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広州のおすすめ飲茶レストラン5選【穴場レストランも紹介】
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「広州のおすすめ飲茶レストランが知りたい!」
「飲茶を満喫するならどのシーズンが良い?」
「レストランで過ごすときの注意点はある?」
と、広州の飲茶でどこのレストランに行くか悩んでいませんか?
本記事では、広州のおすすめ飲茶レストランについて紹介します。
本記事でわかること
- 広州の飲茶について
- おすすめ飲茶レストラン
- 飲茶レストランでの注意点
目次
広州は飲茶が有名?
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日本では香港の飲茶が有名ですが、中国本土の広東省広州市の飲茶レストランも同じくらい多く、観光客にも人気です。
「食在広州(食は広州にあり)」
「広東人は、四つ足は机と椅子以外なんでも食べる」と言われるほど多様な食材を使用しているのが、飲茶を含む広東料理の特徴です。温暖な気候、山の幸にも海の幸に恵まれていること、貿易の中心となる香港があることなどから、食文化が比類ないほどに発達してきました。
飲茶とは
飲茶は料理のジャンルの名前ではなく「食事のスタイル」を指しています。お茶を飲みながら間食として広東料理の点心をつまむスタイルを指しており、その起源は8世紀頃までさかのぼります。その後茶館文化が発展し、レストランなどで朝、午後、夜にお茶を飲みながら点心をつまむ「飲茶」という文化と言葉ができました。
飲茶で食べる点心の種類は膨大で、餃子からマンゴープリンまであらゆるものが含まれます。いつでも気軽に美味しい点心とお茶を楽しめる、飲茶は人々にとって魅力的なスタイルであり、食文化の一つなのです。
- 茘湾区
茘湾区は観光スポットが集まる地域です。旧租界時代の建物が多く残る沙面島をはじめ、伝統的な建築書院が素晴らしい陳氏書院、歩行者天国や市場で賑わう上下九路などがあります。それらと並んで数多くの有名飲茶レストランも軒を連ねています。大きなレストランから路地の小さなレストランまで、規模も様々です。 - 越秀区
越秀区は広州市の中心地と言えます。孫文を記念した越秀公園、中山記念堂や六榕寺など観光スポットも多く、昼夜問わず人の往来が盛んな場所です。多くの飲茶レストランもあり、ビジネスマンから観光客まで、多くの人で賑わっています。
飲茶の楽しみ方とレストランの服装
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飲茶を堪能できるレストランに行く際の服装を紹介します。
飲茶は一日中いつでも食べられる?
飲茶は「お茶を飲みながら点心を楽しむ食事」というひとつの食事のスタイルです。日本のモーニングやランチのように提供する時間に制限があるわけではないので、基本的に営業時間中いつでも楽しめます。
それぞれの時間帯で呼び方があり、朝から午前中の飲茶を「早茶」、正午から15時頃までを「午茶」、14時頃~17時頃を「下午茶」、夕食後に楽しむ飲茶を「夜茶」と呼び、多くの人がそれぞれのスタイルで楽しんでいます。
飲茶レストランでの服装
飲茶は気軽に楽しむ食事のスタイルなので、基本的にドレスコードなどはありません。ただホテルのレストランや、高級レストランの飲茶を楽しむ場合は、その場にふさわしい服装で行きましょう。ホテルやレストランによってはビーチサンダルや短パンお断りの場所もあります。
飲茶レストランは安全?
Photo by Matze Bob on Unsplash
レストランの安全情報と注意点を紹介します。
飲茶レストランの治安について
広州市は貿易の拠点として昔から発展し、現在は製造業の拠点が多く集まる経済都市です。治安も比較的安定していますが、どんな場所であれスリやひったくりなどの軽犯罪はあります。最低限の警戒心は持ちましょう。
飲茶レストランと周辺の治安
飲茶を楽しむことができるレストランは幅広く、高級ホテルのレストランや海外の要人が招待されるような高級レストランもあれば、日本でいうファミリーレストランや、昔ながらの食堂のようなローカル色の強い路地の小さなレストランもあり、様々です。それぞれの環境に応じて注意を払う必要があります。
飲茶レストランと周辺の注意点
浮浪者など
高級レストランやホテルのレストランで飲茶を楽しむ場合、レストラン内での盗難や置き引きなどは殆どありません。日本と同じように考えて大丈夫でしょう。ただこのようなレストランの周囲では、夜になるとレストランから出てくるお客さんをあてにした浮浪者が増えます。お金を恵んで欲しいと寄ってくることもありますが、女性や少人数でいる場合には取り合わない方がよいでしょう。
ローカル店
ローカルなお店は安く、地元の人に評判の美味しい飲茶のレストランもたくさんあります。そんな穴場のレストランで飲茶を楽しむのも旅行の醍醐味です。ただローカル店の場合は、スリや置き引きなどに注意が必要です。お店には必要最低限のものを小さなバッグに入れて持って行き、食事中も膝の上においておくと良いでしょう。椅子の背にかけるなどは絶対にやめましょう。
夜茶の注意点
日本ではあまりありませんが、中国では24時間営業のレストランが多くあります。また夜に楽しむ飲茶を「夜茶」と言い、深夜遅くまで人でにぎわい、テーブルでカードゲームをするなど、思い思いの楽しみ方をしています。ただ帰路のことも考え、「夜茶」を一人で楽しむことはおすすめしません。必ず友人や家族など親しい人と楽しみましょう。
レストラン以外の広州の治安や注意点については「広州の治安【中国旅行でトラブルに遭わない方法】」を参考にしてください。
飲茶が味わえるおすすめのレストラン
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広州のおすすめ飲茶レストランとアクセス方法を紹介します。公共交通機関はありますが、中心地は徒歩で移動できます。
おすすめレストラン1:広州酒家
広州酒家は名前の通り、広州を代表する広東料理レストランと言えます。もちろん飲茶も有名です。広州にある「三大酒家」(酒家はレストランという意味)の一つで1935年の開店以来、今でも変わらず毎日多くの人で賑わっています。観光ガイドブックにも必ず取り上げられる有名店で、広州市内には6店舗展開しています。その中でもおすすめは旧市街の「上下九路」にある本店です。
地下鉄1号線、長寿路駅から南へ徒歩約10分です。沙面といわれる旧租界時代の観光地から歩いて20分~30分の場所です。
基本情報
名称 | 広州酒家本店 |
---|---|
住所 | 广州市荔湾区上下九地区文昌南路2号 |
エリア | 荔湾区 |
営業時間 | 7:00~15:00、17:30~22:00 |
定休日 | なし |
ウェブサイト | https://www.gzr.com.cn/ |
おすすめレストラン2:泮渓酒家
泮渓酒家も「三大酒家」の一つとして数えられています。建物には中国の昔ながらの茶館の趣があり、茘湾湖公園の広い池に面して建てられています。庭園や池を眺めながらゆったり飲茶を楽しむことができます。また料金がとてもお手頃なのも魅力の一つです。
泮渓酒家は数々の著名人が来た事でも有名です。鄧小平や日本の海部元首相が食事をした時の写真も飾ってあります。
地下鉄1号線、長壽路駅から西へ歩いて15分です。駅から少し距離があるのでタクシーの利用もおすすめです。
基本情報
名称 | 泮渓酒家 |
---|---|
住所 | 广州市荔湾区龙津西路151号 |
エリア | 荔湾区 |
営業時間 | 10:00~22:00 |
定休日 | なし |
ウェブサイト | なし |
おすすめレストラン3:北园酒家
北园酒家も「三大酒家」の一つと言われています。他の二店と比べると開店時間が遅めのため早茶の時間は営業しておらず、一般的なレストランのランチタイムからの営業です。飲茶はもちろん美味しいのですが、広東料理も非常に評判が良いので「広東料理も飲茶も楽しみたい」という方に特におすすめです。レストランの歴史的建築物や中庭も見どころの一つです。
地下鉄5号線、小北駅から東へ徒歩5分です。
基本情報
名称 | 北园酒家 |
---|---|
住所 | 广东省广州市越秀区小北路202号 |
エリア | 越秀区 |
営業時間 | 11:30~22:30 |
定休日 | なし |
ウェブサイト | http://beiyuancuisine.com/ |
おすすめレストラン4:炳胜公館
「三大酒家」が伝統的な飲茶、広東料理だとすると、炳胜公館は比較的モダンなレストランといえます。レストランの外観や内装もとてもモダンで、味付けもどんな人の舌にも合う味付けと言われています。欧米からの観光客にも評判で、世界レストラン格付けガイド「ラ・リスト」の2018年版で世界のトップ100に選ばれています。
地下鉄3号線、5号線の珠江新城駅より東に徒歩5分です。
基本情報
名称 | 炳胜公館 |
---|---|
住所 | 广州市天河区冼村路2号 |
エリア | 天河区 |
営業時間 | 7:00~23:30 |
定休日 | なし |
ウェブサイト | http://www.bingsheng.com/ |
おすすめレストラン5:蓮香楼
蓮香楼は清朝の時代から広州で営業している老舗中の老舗レストランです。地元の人にも観光客にも人気な有名飲茶レストランで、今まで紹介した中ではもっとも庶民的なレストランと言えるでしょう。朝から多くの人が並びます。広州に来たら一度は食べたい、まさに「本場の味」と言えるでしょう。
地下鉄1号線、長寿路駅から南へ徒歩約10分です。上で紹介した広州酒家本店より2ブロック西になります。
基本情報
名称 | 蓮香楼 |
---|---|
住所 | 广州市荔湾区上下九地区第十甫路67号 |
エリア | 茘湾区 |
営業時間 | 8:00~22:00 |
定休日 | なし |
ウェブサイト | http://www.lianxianglou.com/ |
広州のおすすめ飲茶レストランまとめ
Photo by tara-b on Unsplash
飲茶レストランの魅力とおすすめのメニュー、あると便利な持ち物を紹介します。
飲茶レストランの魅力
早茶
飲茶の楽しみは何といっても「早茶」と言われるモーニングタイムでしょう。早いレストランでは朝7時から営業しています。今回ご紹介したレストランはいずれもとても人気があるので朝から列ができますが、席数が多いので待ち時間は少ないでしょう。朝食に飲茶を楽しみ、その後観光に出発するのが広東旅行の醍醐味と言えます。
リーズナブル
飲茶は基本的にとてもリーズナブルです。殆どのメニューは、一品頼むと一つのお皿またはせいろに3~4個盛られており、それを数人でシェアして食べるのが一般的です。一品あたり20元~40元が相場で、お茶を頼んで食事をした場合でも一人100元(1800円)以内には収まるでしょう。
メニューの豊富さ
飲茶で食べられる点心は多種多様です。甘い点心を「甜点」と言いマンゴープリンやケーキ類。塩味のきいたものを「咸点」と言い肉まんや餃子など。小皿料理を「小吃」と言い炒め物やおかゆのことをいいます。その他フルーツやナッツのことを「果子」といいます。すべてを合わせると100種類以上あるといわれています。
おすすめ飲茶メニュー
蝦餃
「水晶餃」とも呼ばれるように、うっすら透明な皮で包んだエビの蒸し餃子です。焼売や餃子の皮と違い、薄くて舌触りが滑らかなのが特徴です。湯気の立つあつあつのせいろから蝦餃を取り出し頬張ると、つるんと滑らかな皮とプリっとした歯ごたえのエビの食感を楽しめます。
生煎饅頭
現地の日本人には「焼き小籠包」の名で親しまれています。少し大きめの小籠包を大きな鍋(インドカレー店でナンを焼くような鍋)の内側に張り付けて焼いたものが生煎饅頭です。通常の蒸した小籠包と違い、底はカリカリ、上はふっくらの皮と、肉汁たっぷりのあんが合わさり絶品です。
大根餅
その名の通り大根で作られたお餅のような食感の一品です。千切りにして茹でた大根に干しエビや干ししいたけを加えて練り、形を整えて蒸したものです。大根の甘さともちっとした食感は癖になります。
- 除菌アルコールジェルなど
広州は発展した都市で、交通網も発達しているため東京などと変わらず過ごすことができます。ただ人々の衛生観念にはまだ差があります。公共交通機関やローカルのレストランでは日本人の目から見れば気になる点があるかもしれません。衛生面と感染症対策の面からも、除菌アルコールを持っていると便利でしょう。 - ウェットティッシュ
レストランでお手拭きが配られることもありますが、お店によっては薄すぎてあまり使用に適していないものもあります。またローカルのレストランでは紙ナプキンのみの場合もあります。飲茶には骨付き肉を手で食べるメニューもあるので、自分で厚手のウェットティッシュを準備しておくと安心です。
広州のおすすめ飲茶レストランまとめ
日本でも比較的手軽に楽しめる飲茶(点心)ですが、本場の飲茶はやはり違います。その種類の多さ、時間に合わせた楽しみ方、ハイエンドなレストランからローカルなレストランまで、多種多様な楽しみ方ができます。広州の旅がより楽しいものとなることを願っています。また、広州の観光スポットについては「広州の魅力とおすすめ観光スポット5選【中国在住者が紹介】」で紹介しています。
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