「海上のピラミッド」とも呼ばれています。
干潮時は陸とつながり、満潮時には孤島になります。夜のライトアップされた姿や、日の出の際のオレンジ色に染まる姿はまさに幻想的です。
基本情報
名称 | モン・サン・ミッシェル |
---|---|
住所 | 50170 Mont Saint-Michel, France |
エリア | フランス西海岸(マンシュ県) |
営業時間 | 1月~4月:9:30~18:00 5月~8月:9:00~19:00 9月~12月:9:30~8:00 |
定休日 | 1/1、5/1、12/25 |
入場料 | なし |
パリのモンパルナス駅からレンヌ駅までは高速鉄道TGVで約1時間半です。1時間に1本程度の本数で運行しています。そこから、1日に2~3本運行している高速バスに乗り換え、約1時間20分かけてモン・サン・ミッシェル駅へ向かいます。到着後は無料のシャトルバスを利用して、修道院のある島へ向かうことができます。
フランスの世界遺産2:ヴェルサイユの宮殿と庭園
1682年に国王ルイ14世によって建てられたヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世の他に王妃マリー・アントワネット、ナポレオンなどフランスが最も華やかだった時代の絢爛豪華な宮殿です。マリー・アントワネットの寝室や鏡の間は、息を呑むほど美しく、当時の空気を感じることができます。
宮殿と庭園のみの見学の場合は半日もあれば充分ですが、全てを見学したい場合は丸一日を抑えるようにしましょう。
フランス式庭園の最高傑作と言われている、広大な庭園も必見です。
基本情報
名称 | ヴェルサイユの宮殿と庭園 |
---|---|
住所 | Place d’Armes, 78000 Versailles, France |
エリア | イヴリーヌ県 |
営業時間 | 9:00~18:30 |
定休日 | 月曜日 |
入場料 | 大人:€32、18歳未満:無料 |
パリ市内から高速郊外列車RERのC路線に乗車し、最寄り駅ヴェルサイユ=シャトーへ向かいます。所要時間は約30分です。そこからは徒歩10分弱でヴェルサイユ宮殿に到着です。
フランスの世界遺産3:シャルトル大聖堂
フランス・ゴシック建築の代表作と言われるシャルトル大聖堂は、パリの南西約80㎞にあるシャルトルにあります。シャルトル大聖堂は聖母マリアに捧げられた聖堂で、世界中から巡礼者が訪れています。
シンボルのひとつである大きなステンドグラスは「シャルトル・ブルー」と称えられ、世界で最も美しいと言われています。太陽の光を浴びたステンドグラスから青い光が射し込んだ聖堂の神々しさを、是非感じてみてください。
基本情報
名称 | シャルトル大聖堂 |
---|---|
住所 | 16 Cloître Notre Dame, 28000 Chartres, France |
エリア | ウール・エ・ロアール県 |
営業時間 | 8:30~19:30(ミサのための入場制限あり) |
定休日 | なし |
入場料 | 教会内部:無料 地下礼拝堂:€5 塔:€6 |
パリのモンパルナス駅から国鉄列車SNCFに乗り約60分で、最寄り駅シャルトルに到着します。そこから徒歩で約10分です。
フランスの世界遺産4:シュリー-シュル-ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷
シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷には、アンボワーズやアンジェ、ブロワ、オルレアン、トゥールなどの歴史的に重要な都市が点在し、300を超える古城があります。その中でも最も有名なのがシャンボール城。440以上の部屋と365の煙突を持つ、最大規模の城です。
シャンボール城以外にもシュノンソー城はフランスの代表的な城郭のひとつと言われ、水辺に佇む白い城館と独特な造りから、ヴェルサイユ宮殿に次ぐ人気の城となっています。
基本情報
名称 | シュリー-シュル-ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷 |
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住所 | 41250 Chambord, France |
エリア | ロワレ県 |
営業時間 | シャンボール城の場合 ・10月~3月:10:00~17:00 ・4月~9月:9:00~18:00 |
定休日 | シャンボール城の場合 1/1、2/4、12/25 |
入場料 | シャンボール城の場合 大人:€11、18歳~25歳:€9、18歳未満:無料 |
ロワール渓谷に点在する古城を巡るには、トゥールからのバスツアーに参加するのがおすすめです。トゥールまでは、パリのモンパルナス駅から高速鉄道TGVで約1時間です。また、ブロワ城やランジェ城、ソミュール城などは鉄道の駅から徒歩でアクセスが可能です。
フランスの世界遺産5:リヨン歴史地区
フランスの南東部に位置するリヨンは「美食の街」とも呼ばれ、フランス最古のローマ遺跡でもある古代ローマ劇場などの、中世都市の趣を残す美しい街です。その旧市街からクロワ・ルースにかけての歴史地区が、世界文化遺産に登録されています。
ヨーロッパ最大規模のベルクール広場や市内を一望できるフルヴィエールの丘、絹織物で栄えたクロワ・ルースなど、見どころが満載です。
旧市街には石畳の路地もあり、散策しながら絶品のフレンチグルメを味わえば最高の旅の思い出となるでしょう。
基本情報
名称 | リヨン歴史地区 |
---|---|
住所 | 18 Rue de la République, 69002 Lyon, France |
エリア | メトロポール・ド・リヨン |
営業時間 | 施設、店舗による |
定休日 | 施設、店舗による |
入場料 | 施設、店舗による |
パリのリヨン駅から、リヨンのパール・デュー駅まで高速鉄道TGV約2時間です。
フランスの世界遺産6:アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群
かつてローマの支配下に置かれ、商業の拠点として繁栄した南仏の街アルル。そこには、円形闘技場や古代野外劇場、地下回廊、コンスタチヌス共同浴場などの、ローマ帝国の偉大さを物語る古代ローマ遺跡が多く残されています。それらローマ遺跡とロマネスク様式建造物群が、世界文化遺産に登録されています。
「夜のカフェテラス」や「アルルの跳ね橋」などは、南仏を愛したゴッホにより描かれたことでも有名で、観光した際はぜひ訪れたいものです。
基本情報
名称 | アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群 |
---|---|
住所 | 13200 Arles, France |
エリア | プロヴァンス |
営業時間 | 施設による |
定休日 | 施設による |
入場料 | 施設による |
パリから行くには、リヨン駅から高速鉄道TGVでアヴィニョン駅まで向かいます(約2時間40分)。次にTERに乗り換え、アヴィニョン中央駅に向かいます(約5分)。そこからまたTERに乗り換え、アルル駅まで約20分で到着です。マルセイユ空港駅から行く場合は、電車で約45分です。
フランスの世界遺産まとめ
Photo by Hendrik Cornelissen on Unsplash
目的別におすすめの世界遺産と楽しみ方を紹介します。
目的別のおすすめ世界遺産
フランスの美しさを感じるなら
かつての宮殿やお城を鑑賞し、当時のフランスに想いを馳せるなら、ヴェルサイユ宮殿、シャルトル大聖堂またはシュリー-シュル-ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷がおすすめです。
豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿では、マリー・アントワネットなどが生きた時代を感じ肌で感じることができるでしょう。シャルトル大聖堂では、ステンドグラスから青い光が射し込んだあまりにも神々しい聖堂に驚くでしょう。そしてロワール渓谷の数多くの古城を見れば、まるでおとぎ話の世界の中に迷い込んだような気分を味わうことができます。
散策を楽しむなら
リヨン歴史地区とアルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群は、その街全体を散策しながら世界遺産を鑑賞することができます。ゆっくりと散策しながら美しい街並み、建造物を見たり、レストランなどで美味しいフランスグルメを楽しんだりと、街全体を楽しむことができます。
一日でさまざまな姿を楽しむなら
モン・サン・ミッシェルは、一日の間にさまざまな姿を見せてくれます。日中も十分魅力的な景色を楽しむことができますが、日の出の頃の姿の神聖さは圧巻です。
近くの小川なども光り輝きます。そして日が暮れてくると潮が満ちていき、空は青や黄金、ピンク色などの様々な色に染まります。日が完全に沈めばライトアップされ、孤島となった姿はまさに幻想的です。
フランスの世界遺産まとめ
フランスには世界で4番目の数を誇る、さまざまな世界遺産が存在しています。どの世界遺産でも、フランスの長い歴史や文化を感じることができるでしょう。そんな魅力たっぷりの世界遺産を訪れてみてはいかがでしょうか?本記事で紹介した情報をもとに、充実した旅行になることを願っています。また、フランスのおすすめ都市については「フランス旅行のおすすめ4都市とフランス在住者が選ぶ観光スポット13選」で紹介しています。
フランスに行った際に使えるWiFi情報については「フランスWiFiどれにする?無料ワイファイ・レンタル・おすすめ紹介も!」の記事をご覧ください。
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