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カナダ
更新日:2024.3.15

カナダの天気・気温・服装【エリアの特徴とベストシーズンを大解説】

カナダの天気・気温・服装【エリアの特徴とベストシーズンを大解説】

Photo by jason-hafso on Unsplash

「カナダ旅行を検討しているけど、地域によって気候は違う?」
「初めてのカナダ旅行でどんな服装が良いかわからない!」
「カナダ旅行のベストシーズンはいつ?」

と、カナダ各地の気候について気になることはありませんか?
本記事ではカナダ各地の気候や旅行に最適な服装などをご紹介します。

本記事でわかること

  • カナダ各地の気候
  • 季節ごとに適した服装やアイテム
  • 季節ごとのおすすめポイント

カナダの魅力的な地方都市

カナダの魅力的な地方都市

Photo by john-lee on Unsplash

日本人にとってワーキングホリデーや留学に人気のカナダ。今回は太平洋に面したバンクーバー、カナダの最大都市トロント、フランス系の住民が多いことで知られるモントリオールについて、気候や服装などをご紹介します。

カナダの基本情報

国名カナダ
面積約998.5平方キロメートル
人口約4,000万人
公用語英語、フランス語
通貨カナダドル
人種ヨーロッパ系白人が70%など
宗教キリスト教、無宗教など
時差日本から-12.5時間~-17時間
チップ基本的に合計金額の15%~20%

カナダの各地気候について

カナダは国土全てが高緯度に位置するため、ほとんどが亜寒帯気候もしくは寒帯気候に属しています。カナダ北部では永久凍土が多くあり、人が住んでいない地域も少なくありません。一方、東西方向には都市が分散しており、都市間で数時間の時差があります。

バンクーバーの気候・降水量について

バンクーバーの気候・降水量について

Photo by mike-benna on Unsplash

バンクーバーの気温

バンクーバーはカナダの中では珍しく西岸海洋性気候(Cfb)に分類されています。カナダ屈指の温暖な都市で、四季があり、冬の冷え込みが最も少ない都市です。

バンクーバーの降水量

夏に雨が少なく冬に雨が多い特徴があります。また、年間の降水量はカナダ国内でもトップクラスの多さで、別名「レインクーバー」と呼ばれているほどです。

バンクーバーの月ごとの気温と降水量
平均気温(℃)降水量(㎜)
1月2.9312
2月3.2200
3月4.9257
4月7.8181
5月11.8120
6月14.7103
7月17.956
8月18.275
9月14.8123
10月10253
11月5.5362
12月2.7309

バンクーバーの月ごとの気温と降水量

出典:世界各都市の気候データ

バンクーバーの季節ごとの服装・見どころ

バンクーバーの季節ごとの服装・見どころ

Photo by guillaume-jaillet on Unsplash

季節ごとの服装や持っておくと便利なグッズと、見どころやおすすめスポットを紹介します。

春(4月~6月)

気候と服装

4月頃から徐々に暖かくなり始めますが、日によっては雪が降ることもあるため、まだ冬服は手放せません。5月以降は日中であれば長袖シャツ程度で過ごせる日が出てきます。

服装のポイント

この時期は日ごとや日中の寒暖差が激しいため、厚手のジャケットから薄手の羽織ものまで幅広く用意しておくと安心です。

春の見どころ:クイーンエリザベス公園

クイーンエリザベス公園はバンクーバー南の丘にある公園で、春には満開の桜を見ることができます。また、公園から見える市街地と一面の海は絶景で、多くの人で賑わっています。

夏(7月~9月)

気候と服装

この時期は日中ですと半袖でも問題なく過ごせるようになります。また、雨が少なく、日没も遅くなるため、1日中快適にバンクーバーを満喫することができます。

服装のポイント

朝晩は少し冷え込むことがあるため、羽織ものを1枚用意しておくと安心です。

夏の見どころ:イングリッシュベイ

イングリッシュベイはバンクーバーにある有名なビーチの一つで、夕方には美しいサンセットを見ることができます。また、7月終わりから8月頭にかけてホンダの開催する大きな花火大会が行われます。

秋(10月~11月)

気候と服装

気温が下がりだし雨も増え、日照時間が急激に減少していきます。バンクーバーの秋は短めなので、早めに冬服を出しておきましょう。

服装のポイント

春と同様に寒暖差が激しくなります。さまざまな気温に対応できるよう、数種類の上着を用意しておきましょう。

秋の見どころ:スタンレーパーク

スタンレーパークはバンクーバーの中心部近くにある大きな公園で、公園内には水族館やローズガーデンなどがあります。公園から街の中心部に伸びる遊歩道沿いにはたくさんの木々が並んでおり、秋には色とりどりの紅葉となります。本格的に寒くなる前に、遊歩道を散歩しながら紅葉狩りをするのがおすすめです。

冬(12月~3月)

気候と服装

カナダの中では温暖なバンクーバーの冬ですが、東京よりは寒いです。また、雨が増えるため、体感温度は気温以上に低いこともままあります。防寒対策には万全の注意を払いましょう。

服装のポイント

コートや手袋などの防寒着のほか、登山用などの暴風防水のジャケットがあれば急な雨にも安心できます。

冬の見どころ:キャピラノ渓谷

キャピラノ渓谷にある吊り橋が有名スポットです。クリスマスの時期にはたくさんのイルミネーションが施されるため、カナダの自然とイルミネーションによるライトアップにより、日本では味わえない幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

バンクーバーの天気・気温・服装についてもっと知りたい方は「バンクーバーの天気・気温・服装を大解説【カナダ旅行のベストシーズンは?】」をご参照下さい。

トロントの気候・降水量について

トロントの気候・降水量について

Photo by conor-samuel on Unsplash

トロントの気温

トロントはカナダ南部にあり、アメリカとの国境近くにある都市です。カナダ国内では屈指の低緯度であり四季があるものの、1日の寒暖差が激しく、また冬は最高気温が氷点下になる日もしばしばあるほど冷え込みます。

トロントの降水量

年間を通して降水量が一定である特徴があります。また、年間の降水量も少なめです。

トロントの月ごとの気温と降水量
平均気温(℃)降水量(㎜)
1月-4.464
2月-4.454
3月-0.359
4月5.880
5月12.376
6月18.281
7月21.974
8月21.569
9月18.273
10月11.478
11月569
12月-0.668

トロントの月ごとの気温と降水量

出典:世界各都市の気候データ

トロントの季節ごとの服装・見どころ

トロントの季節ごとの服装・見どころ

Photo by alex-shutin-uhn on Unsplash

春(4月~5月)

気候と服装

4月頃から徐々に暖かくなり、5月には平均気温が10度を超えるため過ごしやすくなります。ただし朝晩は冷え込むため、十分な防寒対策が必要です。

服装のポイント

まだ布団をしまったり衣替えをするには早いです。日本の冬と同様の防寒対策をしておくとちょうど良いでしょう。

春の見どころ:トロント・ブルージェイズ

アメリカのメジャーリーグ30球団のうち、唯一カナダに本拠地を置くのがトロント・ブルージェイズです。毎年4月頃にシーズンが開幕するので、野球好きの方は是非一度試合を見に行ってみてはいかがでしょうか。

夏(6月~9月)

気候と服装

6月以降も気温は上がり続け、7月8月になると日中30度を超える日も出てくるため、日本の夏と同様の感覚で過ごすことができます。一方、9月中旬頃からは徐々に気温も下がり始めます。急に下がる日もありますので、衣替えは早めに行うようにしましょう。

注意ポイント

日本より日差しが強いため、日焼け対策とサングラスなどの紫外線対策は日本以上に行うようにしましょう。

夏の見どころ:ナイアガラの滝

トロントに来たからには、アメリカとの間にある世界三大瀑布の一つであるナイアガラの滝には是非行ってみましょう。一年を通して観光でき、夜にはライトアップショーが開かれています。最もおすすめの季節は夏で、理由は水飛沫がかかることがあるためです。冬のカナダで水飛沫を浴びるのはとても寒いです。これが夏ですとむしろ涼むことができるため、ナイアガラの滝を訪れるなら夏がベストです。

秋(10月)

気候と服装

トロントの秋は短く、9月中旬あたりから気温が下がり始めると一気に冬まで行ってしまいます。天気予報で気温をチェックして、その日にあった服装を選びましょう。

服装のポイント

春と同様に寒暖差が激しくなるので、早めに冬服を出し、外出時には上着を持ち歩くように心がけましょう。

秋の見どころ:ドン・リバー・バレー・パーク

ドン・リバー・バレー・パークはトロント随一の紅葉の名所です。カナダでは国旗にも描かれているカエデなど、日本ではあまりみられない木々の変化を楽しむことができます。ドン・リバー・バレー・パークは地下鉄で行くことができるため、紅葉の季節には多くの人で賑わいます。特にリーサイド橋からの景色が絶景だと評判です。

冬(11月~3月)

気候と服装

トロントの冬は長く、5ヶ月から場合によっては半年ほど続きます。特に12月~2月までは平均気温が氷点下となるため、多くの日本人にとって経験したことのない寒い日々が続きます。また、吹雪や降雪もあるため、雪用の靴などの雪対策も必要です。雪に慣れていない方は特に注意しましょう。

注意ポイント

ヒートアイランド現象が顕著なトロントでは、同じトロント内でも都市部と郊外では大きく気温が異なることがあります。トロント郊外に行く際は、特に防寒と雪の対策が必要です。

冬の見どころ:クリスマスマーケット

11月中旬から大晦日にかけて大規模なクリスマスマーケットが開かれています。クリスマスツリーの点灯式などのイベントや、たくさんのフードスタンドが出店されるなど、連日賑わいを見せています。イルミネーションもあるので、ただ散策するだけでも雰囲気を味わうことができます。

モントリオールの気候・降水量について

モントリオールの気候・降水量について

Photo by sergey-pesterev on Unsplash

モントリオールの気温

モントリオールは寒暖差の激しさが特徴で、夏は30度を超え蒸し暑く感じるほどですが、冬はトロントよりも寒く、寒気団に覆われた場合、最高気温が-20度を下回ることさえあります。

モントリオールの降水量

トロントと同様に年間を通して降水量の変化が少ない気候です。ただしトロントより降水量は多く、年間降水量は1,000mmを上回ります。

モントリオールの月ごとの気温と降水量
平均気温(℃)降水量(㎜)
1月-9.379
2月-7.766
3月-2.276
4月5.7106
5月13.5105
6月18.7114
7月21.6106
8月20.7105
9月16.9100
10月9.6116
11月2.893
12月-4.793

モントリオールの月ごとの気温と降水量

出典:世界各都市の気候データ

モントリオールの季節ごとの服装・見どころ

モントリオールの季節ごとの服装・見どころ

Photo by geoffrey-chevtchenko on Unsplash

春(4月~5月)

気候と服装

モントリオールの冬は厳しく長い分、4月頃から急な気温の上昇が感じられます。ただし1日の中での寒暖差があるため、カナダの他の都市と同様、さまざまな気温に対応できるよう準備が必要です。

服装のポイント

暖かい日が来たからといって冬服をしまうにはまだ早い時期です。天気予報をこまめにチェックして、最高気温と最低気温を毎日確認することが大切です。

春の見どころ:ラ・フォンテーヌ公園

ラ・フォンテーヌ公園はモントリオール市街地から車で15分ほどの距離にある市民の憩いの公園です。長い冬が明け、多くのモントリオール市民達がピクニックに訪れます。

夏(6月~8月)

気候と服装

6月から徐々に半袖で過ごせるようになり、7月と8月は日本の夏のような暑さになります。日没も遅いため、ナイトライフを楽しむこともできます。

服装のポイント

トロントやバンクーバー同様、朝晩は少し冷え込むことがあるため、羽織ものを1枚用意しておくと良いでしょう。

夏の見どころ:ミューラル・フェスティバル

ミューラル・フェスティバルはモントリオールで毎年夏に開催されるアートイベントで、世界中のアーティストがビルの壁に作品を描いていきます。もちろん完成した作品は年中見れますが、制作過程を見ることができるのはこの時期だけです。

秋(9月~10月)

気候と服装

9月頃から一気に気温が下がり始め、この時期は日本の11月や12月頃の気候になります。他の都市と同様に寒暖差も激しいので、防寒対策を意識しましょう。

服装のポイント

早めの衣替えと毎日の天気予報の確認を始めましょう。モントリオールの夏から秋への移行は日本の数倍早い感覚です。

秋の見どころ:モン・トランブラン

モン・トランブランは世界的に有名な紅葉スポットです。モントリオール市街地から車で3時間ほどかかるのですが、山間のリゾート地となっていて、のんびり過ごすのには最適です。日本人観光客も多く、日本語のツアーもあります。ゴンドラに乗りながら見る一面の紅葉は、他では味わえない格別の体験となるでしょう。

冬(11月~3月)

気候と服装

11月の時点で東京の真冬より寒く、12月から2月までは平均気温が氷点下を下回ります。特に寒いのが1月で、最高気温が-20度を下回る極寒の日も出てきます。トロントよりも雪が降るため、毎日の雪かきなども必要になってきます。

注意ポイント

ほとんどの日本人は経験したことのない寒さになります。日によっては家やホテルから出ない方が良い日も出てくるでしょう。短期の旅行で行かれる方は気候に注意してプランを練ってください。

冬の見どころ:フェット・デ・ネージュ

フェット・デ・ネージュはモントリオールの隣の島で開催されている冬のお祭りです。地下鉄でアクセスでき、スケートや犬ゾリなどのウィンタースポーツを楽しめます。雪の彫刻などもあるため、歩いて回るだけでも楽しめます。

カナダの天気・気温・服装まとめ

カナダの天気・気温・服装まとめ

Photo by ali-tawfiq on Unsplash

天気予報の確認

カナダは全体的に寒く、冬は事前に十分な準備をしていかないと体調を崩してしまう恐れもあります。天気予報は現地でも確認できますが、日本気象協会のHPにある「Tenki.jp カナダのページ」が網羅的でおすすめです。

また、災害や危険情報などは外務省の「海外安全ホームページ」で確認できます。

カナダの天気・気温・服装まとめ

カナダは都市による違いはあるものの、全体的に日本より寒く、夏は短い傾向にあります。また、春と秋が短く、寒暖差が日本より大きいため、日が出ている日でも上着を持ち歩くと良いでしょう。いつ頃カナダに行くかによって対策が変わるため、あらかじめ日本でカナダの天気予報などを確認し、万全の状態で入国することを心がけましょう。カナダのおすすめ観光スポットは「カナダ旅行のおすすめ4都市と旅行者が選ぶ観光スポット11選」を是非ご覧ください。

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