シアトルの治安2024年版【アメリカ旅行でトラブルに遭わない方法】

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「シアトル旅行を検討しているけど、治安は大丈夫？」
「初めてのシアトル旅行で気をつけることは？」
「旅行先でトラブルに遭ったらどうすればいい？」

と、シアトル旅行の不安な点はありませんか？
本記事ではシアトルの治安についてお答えします。

シアトルの治安について

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シアトルは他の大都市に比べると犯罪が少ない都市です。シアトル警察のウェブサイトで報告されている犯罪件数は、強盗や暴行等の重犯罪が減少の傾向にあります。
治安が安定している都市ですが、日本と比べると犯罪が多発しているので旅行中は防犯対策をしましょう。

デモやストライキについて

アフリカ系アメリカ人の殺害事件から始まったブラック・ライブズ・マター（BLM）や、シアトル警察官に対する不信から起きたDefund Seattle Police department、アジア人をターゲットにした無差別犯罪に関するヘイト・クライムなどのデモが起きています。

昨年はデモによる夜間外出禁止令も発令されています。前年に比べるとデモの数は減っていますが、まだ活動を行っている団体も多く、特にキャピトルヒルでの活動が多いです。デモの情報は在シアトル日本国領事館のウェブサイトで確認できます。

交通事情・事故について

朝と夕方の通勤、帰宅ラッシュ時は渋滞が起きます。雨の日は非常に道が滑りやすくなっているため、衝突事故が多発します。車を運転する際は車間距離に気をつけましょう。また、一般道は一方通行が多いです。ダウンダウンは特に一方通行が多いので、間違って反対車線に入らないようにしましょう。

元シアトル在住者の体験談

6年間ほどシアトルのキャピトルヒル地域に住んでいましたが、アジア人の人口が多いのでとても住みやすい町でした。幸せなことに、一度も危険な目に遭ったことがありません。
ただし、海外にいるということを忘れずに夜間の1人歩きをしない、人通りの少ない場所には行かないなど、常に身の安全を守ることを心がける必要があります。

シアトル旅行の注意点

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シアトル旅行にて注意すべき点を紹介します。

注意点1：夜間の1人歩き

シアトルは安全な都市といっても夜間の1人歩きは危険です。日中は人の通行が多くて安全な場所でも夜になると人がいなくなり、雰囲気がガラッと変わります。宿泊先が近いからといって、夜遅くに歩いて帰るのは危険です。極力夜間の1人歩きは避けるか、数人で行動するようにしましょう。

注意点2：バス、電車の利用

日本と違い、バスや電車などの公共機関の利用時も注意が必要です。トラブルに巻き込まれないためにホームレスや不審者がいたら距離をとりましょう。また、置き引きが発生しているので、所持品はしっかり管理しましょう。

注意点3：ホームレスに近づかない

街中を歩いていると至る所にホームレスがいます。基本的に危害を与えてくることはありませんが、食べ物やお金をせがむ人もいます。ホームレスの中にはドラッグ中毒の人もいます。危険な目に遭わないために街中でホームレスを見かけたときは距離をとる、目を合わせないなどして直ちにその場を通りすぎましょう。

注意点4：Uberの利用

Uberドライバーの車は一般車との区別ができないので到着してもすぐに乗車せず、ドライバーの名前と車種、ナンバープレートを確認しましょう。実際にUberドライバーを装った犯罪が起きています。

シアトルの治安が悪いエリア

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シアトルの治安が悪いエリア、注意が必要な観光スポットを紹介します。

ダウンタウン

ダウンタウンはホテルが集まるエリアで滞在先に便利ですが、観光地や夜間は注意が必要です。ショッピングモールや観光地がたくさんあり、観光客が多いダウンタウンはスリやひったくりが多発しています。また、日中は観光客やビジネスマンで賑わっていますが、日が沈むと人通りが少なくなるので雰囲気が変わります。

ベルタウン

ダウンタウンの北側に位置するベルタウンも日中から浮浪者が多くうろついています。ホテル、レストラン、バーが多いエリアですが、外出時には注意が必要です。

チャイナタウン

シアトルのダウンタウンから少し南にあるチャイナタウン（インターナショナルディストリクト）は治安が悪く、日頃からシアトル警察がパトロールを強化している地域です。日中からホームレスのような浮浪者が道をうろついており、物乞いをしています。

恐喝などの犯罪も多い地域で、歩いていたらいきなり怒鳴られるなどの被害も多いです。日中でも人通りの少ない薄暗い裏通りは避けましょう。夜になるとさらに人通りが少なくなり、治安が悪くなるので近寄らないでください。

キャピトルヒル

おしゃれなバーやカフェ、話題のレストランなどがたくさんあるキャピトルヒルも犯罪の多い地域です。日中は平和ですが、夜はバーやレストランで賑わうので酔っ払いが道端で喧嘩をするのが日常茶飯事です。ドラッグをしている人もたくさんいるため、バーで声をかけられても応じないようにしましょう。

注意が必要な観光スポット

3rd and Pine Street

交通機関が集中しているので人通りが多いですが、ホームレスや浮浪者も多く、事件が多発している通りです。昨年、3rd and Pine Streetで銃撃の事件も起きています。
また、3rd and Pine Street から数ブロック離れた場所にあるウエストレイクセンター周辺も犯罪が多いので日中でも気をつけましょう。

カールアンダーソンパーク

カールアンダーソンパークは日中だとスポーツやピクニック、ドックランをしている人で賑わっています。しかし、昨年に警察を排除した自治区の一部であるため、それに伴い移動してきたたくさんのホームレスが未だに公園内で生活しています。夜は日中とは雰囲気が豹変し、地元の人も避ける場所です。

シアトルの治安が良いエリア

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治安が良いエリアとおすすめの滞在先、観光スポットを紹介します。

フリーモント

シアトルの北側に位置するフリーモントはダウンタウンとはまた違う雰囲気があり、徒歩圏内にブティックやビンテージショップが立ち並びます。お買い物の好きな女子の旅にはぴったりの観光地です。

マグノリア

エリオット湾の北部に位置するマグノリアはシアトルの高級住宅地で有名です。マグノリアの最北部にあるディスカバリーパークには短いハイキングコースがあり、都会にいないながら自然を存分に楽しめます。

おすすめの宿泊エリア

ダウンタウン

ダウンタウンにはシェラトン、ハイアット、フォーシーズンズなどといった4つ星以上のホテルが集まっています。観光地へのアクセスが良く、旅行中の移動に便利です。

ベルビュー

シアトルから車で20分ほどの距離にあるベルビューはたくさんの日本人が住んでいます。マイクロソフトの本社もあり、裕福層が住んでいます。大きなショッピングモールもあり、便利なエリアです。

治安が良い観光スポット

パイクプレイスマーケット

アメリカ最古の木造マーケットのパイクプレイスマーケットにはスターバックス1号店、有名なガムウォール、フィッシュマーケットがあります。観光地として整備されているため、比較的安全です。

ウッドランドパーク動物園

シアトルのダウンタウンから車で15分ほどの距離にあるウッドランドパーク動物園は、92エーカー（東京ドーム8個分）の広さを誇り、300種類以上の生き物ができるだけ自然に近い形で展示されています。整備されているので安心して園内を回れます。

シアトルの観光スポットは「シアトルの魅力とおすすめ観光スポット4選【アメリカ在住者が紹介】」の記事をご参照ください。

シアトル旅行の防犯対策

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シアトル旅行中の防犯対策を紹介します。

防犯対策1：荷物の管理を徹底する

置き引き、スリに遭わないために、荷物から目を離さないようにしましょう。レストランでお手洗いに立った際はカバンを席に置いていかないでください。日本と違い海外は置き引きの犯罪件数が多いです。

防犯対策2：夜は出歩かない

暗くなってからの徒歩移動は避け、移動する際はUberやタクシーを利用しましょう。また、人通りの少ない道には入らないといった注意も必要です。

防犯対策3：危険な地域を予め調べる

あまり治安の良くない地域にも観光スポットはあります。行かないほうが良い場所、危険な地域を事前に調査しておきましょう。

防犯対策4：知らない人とはなるべく会話しない

フレンドリーなアメリカ人は、知らない人にも道端でいきなり話しかけます。ほとんどの場合は悪意のない会話ですが、時には良い人を装って話しかけてきて、物乞いをする人もいます。道端でいきなり声かけられた際はすぐにその場を離れましょう。

防犯対策5：車内に物を置かない

レンタカーを利用する場合は、車の外から見える場所に荷物を置かないでください。車上荒らしの被害を避けるために、持ち歩けない荷物がある場合はトランクに入れるのがおすすめです。

トラブルに遭ったときの対処方法

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シアトルはアメリカの中でも比較的犯罪の少ない都市です。しかし、いつ海外旅行中にトラブルに巻き込まれるかはわかりません。対処法を知っていればトラブルに巻き込まれたときも落ち着いて対応できます。

パスポートの紛失

パスポートを盗難・紛失し、帰国までに新規旅券の発給を待てない場合は「帰国のための渡航書」を申請する必要があります。詳しくは在シアトル日本国総領事館の「盗難・紛失・焼失の届出／帰国のための渡航書」をご確認ください。

交通事故

負傷者がいないか確認して直ちに警察を呼びましょう。自分に非があるかないかにかかわらず、警察が到着するまでは話し合いは控えましょう。

車に破損があり保険を通して修理する際、双方の名前、生年月日、車種、車のナンバープレート、自動車保健証が必要になります。

ケガや体調不良

シアトルは日本人の人口も多く、多くの病院が日本語の通訳を頼めます。命に関わる緊急時は直ちに911に連絡して救急車を呼ぶか、最寄りの病院の緊急処置室（Emergency Room）に行ってください。

日本語対応が可能な病院

バージニア・メイソン・メディカルセンター

ポーリークリニック

シアトルの緊急連絡先リスト

警察、消防、救急の緊急連絡先は「911」です。英語が伝わらない場合でも「Japanese Please」と伝えると日本語が話せる人につないでくれるので、日本語対応のオペレータに変わったら、落ち着いて状況を説明しましょう。

在シアトル日本国総領事について

在シアトル日本国総領事は旅行中に事故や事件などのトラブルに遭ったときのサポートをしています。また、シアトルの治安や渡航に必要な情報も発信しています。

基本情報

シアトル旅行の治安まとめ

Photo by Brandon DesJarlais on Unsplash

日本と比べると注意が必要ですが、防犯対策をすれば安全に旅行できます。旅行中は身の回りに注意を配ることを忘れないようにしましょう。

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