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コタキナバルの魅力とオススメ観光スポット5選【マレーシア旅行ガイド】
Photo by Joshua Stitt on Unsplash
「マレーシアにあるコタキナバルがどんな都市なのか知りたい!」
「コタキナバル旅行のベストシーズンはいつ?」
「コタキナバルのおすすめ観光スポットってある?」
本記事では、コタキナバルの魅力が分かるだけではなく、長期滞在できない方のために、厳選したおすすめ観光スポットをお届けします。
本記事でわかること
- コタキナバルの基本情報
- コタキナバルへのアクセス方法
- コタキナバルの魅力と観光スポット5選
目次
コタキナバルってどんなところ
Photo by Ryan ‘O’ Niel on Unsplash
東マレーシアのボルネオ島内にある最大都市コタキナバルについて紹介します。
コタキナバルとは
コタキナバルはボルネオ島のマレーシア領域内に所在します。ボルネオ島はマレーシア、インドネシア、ブルネイの3国の領土になっており、世界一多くの国の領土で形成されている島です。
第二次世界大戦中は日本の植民地となり、戦後はイギリスの植民地となりました。独立後の1967年、ボルネオ島最高峰のキナバル山にちなんでコタキナバルと改名されました。
マレーシア語では【Kota Kinabalu】と明記します。現在は、二つの頭文字を取って【KK】という愛称で呼ばれており、交通標識などには【KK】と書かれています。
- 手つかずの自然
世界最古の亜熱帯森林と言われるボルネオ島や、ユネスコ世界遺産に登録されているキナバル自然公園には、コタキナバル固有の動植物が3千万種類以上も生息しています。手つかずの自然を楽しめるでしょう。 - 美しい海岸
コタキナバルの中心地から少しボートで沖に出れば、大小5つの島からなる海洋自然保護区があります。周辺一帯は透明度が抜群に高いため、ダイビングをしない方でもシュノーケルで十分その素晴らしさを堪能することができます。 - 街歩きやショッピング
東マレーシア最大の都市コタキナバルは、人気の観光地として活気があふれています。沿岸沿いに大きなホテル、ショッピングセンター、レストランが立ちび、海を見ながらゆっくりとしたシティライフも楽しめます。
コタキナバルまでのアクセス方法
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日本からのコタキナバルへのアクセス方法
成田空港発コタキナバル行の直行便がマレーシア航空によって夏季限定で運航されていますが、最新情報は航空会社WEBサイトで確認しましょう。直行便で行く際には、約6時間半ほどで到着します。
格安LCCは直行便の運航がないため、クアラルンプールやシンガポールなどを経由してコタキナバルに向かいます。例えばクアラルンプールを経由した場合、所要時間は約10時間です。
空港からコタキナバル市内へのアクセス
空港から市内までは15分程度ですのでタクシーでの移動が一般的です。料金は事前交渉ですが、30~35RM(マレーシアリンギット)が相場です。ただし夜11時~朝6時までの乗車は50%の追加料金がかかります。
エアポートバスも走っていますが24時間運航ではありません。片道5RMととてもリーズナブルなので、上手く時間が合えば、旅費を節約できます。
エアポートバスの運行時間
区間 | 所要時間 |
---|---|
空港から市内 | 8:00~20:30 |
市内から空港 | 7:30~19:15 |
市内の交通手段
コタキナバル市内には電車や地下鉄がありません。そのため、主な移動手段はバスやタクシーになります。
- バス
地元の人々の足となっているのがバスです。慣れれば便利ですが、時刻表がなく、時間が読めないため滞在日数が限られている観光旅行にはあまり向いていません。 - タクシー
市内であれば、比較的安く利用できるタクシーでの移動がおすすめです。ただし、流しのタクシーを停めて乗るようなことはできません。タクシー乗り場の表示がある場所で利用しましょう。 - 配車アプリを利用
【Grab】という配車アプリでタクシーを呼ぶことが出来ます。乗車場所を入力すると金額がその場で表示されるので、不法な料金を請求されることもありません。カード決済も可能なので、現金を持ち合わせなくても利用できて便利です。 - ツアーを利用する
現地で交通手段を手配するのは苦手という方には、現地のツアーに参加するのが一番です。観光地を回ってくれるだけでなく、ホテルまでの送迎がついているプランもあるので、安心です。
コタキナバルの治安は大丈夫?
Photo by Jorge Franganillo on Unsplash
コタキナバルの治安について
コタキナバルは東マレーシアの中では一番治安が良いとされています。市内を日中歩いている分にはそれほど注意する必要はないでしょう。ただ夜の繁華街ではスリやぼったくりが発生しているので注意が必要です。
海岸山間地などでは野生の動物も多く出没します。人通りが少ない場所も少人数での行動はしない方がいいでしょう。
サバ州東部の島々や周辺海域、そして一部のサバ州東海岸については、日本の外務省から渡航中止勧告が出されています。この地域では外国人を狙った誘拐事件が発生していることがあります。旅行を計画されている方は、出発前に最新の安全情報を外務省の海外安全ホームページで確認することが非常に重要です。
コタキナバル旅行の注意点
コタキナバルに旅行に行く際の注意ポイントを紹介します。しっかりと事前にチェックしておきましょう。
スリや置き引き、ひったくり
他の海外旅行先と同様にスリや置き引き、ひったくりには注意しましょう。公共の場で現金や財布を見せびらかさないようにしたり、背後を時折振り返るなどをして対策しましょう。バッグも背中に掛けずに前で持つ癖をつけておきましょう。
タクシーの事前交渉
日本のタクシーのように走行距離によって値段が決まるのではなく、乗車する前に行き先を告げて値段交渉をする仕組みです。乗ってから揉めないように必ず乗車前に金額を確認しましょう。
換金
換金は日本やマレーシアの空港よりも、現地に入ってから市内の両替店で行う方がお得です。ただ小さな街では日本円が取り扱いされていない場合があります。郊外へ行く場合は、あらかじめ米ドル紙幣を持参した方が安心です。
コロナ以降、クレジットカードが普及しましたが、アメックスなど一部のカード会社は利用できない場合があるので気を付けましょう。
コタキナバルを訪れるベストシーズン
Photo by Fahrul Azmi on Unsplash
コタキナバルの気候
亜熱帯雨林気候のコタキナバルは常夏です。平均気温30度前後で降水量も多いため、蒸し暑さが常に付きまといます。2月~3月は一番降水量が少なく、11月~4月は雨期になります。
ほぼ毎日夕立のようなスコールに見舞われますが、一日中雨が降り続くことは稀です。スコールがやってきたときには食事やお茶などの休憩に当てるような旅を心掛ければ通年を通して楽しめるでしょう。
コタキナバル旅行のベストシーズン
コタキナバルのベストシーズンは、5月~8月です。この期間は比較的乾季にあたり、ビーチアクティビティを楽しむには最適な時期です。
スコールは午後から夕方にかけて発生することが多いため、ビーチ・アクティビティなどは午前中に楽しんだ方が良いでしょう。
コタキナバル旅行の服装
30度前後の常夏の島なので、基本的に日本の夏と同じような服装の用意で大丈夫です。ただし、自然公園など、標高が高い場所では気温が下がるので、薄手の長袖があると良いでしょう。
また、害虫よけのために長ズボンの着用がおすすめです。虫よけスプレーも携帯するとよいでしょう。
コタキナバルのおすすめ観光スポット5つ
Photo by Mochamad Arief on Unsplash
コタキナバルで是非訪れてほしい観光スポットを紹介します。
コタキナバルの観光スポット1:コタキナバル市立モスク
コタキナバル市立モスクは、リカス湾に突き出た形で建設されているモスクです。フローティング・モスク(浮きモスク)とも呼ばれています。水色をした美しいドーム型の屋根と、真っ白い建物が青い海に溶け込み、とても美しい風景を作り出しています。夜になると建物すべてがライトアップされます。海水にその姿が反射すれ、さらに幻想的な風景を楽しめます。
外国人観光客のマナー違反で一時観光客への拝観は禁止されていました。現在は有料で観光客も拝観できるようになっていますが、必ず規則を守って拝観しましょう。服装については入り口で監視員のチェックがあり、露出が多い場合は羽織るものをレンタルさせられる場合があります。
基本情報
名称 | コタキナバル市立モスク(Kota Kinabalu City Mosque) |
---|---|
住所 | Jalan Pasir, Jalan Teluk Likas, Kampung Likas, 88400 |
エリア | コタキナバル市内からタクシーで5分程度 |
定休日 | 金曜日 |
営業時間 | 8:00~12:00、13:00~15:00、16:15~17:00 拝観時間は季節により異なる |
ウェブサイト | なし |
入場料 | 5RM ※小さな子供は無料(目視) |
コタキナバルのおすすめ観光スポット2:キナバル自然公園
キナバル自然公園は、2000年にユネスコ世界遺産に登録されたマレーシアの国立自然公園です。ボルネオ島の最高峰キナバル山からタンブユンコン山、エンプラー山へと連なるクロッカー山脈の麓に広がり、その大きさは東京ドーム約1万6400個分に相当します。
広大なキナバル自然公園内で特におすすめなのは公園内にある植物園です。植物園と言っても標高1500mの位置している自然の森で、自由に散策しながら、熱帯雨林特有の動植物を観察することができます。食虫植物のウツボカズラなど、報告されている自生種類の数だけでも6000種以上あります。ボルネオ島特有の鳥類300種もこの公園内で観測することが出来るそうです。望遠鏡を持参すると良いでしょう。
コナバル山への登山には、保険、入山許可費用と山小屋宿泊費用、ガイド費用がかかります。同行ガイドと山小屋の予約が必須です。予約が取れない場合は入山許可になりません。また、安全のためにツアーに申し込んで参加することをおすすめします。
基本情報
名称 | キナバル自然公園本部 (Kinabalu National Park) |
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住所 | Kinabalu National Park, Ranau, Sabah |
アクセス方法 | コタキナバル市内から車で2時間半 ムルデカ広場前からラウナ行きバスでラウナ下車 |
エリア | キナバル自然公園標高1500m |
定休日 | なし |
営業時間 | 8:00~17:00(最終入場15:00) |
ウェブサイト | https://www.sabahparks.org.my/kinabalu-park |
入場料 | 18歳以上:5RM、17歳以下:3RM |
コタキナバルのおすすめ観光スポット3: マリ・マリ文化村
マリ・マリ文化村は少数民族の文化を知ることができる村です。コタキナバルには30以上の部族が住んでいたとされていて、今でも部族同士で昔と変わらない生活をしている人々もいます。村の中に入るとまるでタイムトリップをしたような世界観にとらわれるでしょう。
部族の独特の食事などを味わったり、10時と14時に催される民族舞踊を鑑賞したりすることが出来ます。ツアーには軽食と英語ガイド付きのものもあります。
基本情報
名称 | マリ・マリ・カルチュラル・ビレッジ (Mari Mari Cultural Village) |
---|---|
住所 | Jalan Kionsom, Inanam 88450 |
エリア | キオンソン地区 |
定休日 | なし |
営業時間 | 10:00~18:00 |
ウェブサイト | なし |
入場料 | 大人:175RM 子供:155RM 4歳以下無料 |
コタキナバルのおすすめ観光スポット4:トゥンク・アブドゥル・ラーマン公園
トゥンク・アブドゥル・ラーマン公園はサピ島、マヌカン島、ガヤ島、マムティク島、スルグ島の5つの島からなるボルネオ島の海洋公園に指定されている海域です。透明度の高いこの海域ではダイビングをはもちろん、シュノーケルでも十分に楽しむことができます。
ガヤ島は一番陸地面積が大きく、海洋公園のベースキャンプとされています。ガヤ島やマヌカン島にはリゾートホテルも建設されており、マリン・アクティビティを目的とした旅行客に人気です。サピ島やスルグ島ではキャンプ施設があり、海に囲まれてキャンプをしたい人にはおすすめです。
基本情報
名称 | トゥンク・アブドゥル・ラーマン公園 (Tunku Abdul Rahman Park) |
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住所 | サピ島、マヌカン島、ガヤ島、マムティク島、スルグ島 |
エリア | コタキナバル市内から3㎞沖合 |
定休日 | なし |
営業時間 | 8:00~17:00 |
ウェブサイト | https://www.tourismmalaysia.or.jp/enjoy/beach_01.html#pagelink_05 |
入場料 | 18歳~59歳:25RM、60歳以上:20RM、17歳以下:20RM |
コタキナバルのおすすめ観光スポット5:中央市場(通称:フィリピノマーケット)
中央市場(通称:フィリピノマーケット)は、フィリピンから移住してきた人たちによって始められたマーケットで、現在ではコタキナバルの庶民の生活の基盤となっています。ローカル感満載のマーケットでは、南国ならではの魚、果物、スパイス、お菓子などを量り売りで買いことが出来ます。また、金曜日と土曜日の夜にはナイト・マーケットが、日曜日の早朝から昼頃まではサンデー・マーケットが開かれます。
2階にはフードコードがあり、地元民に愛される味を堪能することができます。値段も街中のレストランよりは安く、お腹いっぱいローカルフードを楽しめます。お酒は購入することもできますが、イスラム教徒の国なのでイスラム食堂ではお酒の販売はありません。代わりにおいしいフルーツジュースがおすすめです。
フィリピノマーケットの中央部分にある黄色い建物がハンディー・クラフト・マーケットです。伝統工芸品やオーダーメイドの衣装を購入できます。滞在時間に余裕があれば、好きな布を買って洋服を仕立ててみてはいかがでしょうか。完成までに数日かかるので、旅行の前半に行くのがよいでしょう。
基本情報
名称 | 中央市場/フィリピノマーケット (Central Market/Filipino Market) |
---|---|
住所 | Jalan Tun Faud Stephens 88000 |
エリア | コタキナバル市街地の沿岸 メリディアンホテルの向側 |
定休日 | なし |
営業時間 | 6:00~18:00 ※但し店舗によっては時間差有 |
ウェブサイト | なし |
入場料 | なし |
マレーシア・コタキナバル旅行まとめ
Photo by Colin + Meg on Unsplash
コタキナバルのおすすめポイント
ジャングルと美しい海を堪能
コタキナバルでは、キナバル山での登山や川でリフティングなど、世界最古と言われる亜熱帯森林の探検を楽しめます。またコタキナバルからボートで移動して秘境の島めぐりや、セリガン島のウミガメの産卵見学など、美しい島を満喫できるアクティビティが満載です。
比較的物価が安い
コタキナバルの物価は日本に比べたら安いです。リーズナブルな値段でショッピングや食べ歩きを楽しむことができるでしょう。特に日本では高いスパイスや民芸品はお土産にも喜ばれるのでおすすめです。
コタキナバルのおすすめの過ごし方
キナバル自然公園を遊びつくす
広大なキナバル自然公園ではジャングル以外にも様々なアトラクションを楽しめます。
ポーリン・サブステーション
キナバル公園本部から下山した標高500m~600mの位置にあるため、低熱帯雨林ならではの植物を見ることが出来ます。世界最大の花である「ラフレシア」もこの一帯で咲きます。ラフレシアが開花している時には公園の入り口に開花のお知らせの看板が立つので、是非チェックしてみてください。
キャノピー・ウォーク
地上40mの高さに設置されたキャノピー(吊り橋)を渡りながらジャングル散歩が楽しめます。足元に広がるジャングルを見下ろしながら進むキャノピー・ウォークは、さながら空中散歩のようです。
ポーリン温泉
第二次世界大戦中に日本兵が発見した源泉で、現在では観光客や現地の人の憩いの場所になっています。水着を着用して入るので、温泉につかりたい方は水着を持参しましょう。ウォーキングの疲れをとる程度でしたら足湯がおすすめです。
子供と一緒に自然のアクティビティを楽しむ
長い距離を移動しなくてもコタキナバルの野生生物や動物に会える場所があります。町の中心地にあるコタキナバル・ウェットランドはタクシーでお手軽に行くことができます。また、ロッカウィ動物園はボルネオ島でしか生息していないオランウータン、テングザル、テナガザル、アジアゾウなど固有種の動物を間近で見られる人気の動物園です。
マレーシア・コタキナバル旅行のまとめ
コタキナバルは雨季や乾季のシーズンがありますが、亜熱帯気候の地なので季節に関わらず常にスコールが降ります。ただ、一日中降り続くことは稀ですので、スコールを避けながら旅行をすれば通年楽しめる観光場所です。きれいな海と大自然のジャングルでおもいっきり自然を満喫したらきっと気分も体もリラックスできるはずです。この記事を参考にコタキナバル旅行がより充実することを願っています。そのほか、マレーシアのおすすめ都市については「マレーシア旅行のおすすめ3都市と9スポットを紹介【元在住者が厳選】」でご紹介しています。是非ご覧ください。
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