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バルセロナの治安と注意点【スペイン旅行でトラブルに巻き込まれないために】
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「バルセロナ旅行を検討しているけど、治安は大丈夫?」
「初めてのバルセロナ旅行で気をつけることは?」
「旅行先でトラブルに遭ったらどうすればいい?」
と、バルセロナ旅行の不安な点はありませんか?
本記事ではバルセロナの治安についてお答えします。
本記事でわかること
- バルセロナの治安
- 危険なエリアと安全なエリア
- バルセロナ旅行の防犯対策
- トラブルに遭ったときの対処方法
目次
バルセロナの治安について
Photo by Dennis van den Worm on Unsplash
スペインのバルセロナは世界の中でも大変人気のある観光地です。日本からも、毎年多くの観光客が訪れます。
しかし、2019年9月6日に外務省の海外安全ホームページで「スペイン:バルセロナ市における治安悪化に関する注意喚起」が発表されました。バルセロナの治安についての最新動向は、かならずチェックするようにしてください。
バルセロナでよく起こる犯罪例
スリ
日本人観光客が被害に遭いやすい犯罪として、スリがあります。特に、「ケチャップスリ」という、ケチャップ等の液体を服や荷物に着けてきて、親切を装いふき取るふりをしながら、貴重品等を盗難する行為が横行しています。
「液体が付いているから、拭くのを手伝う」と声をかけられても、無視してその場を離れましょう。
置き引き
置き引きも、日本人観光客が被害に遭いやすい犯罪です。観光地のベンチに座っている際や、飲食店などで被害が起きやすいと言われています。話しかけたりコインを落とすなど、気をそらす行為をして荷物を盗難します。
持ち歩く貴重品は最小限にし、貴重品はショルダーバッグなどの身に着けられるカバン等に入れておくようにしましょう。
偽警察官による詐欺
バルセロナでは、偽の警察官が観光客に近づき、パスポートや所持品のチェックを装って詐欺を行うケースがあります。彼らは制服を着ていないことが多く、偽の身分証を見せて信用させ、貴重品を確認するふりをして盗んでしまいます。
本物の警察官かどうか疑わしい場合は、身分証の提示を求め、すぐに近くの人や店舗に助けを求めるか、本物の警察に連絡しましょう。
交通事情・事故について
バルセロナでは、近年の日本と同様、オーバーツーリズムが問題になっています。オーバーツーリズムとは、観光地において観光客の増加等が、地域住民の生活や自然環境、景観等に対して受け入れ限度を超えてしまうことです。
特に繁華街や観光スポット周辺で混雑が発生しており、交通渋滞を引き起こしています。バルセロナ市は観光客の分散や公共交通機関の強化を通じて対策を講じています。
バルセロナ旅行の注意点
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バルセロナ旅行の注意点を3つ紹介します。
注意点1:喫煙事情
バルセロナをはじめスペインでは、駅や空港などの公共の施設やホテル、バルやレストラン等の屋内は全面禁煙です。ただし、バルやレストラン(高級レストランを除く)ではテラス席が設けられており、そのような場所で喫煙することができます。
喫煙ルールを破った場合は、罰金を科せられることもあります。
注意点2:交通ルール
バルセロナ市内は道路が狭く、駐車スペースが慢性的に不足しています。そのため、路上駐車が一般的です。また、バイクの通行が多く、自由奔放な運転が行われているため、車との接触事故が頻発しています。
信号が青になる前の見切り発進や歩行者の信号無視もよく見られますので、注意が必要です。
平日の午前9時前や、夕方18時~19時頃は、通勤時間のため道路が非常に混雑することがあります。
注意点3:飲酒事情
バルセロナでは、18歳以上から飲酒をすることができ、公共の場での飲酒は基本的に禁止されています。
路上で飲み物の空き容器を持ち歩くことは禁止されていますが、祝祭日やイベントの際には屋外での飲酒が特別に許可されることもあります。
バルセロナの治安が悪いエリア
Photo by Ennio Dybeli on Unsplash
バルセロナは世界中から観光客が集まる場所なので、観光客を狙った犯罪が起こりやすい場所です。特に観光地は混雑しており、犯罪被害に遭いやすくなっています。
以下は、バルセロナの中でも比較的治安が悪いと言われるエリアです。
バルセロナ空港(Plaça de Catalunya, La Rambla)
スペイン・バルセロナの玄関口であるバルセロナ空港。空港に着いたばかりの、土地勘のない観光客はとても狙われやすいです。特に人の多いコンコースなどでは、貴重品やスーツケースから目を離さないようにしましょう。
サンツ駅(Estació Sants)
サンツ駅は、スペインのバルセロナにある最大の鉄道駅です。そのため、他の都市から到着したばかりの人が多く、そんな観光客を狙ったスリや置き引き等の犯罪が頻発しています。また、電車内でもスリ被害に遭うことがあります。
集団に囲まれたり、近づいてきたり押してくるような人がいたら、すぐ車両を変えるなどしてください。
注意が必要な観光スポット
サグラダ・ファミリア周辺(Sagrada Família)
サグラダ・ファミリアは、バルセロナの中でも最も多くの観光客が集まる場所です。そのため、観光客を狙ったスリや置き引きが頻発しています。
スマホや財布、カメラなどを出しっぱなしにしていたり、カバンのすぐに取り出せるところに入れていると、狙われやすいです。
つい観光に夢中になってしまうかもしれませんが、警戒心を持っておくことが重要です。
カタルーニャ広場、ランブラス通り(Plaça de Catalunya, La Rambla)
カタルーニャ広場は、バルセロナの繁華街の中心で、ランブラス通りは、カタルーニャ広場から港まで約1.2キロにわたって続くメインストリートです。
デパートやホテル、銀行などが集まっており、リセウ大劇場やサン・ジュゼップ市場など観光の見どころが点在しているため、朝から夜遅くまで人々で賑わっています。そのため、観光客を狙ったスリや置き引き、ケチャップスリなどが横行しています。
カンプノウ・スタジアム(Spotify Camp Nou)
カンプノウ・スタジアムは、世界的にも有名なサッカークラブ、FCバルセロナのホームスタジアムです。世界中から試合を見に人々が集まるため人が多く、熱狂的な雰囲気に乗じてスリや置き引きが起きることがあります。
入場前にスタジアムの入り口から離れた場所で「チケットをチェックする」と言われたら、詐欺の可能性が高いため、入場ゲートまでチケットを出さないほうがよいでしょう。
スタジアム内で「もっと良い席に案内する」と声をかけられ、お金を請求されるケースもあります。
バルセロナの治安が良いエリア
Photo by Camille Minouflet on Unsplash
バルセロナはどの場所も滞在するのに魅力的な都市ですが、そのなかでも比較的治安の良い、おすすめの宿泊エリアを紹介します。
おすすめの宿泊エリア
バルセロナには、観光客にとって安全な宿泊エリアもあります。以下に、おすすめの宿泊エリアをご紹介します。
グラシア通り
グラシア通りもバルセロナの有名な大通りですが、こちらは高級ブランドのショップや高級ホテルが集まっていて、比較的治安が良いとされています。
おしゃれな雰囲気で観光にも便利なので、宿泊するにはおすすめです。
治安が良い観光スポット
バルセロナには治安が良く、安心して観光できるスポットがたくさんありますが、その中でも特におすすめのスポットを紹介します。
カサ・ミラ(Casa Milà)
カサ・ミラは、バルセロナのグラシア通りにある、アントニ・ガウディ作の建築作品で、世界遺産に登録されています。曲線的なフォルムと独特の外観が特徴で、「石切りの家」とも呼ばれています。内部は見学可能ですが、現在も実際に住居として利用されている、とてもユニークな建物です。
カサ・パトリョ(Casa Batlló)
カサ・パトリョも、グラシア通りにあるアントニ・ガウディ作の建築作品です。カサ・ミラと同じく、世界遺産に登録されています。この建物は、大繊維業者ジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバスの邸宅をガウディが改築したもので、曲線的なデザインやステンドグラスの装飾が特徴です。
屋根の一部はドラゴンの背中に見立てられ、竜退治の伝説を表現しています。内部も魅力的で、自然光を効果的に取り込んだデザインが見どころです。
バルセロナ旅行の防犯対策
Photo by Erwan Hesry on Unsplash
バルセロナ旅行の際に必要な防犯対策を紹介します。
- 歩きスマホをしない
- 夜間には外出しない
- 貴重品の管理を徹底する
防犯対策1:歩きスマホをしない
日本では地図アプリやSNSを見るために歩きながらスマホを操作するのは普通かもしれません。しかし、バルセロナの特に人通りの多いエリアでは、貴重品を丸出しにして歩いているようなものですので、犯罪者に狙われやすくなります。
スマホを見る際は人混みを避けて止まって見ることや、なるべく紙の地図を利用することをおすすめします。
防犯対策2:夜間には外出しない
スペインはバル文化などもあり、ナイトライフも魅力の一つです。しかし、治安の悪いエリアが観光地周辺にも混在しているため、トラブルを避けるためには、外が暗くなる前に安全なホテルに戻ったほうが良いでしょう。特に女性が一人で行動する際には、注意が必要です。
防犯対策3:貴重品の管理を徹底する
オーバーツーリズムが問題になるほど、バルセロナの有名観光地は人でごった返しています。そのため、いつでもスリや窃盗の被害にあう可能性があるものとして、警戒を緩めず過ごすことが重要です。貴重品はホテルのセーフティーボックスなどに預けるようにして、持ち歩くものは必要最低限にしましょう。
チャック付のショルダーバッグなど、持ち歩くカバンは安全性の高いものを利用するようにしましょう。
トラブルに遭ったときの対処方法
Photo by Dorian D1 on Unsplash
海外旅行は楽しい思い出だけで終わることができれば良いのですが、いつトラブルに巻き込まれるかわかりません。ここではバルセロナでパスポートを紛失した、交通事故に遭った、体調不良になった際の対処の仕方について、紹介したいと思います。
パスポートの紛失
パスポートの盗難にあったり、紛失してしまったりなどして、帰国までにパスポートの再発行が間に合わないという場合、「帰国のための渡航書」を申請する必要があります。
- 最寄りの警察署に行き、盗難届出書(JUSTIFICANTE DE DENUNCIA)を作成してもらう。
- 在バルセロナ日本国総領事館に連絡し、手続きの予約を取る。
- 領事館から指示された書類を提出する。
- 手数料を支払う。
「帰国のための渡航書」の申請については、「在バルセロナ日本国総領事館ホームページ」をご確認ください。
交通事故
バルセロナで警察や救急車を呼ぶ場合、「112」に電話をします。この番号は、EU圏内共通の番号です。
事件や事故に巻き込まれてしまったときに備え、あらかじめ海外旅行保険などに加入しておけば、通訳サービスを受けられるところもあるため安心です。
ケガや体調不良
バルセロナの病院には、残念ながら日本語の通じるところはないようです。心配な方は通訳サービスのついている海外旅行保険を選ぶと良いでしょう。以下は救急も受け入れている市内の病院です。
CLINICA CORACHAN
住所 | CARRER BUIGAS, 19-08017 BARCELONA |
---|---|
電話番号 | +34-93-254-5800/+34-93-254-5807(救急) |
HOSPITAL UNIVERSITARI DEXEUS
住所 | CALLE SABINO ARANA, 5-19 FLOOR 1, 08028 BARCELONA |
---|---|
電話番号 | +34-93-227-4747 |
バルセロナの緊急連絡先リスト
スペインの警察、消防、救急の緊急連絡先は「112」です。もしものときのため、緊急連絡先を控えておくようにしましょう。
緊急連絡先 | 電話番号 |
---|---|
警察・消防・救急 | 112 |
在バルセロナ日本国総領事館 | +(34) 93-280-3433 |
在バルセロナ日本国総領事館について
在バルセロナ日本国総領事館では、旅行中の事故や事件など、トラブルに遭ったときのサポートをしてくれます。
基本情報
名称 | 在バルセロナ日本国総領事館 |
---|---|
住所 | Avda. Diagonal, 640, 2a planta D, 08017 Barcelona |
電話番号 | +(34) 93-280-3433 |
バルセロナ旅行の治安まとめ
Photo by Benjamín Gremler on Unsplash
旅行中は無用なトラブルに巻き込まれないよう、十分注意して行動してください。バルセロナ旅行に持っていくと便利なグッズを紹介します。
バルセロナ旅行のおすすめのグッズ
ポケットWi-Fi
ポケットWiFiを持ち歩いていれば、旅行中でも手軽にインターネットにアクセスすることができます。地図アプリでの道案内や、現地情報の調べ物、さらには緊急時の連絡手段としても非常に役立ちます。特に初めてのバルセロナ旅行では、安心して観光を楽しむために欠かせないアイテムです。
ワイヤーロック
スーツケースやバッグをしっかりと施錠することで、盗難や中身の無断開封を防止できます。観光地や公共交通機関では、スリや盗難のリスクがあるため、荷物の安全を確保するためにワイヤーロックを活用しましょう。軽量で持ち運びが簡単なものを選ぶと便利です。
パスポートケース
パスポートやクレジットカード、現金などの貴重品をまとめて収納できるパスポートケースは、旅行中に特に重宝します。RFIDブロッキング機能付きのケースを選べば、スキミング被害からも守ることができ、安心感が増します。首から下げるタイプや、バッグに取り付けられるタイプなど、自分に合ったスタイルのものを選ぶと良いでしょう。
バルセロナの治安まとめ
バルセロナは安全で人気のある観光地ですが、一部地域では治安の問題があるため、そのような場所ではいつも以上に十分注意して行動するようにしましょうまた、特に人の多い場所では貴重品の管理には十分注意し、夜間の移動は避けると良いでしょう。本記事の情報を参考にして、バルセロナ旅行を安全に楽しんでもらえたら嬉しいです。また、バルセロナを含むスペイン旅行でのWiFiに困ったら「スペインWiFiどれにする?無料ワイファイ・レンタル・おすすめ紹介も!」の記事をご覧ください。
外務省の海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録しておけば、旅行先の情報を日本語で受け取ることができるためおすすめです。本記事で紹介した情報を活用し、楽しく安全な旅行になることを願っています。
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