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中国の移動手段ガイド！【中国旅行前に交通機関をチェック】
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「中国旅行の移動手段が知りたい」
「空港から市内までどうやって行けばいい？」
「中国の交通機関を利用するときの注意点はある？」
と、中国旅行の移動手段で気になることはありませんか？
本記事では、中国旅行の移動に役立つ情報を紹介します。
本記事でわかること
- 中国の主な移動手段
- 北京首都国際空港と上海浦東国際空港から中心地までの行き方
- 北京、上海市内の移動手段
- 中国の交通機関を利用するときの注意点
目次
中国旅行の主な移動手段
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中国の主な交通手段は、鉄道、地下鉄、バス、タクシーです。
鉄道
青海省西寧とチベットのラサを結ぶ人気の青蔵鉄道をはじめとして、北京～上海間の京滬線、北京～広州間の京広線、北京～深セン～九龍間の京九線、北京～ハルピン間の京哈線などがあり、路線は中国全土に広がっています。
日本の新幹線に相当する高速鉄道、ノンストップ特急、特急、急行などの種類があります。高速鉄道の座席には1等と2等があり、ローカル列車では硬座（ハードシート）、軟座（ソフトシート）などに分かれています。
チケットは駅の窓口で購入できますが、その際にパスポートの提示が必要です。また、乗車前には、金属探知検査と荷物のX線検査の保安検査を受ける必要があります。
地下鉄
北京、上海、広州などの大都市や、地方の中核都市では地下鉄を利用することができます。運行時間が正確で市中心部は運行本数も多く、リーズナブルに移動することができます。
通勤ラッシュの時間帯は非常に混雑するので、その時間帯に利用する場合には注意が必要です。
地下鉄の乗り方
日本と同じで、都度切符を購入するか、交通系ICカードを利用することができます。運賃は距離によって、3～15元程です。
改札前には荷物検査で液体のチェックが行われます。「一口飲んでください」と言われることがありますが、その場で一口飲むことで対応できます。ペットボトルや水筒の持ち運びには注意しましょう。
タクシー
初乗り料金10元程度で乗ることができ、旅行者にも利用しやすくなっています。乗車時には、乗務員のネームプレートと、メーターがきちんと動いているかを必ず確認してください。
無許可タクシーなども走っているので、できるだけタクシー乗り場から乗車する、もしくは次に紹介する配車アプリを使うことをおすすめします。
配車サービス「DiDi」
中国では配車サービス「DiDi」でタクシーを手配することができます。料金や所要時間も事前に確認でき、ぼったくりの心配もありません。中国語が話せなくても安心してタクシーを利用することができます。
配車アプリDiDiの利用方法
- アプリをダウンロードする
- アカウント情報や支払い情報などを登録
- 目的地を入力する
- タクシーの種類を選択する
- ナンバーを確認して乗車する
- 支払いをする（現金やアプリ内決済が可能）
- 配車サービスによっては24時間いつでも車を呼び出すことができる
- 多くの中国の配車サービスは、英語や他の外国語をサポートしており、中国語が話せなくても利用できる
長距離バス
長距離バスは中国全土を網羅しており、鉄道や飛行機の路線がない地域をカバーしています。運賃も安く、列車より便数も多いので気軽に利用することができます。エアコンやトイレ付の豪華バスや、2階建ての寝台バスなど種類も豊富です。
チケットはバスターミナルのチケット売り場で購入できますが、パスポートを提示する必要があります。飛行機や鉄道と同じく、乗車前には、金属探知検査と荷物のX線検査の保安検査を受ける必要があります。
北京の移動手段
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中国の首都北京での移動手段について紹介します。
北京首都国際空港から市内への移動
北京首都国際空港は、北京中心部から約30km北東に位置しています。空港から北京市内への移動は、地下鉄、空港リムジンバス、タクシーを利用します。
地下鉄（首都機場線／エアポート・エクスプレス）
北京首都国際空港と北京市内の地下鉄線を結ぶ、地下鉄首都機場線（エアポート・エクスプレス）を利用できます。東直門駅や三元橋駅で他の地下鉄に乗り換え、北京市内中心部に行くことができます。約10分間隔で運行しており、終点の東直門駅までは30分ほどです。
空港リムジンバス
空港の乗車券売り場で、パスポートを提示して乗車券を購入できます。路線とバス停が細かく分かれているため、ピンポイントに目的地に行くことができます。
降車場所によりますが、20～30元程度と運賃もリーズナブルな料金となっています。座席指定はなく、満席になるまで待って発車します。
タクシー
北京首都国際空港には正規の専用タクシー乗り場があるので、そこから乗車すればぼったくりの心配もありません。目的地によりますが、北京市内の天安門あたりまでならば、110～130元ほどにプラスで高速利用料などがかかります。
空港から北京市内の移動手段の時間と費用
| 移動手段 | 所要時間 | 費用 |
|---|---|---|
| 地下鉄（首都機場線／エアポート・エクスプレス） | 終点「東直門」駅まで約30分 | 一律25元 |
| 空港リムジンバス | 路線や降車場所による | 約20～30元 |
| タクシー | 40～60分 | 約110～130元 |
北京市内の移動手段
地下鉄
北京の地下鉄網は、東京と同じように非常に発達しています。運賃は6キロ以内の場合は3元、6キロから12キロ以内の場合は4元ととても安く、観光客でも手軽に利用することができます。通勤時間帯には非常に混雑するので、その時間帯の利用には十分に注意してください。
タクシー
日本に比べて圧倒的に料金が安く、市内であれば400円程度でどこへでも行くことができます。ただし日本語や英語はほとんど通じないため、行き先を書いたメモを見せるなどの準備が必要です。配車サービスを使えば、あらかじめ行き先を伝えられるので安心です。
北京ではメーターを動かさないなどのぼったくりに遭う心配は少ないですが、念のためメーターが動いているかは必ず確認するようにしましょう。
タクシー料金
| 種類 | 料金 |
|---|---|
| 初乗り料金（3kmまで） | 13元 |
| 距離料金（3km以降） | 2.3元／km |
| 深夜料金（23～5時） | 20%割増 |
バス
北京市を走るバスは400路線近くにもなり、幹線道路はもちろん、ほとんどの道路をバスが走っています。チケットは一律2元で、乗車した後に運転手から購入します。交通カードで支払えば料金も割引になるのでおすすめです。
バスを降りる際に日本のような降車ボタンはないので、運転手がアナウンスをしたら立ち上がって降車ドアの所まで行きましょう。
北京の魅力・観光スポットについて知りたい方は「北京の魅力を大解剖！北京のおすすめ観光スポット5選」の記事をご参照ください。
上海の移動手段
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中国最大の都市、上海の移動手段を紹介します。
上海浦東国際空港からの市内への移動手段
上海浦東国際空港は、上海中心部の約30km東に位置しています。空港から上海市内への移動は、地下鉄、空港リムジンバス、タクシー、そしてリニアモーターカーが利用できます。
地下鉄
市内中心部へは、上海地下鉄2号線を利用できます。所要時間は約1時間で、料金は約7元と格安です。通勤時間帯には非常に混雑することもあるので、乗車時間には気を付けてください。
空港リムジンバス
路線とバス停が細かく分かれていて、現在9路線で運行しています。目的地の路線のバスに乗車し、発車後に乗務員が切符を売りに来るので目的地を告げて購入します。料金は8～30元と、リーズナブルに移動することができます。
タクシー
上海浦東国際空港の正規の専用タクシー乗り場から乗れば、ぼったくりなどのトラブルの心配もありません。上海市内中心部までは、約40～60分で到着します。
リニアモーターカー
龍陽路駅は中心部からは少し外れた位置にあるため、下車後はタクシーや地下鉄に乗り換える必要がありますが、それを入れても30～40分程度です。旅の記念に乗車してみるのもいいでしょう。
上海浦東国際空港と龍陽路駅間を、最高時速430kmで走っているので約8分で着いてしまいます。旅の記念に乗車してみるのも良いでしょう。
空港から上海市内の移動手段の時間と費用
| 移動手段 | 所要時間 | 費用 |
|---|---|---|
| 地下鉄 | 約60分 | 約25元 |
| 空港リムジンバス | 約60分 | 約8～30元 |
| タクシー | 40～60分 | 約150元〜250元 |
| リニアモーターカー | 約8分 + 乗換後20～30分 | 50元 |
上海市内の移動手段
地下鉄
上海には18路線で地下鉄が運行しており、市内を網羅しています。運賃は初乗りが3元で、そこから10kmごとに1元加算されていき、上海市街地内であれば3～5元程度で利用することができます。チャージ式の「上海交通カード」を購入するととても便利です。通勤時間帯は非常に混雑するので、朝方（8～9時）と夕方（18時前後）は避けた方が良いでしょう。
タクシー
日本に比べて圧倒的に料金が安く、手荷物検査もないので気軽に利用することができます。流しのタクシーを捕まえることもできますが、トラブルを避けるためにも、できるだけ正規のタクシー乗り場か配車アプリを使うことをおすすめします。乗車時には、メーターが動いているか必ず確認してください。
タクシー料金
| 種類 | 料金 |
|---|---|
| 初乗り料金（3kmまで） | 14元 |
| 距離料金（3km以降） | 2.5元／km |
| 深夜料金（23～5時） | 30%割増 |
日本と比べて圧倒的に料金の安いタクシーですが、ぼったくりなどもいるため、できるだけ正規のタクシー乗り場か配車アプリを使いましょう。
バス
上海市内のバス路線は約500もあり、地下鉄が通っていない地域に行くのにもとても便利です。料金は一律2元と格安です。バスが停留所に来たら前のドアから乗車し、運賃箱に硬貨を入れるかタッチパネルに交通カードをタッチします。
上海のバスも降車ボタンがなく、各バス停に必ず停車するので、バス停に着いたら後ろのドアから降車しましょう。
上海の魅力・観光スポットについて知りたい方は「上海の魅力を大解剖！上海のおすすめ観光スポット5選」の記事をご参照ください。
主要都市間の移動
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上海から北京、広州への行き方を紹介します。
上海から北京へのアクセス方法
上海と北京は、約1,200km離れています。これは日本で言うと、だいたい札幌市と広島市との距離に相当します。
飛行機
飛行機が、最速で上海～北京間を移動する方法です。所要時間は約2時間。航空会社によって、上海では上海虹橋国際空港と上海浦東国際空港、北京では北京首都国際空港と北京大興国際空港の発着となります。料金は、便にもよりますがだいたい2万円以下です。
どの空港も、市内中心部から40分～1時間かかることも考慮しましょう。
高速鉄道
上海～北京間を「京滬高速鉄道」という高速鉄道が走っています。最高速度が250km/hの車両と300km/hの車両があり、所要時間は4.5～6時間程度です。金額は座席と便によって異なり、2等席は約1.2～1.4万円、1等席は約2～2.2万円、ビジネス席は約4～5万円となり、基本的には2等席で十分でしょう。
車内には食堂や食品カートがあり、食事をとったりお土産を購入したりすることもできます。
上海から広州へのアクセス方法
上海と広州は約1,400km離れており、日本だと札幌市と福岡市との距離に相当します。上海・北京に次ぐ中国3大都市のひとつです。
飛行機
上海～広州間の飛行機での移動は、約2時間半です。航空会社によって上海では上海虹橋国際空港と上海浦東国際空港、広州では広州白雲国際空港の発着となります。料金は便にもよりますが、約2万～4万円です。
高速鉄道
上海～広州間は高速鉄道でも移動することができます。所要時間は便により、約7時間～8時間半です。金額は座席と便によって異なり、2等席は約1.7万円、1等席は約2.8万円、ビジネス席は約5.3万円です。基本的には2等席でも十分です。
中国の交通機関を利用する時の注意点
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中国の各移動手段を利用する時の注意点を紹介します。
手荷物検査を受ける必要がある
飛行機以外にも、鉄道、地下鉄、長距離バス利用時には、必ず荷物の検査を受ける必要があります。特に危険なものを持っていなければ問題ありませんが、ペットボトルや水筒を持っていると、「一口飲め（喝一口）」と言われることがあります。その際は、その場で一口飲みましょう。
混雑時には検査に行列が出来ることもあるので、時間に余裕を持って駅やターミナルに行くようにしましょう。
スリに注意
混雑している場合は、スリに注意してください。貴重品はバッグに入れ、身体の前で持つようにしましょう。
財布や携帯電話を後ろのポケットに入れておいたり、バッグを身体の後ろ側にして乗車したりするのは危険です。荷物はホテルに預けて、外出する際の手荷物は最小限にしましょう。
タクシーでのぼったくり
タクシーを利用する際、ぼったくりに遭う可能性は少なくありません。流しのタクシーは無許可タクシーの可能性もあるので、タクシーを利用する際は、ホテルに手配してもらう、正規のタクシー乗り場から乗車する、または配車アプリを利用することをおすすめします。
中国の移動手段まとめ
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中国旅行に役立つアプリを紹介します。
中国の移動に役立つアプリ
中国本土では政府によってインターネットに規制がかけられているため、Googleサービスなどを使うことができません。VPN付きポケットWi-Fiを利用すればさまざまなサービスを利用できますが、基本的には日本人が普段利用するSNSやインターネットサービスは使えないと考えておきましょう。
ここでは、旅行中の移動や、バスやタクシーを利用する際に便利で、中国で利用可能なアプリを紹介します。
移動に便利なアプリ
「百度地図（Baidu map）」は、中国でよく使われている地図アプリです。一部日本語での入力が可能で、日本の漢字を中国語の簡体字に変換してくれます。
「乗換案内 中国（Mertoman）」は、中国の地下鉄の乗り換え案内や所要時間を調べることができるアプリです。日本語にも対応しています。
- Google Play「乗換案内 中国（Mertoman）」
- App Store「乗換案内 中国（Mertoman）」
配車サービスアプリ
配車サービス「DiDi」のアプリです。中国全土で利用可能です。日本で使うDiDiアプリとは別に、中国用のDiDiアプリをダウンロードする必要があります。
中国の移動手段まとめ
中国では、特に主要都市では地下鉄網が発達していて旅行者にも利用しやすくとても便利です。目的地や移動距離に応じて、タクシーやバスなどと組み合わせて移動することができるでしょう。日本と違い、鉄道、地下鉄なども荷物検査があるので、時間に余裕を持って移動してくださいね。また中国の観光スポットを知りたい方は「中国観光で有名なもの！中国の観光地・有名な場所特集！おすすめ旅行ガイド！」の記事をご参照ください。
本記事で紹介した交通機関の利用方法や注意点が、皆さんの中国旅行に役立つことを願っています。
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