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更新日:2024.3.15

マイアミの治安2024年版【アメリカ旅行でトラブルに巻き込まれない方法】

マイアミの治安【アメリカ旅行でトラブルに巻き込まれない方法】

Photo by Denys Kostyuchenko on Unsplash

「マイアミ旅行を計画しているけど、治安は大丈夫?」
「初めてのマイアミ旅行で気をつけることは?」
「旅行先でトラブルに遭ったらどうすればいい?」

と、マイアミ旅行の不安な点はありませんか?
本記事ではマイアミ旅行についてお答えします。

本記事でわかること

  • マイアミの治安
  • 危険なエリアと安全なエリア
  • マイアミ旅行の防犯対策
  • トラブルに遭ったときの対処方法

マイアミの治安について

マイアミの治安について

Photo by Kian Lem on Unsplash

マイアミは世界的に有名なリゾート観光地であることから、観光客を狙った犯罪がよく発生しています。またマイアミは格差が大きく、裕福層が住んでいる地域はとても治安が良い一方、貧困層が多く住んでいる地域は治安の悪い傾向があります。

マイアミでよく起こる犯罪例
  • スリ、置き引き
    空港やホテルのロビー、ビーチ沿いのレストランなどでスリや置き引きが発生しています。海水浴で海に入っている間に貴重品が盗まれることもあります。
  • 強盗やひったくり
    街で通りすがりの自転車にバッグをひったくられたり、夜間にビーチを散歩中に拳銃で脅され、バッグを奪われたりする事例があります。
  • 車上荒らし
    セルフ・サービスのガソリンスタンドで給油していると、窓ガラスを割られ車内の貴重品やバッグなどが盗まれる事例があります。

デモやストライキについて

テキサス州の銃乱射事件に対して、マイアミで銃反対運動のデモ行進が実施されました。このように、マイアミでは国内で起きた事件や社会情勢によるデモやストライキが行われています。旅行中は外務省の海外安全ホームページで最新情報を確認し、十分に注意してください。

交通事故・事情について

マイアミでは、5歳以下はチャイルドシートの装着、12歳以下は後部座席の着席が義務づけられています。守らない場合はパトカーに停められ、罰則が科されるため車で観光する際は注意しましょう。

また、スクールゾーンでは平日の登下校時間に限りスピード制限があるので注意が必要です。道が空いているからとスピードを出していると警察に捕まり、高額な罰金が課せられます。道路の標識を確認し、ルールを守りましょう。

マイアミ在住者の体験談

友人はレンタカーを借りてマイアミを観光しました。夜は友達の家に泊めてもらい、レンタカーは家の前の道路に停めたそうです。友人は大きな荷物はトランクに入れたままにし、窓を閉め、ドアもトランクもロックしたことを確認しました。しかし翌朝、車を見ると窓ガラスが割られ、トランクは工具でこじ開けられ、荷物はすべて無くなっていたそうです。警察に届け出ましたが、夜間に起きた事件で目撃者もいなかったため、泣き寝入りだったようです。

注意ポイント

昼夜問わず路上駐車は非常に危険です。ロックしていても窓ガラスを割られたり、トランクを工具でこじ開けられたりして物を盗まれることがあります。路上駐車は絶対にやめましょう。

マイアミ旅行の注意点

マイアミ旅行の注意点

Photo by Andras Vas on Unsplash

マイアミ旅行の注意点を4つ紹介します。

注意点1:スクールバス

アメリカではスクールバスに乗る生徒を守るルールが厳しく決められています。スクールバスが赤い「STOP」の標識を出している間は、バスが走っている車線はもちろん、隣の車線も停止しなければいけません。中央分離帯のない道路では対向車線も停止します。スクールバスが標識を戻したら再び走行できます。これらのルールを破ると非常に重い罰が科せられるので気を付けましょう。

注意点2:エリアの把握

マイアミは貧富の差が大きく、街を歩いていてもその差を感じます。ドアや窓に鉄格子がはめてある家、壊れた車やホームレスが多い道路、昼間から人々たむろする場所は貧困層が多く、治安が悪い地域なので早々に立ち去った方が良いでしょう。

一方、道幅が広く整備され、塀の高い家が並ぶ地域は富裕層が住むエリアです。富裕層は非常に防犯意識が高いため家の周囲をうろついていたり、中を覗こうとしたりする人はすぐに通報されます。写真撮影も控えた方が良いでしょう。

注意点3:外出時の服装

日本人にとってよそ行きの服装は、マイアミではドレスアップした服装になり目立ちます。ひったくりやスリのターゲットになりかねないので、なるべくカジュアルな格好で観光した方が良いでしょう。

一言メモ

高級レストランやホテル、ブティックに行く予定がある場合はよそ行きの服装をした方が良いでしょう。レストランやホテルによってはドレスコードが設けられている場所もあります。

注意点4:自然災害

マイアミは自然災害の多い地域です。6月~11月まではハリケーン、2月~5月まで竜巻が発生しやすくなります。また3月~8月までは海で離岸流(リップ・カレント)が発生します。毎年璃巌流によって死傷者が出ているので注意が必要です。詳しい情報や対策は「在マイアミ日本国総領事館」を参考にしてください。

マイアミの治安が悪いエリア

マイアミの治安が悪いエリア

Photo by Hector Falcon on Unsplash

マイアミの北部は犯罪率が高く、ホームレスや麻薬売買が集中しているため、旅行中は絶対に立ち入らないようにしましょう。

リトル・ハイチ、リトル・ハバナ、リバティ・シティ

リトル・ハイチリトル・ハバナリバティ・シティはマイアミ市の北部にあり、治安が非常に悪いことで有名な地域です。昼夜問わず発砲事件や暴力事件、家屋破壊行為などが多発しています。それぞれの地域の犯罪発生率はアメリカ全国平均の2倍以上になっています。興味本位で近づいたりしないようにしましょう。

注意が必要な観光スポット

リトル・ハイチ文化センター

リトル・ハイチ文化センターではイベントやコンサートが頻繁に行われ、屋外にはアートも展示されています。カラフルな車やアートは若者を中心にSNSで人気があります。ただ「SNSで有名だから」「インスタで見たから」という知識だけで来るのは危険です。周囲は非常に治安が悪い地域だと認識したうえで訪れましょう。

マイアミの治安が良いエリア

マイアミの治安が良いエリア

Photo by Lance Asper on Unsplash

マイアミは北部を中心に治安が悪い場所もありますが、ビーチや人が多く集まる場所は安全です。特に観光客におすすめの場所を紹介します。

キー・ビスケーン

キー・ビスケーンはブリッケルとココナッツ・グローブの沖合にある島で、特に裕福層に人気があります。マイアミの中でも治安が良く、人混みも少ないので家族旅行にも最適な地域です。

ベイ・ハーバー諸島

ベイ・ハーバー諸島はビスケーン湾に浮かぶ島々です。ヴィラタイプの高級ホテルや著名人の別荘が立ち並びます。南のインディアン・クリーク島はさらに高級なことで有名です。治安はよく、ホテルやレストランのサービスも一流です。贅沢なひと時が過ごせるでしょう。

コーラル・ゲーブルズ、ココナッツ・グローブ

コーラル・ゲーブルズココナッツ・グローブは海岸沿いの比較的安全な地域です。ビーチも近く、美術館や公園もあるので過ごしやすいエリアです。家族旅行にもおすすめです。ただ陽が暮れるとビーチエリアは物騒になるため、夜はビーチの散策を控えましょう。

おすすめの宿泊エリア

コーラル・ゲーブルズ、ココナッツ・グローブ

これらのエリアのホテルは、セキュリティーもアクティビティも充実しています。ベイ・ハーバー諸島のホテルに比べるとリーズナブルな点もおすすめのポイントです。日中は周辺のビーチや公園を満喫し、夜は外出を控え、ホテルのプールで過ごすのも良いでしょう。

治安が良い観光スポット

サーフサイドの遊歩道

バル・ハーバーに隣接するサーフサイドの遊歩道は、どこまでも続く青い空と白い砂浜のビーチをゆったり楽しめる安全なエリアです。近くには大型ショッピングモールもあるので、お土産品の購入や食事にも便利なエリアです。

ビスカヤ博物館と庭園

ココナッツ・グローブの近くにある博物館です。イタリアルネサンス様式の建築と庭園が美しい博物館です。元々は実業家の別荘として建てられましたが、現在は博物館として開放されています。館内には16世紀~17世紀のヨーロッパの骨董品や装飾芸術作品が収蔵されています。

その他の観光スポットについては、「マイアミの魅力とおすすめ観光スポット5選【アメリカ在住者が紹介】」をご覧ください。

マイアミ旅行の防犯対策

マイアミ旅行の防犯対策

Photo by Luca Campioni on Unsplash

マイアミ旅行の際に必要な防犯対策を紹介します。

防犯対策1:外出時の注意

盗難や紛失を考え、外出時はなるべくクレジットカードを使用するようにしましょう。ハンドバッグなどは持たず、セキュリティーポーチに必要最低限の貴重品を入れ、ラフな格好で行動するとスリなどに狙われにくくなります。また、ホテルに置いておく貴重品は、必ず部屋のセーフティボックスに入れておきましょう。

防犯対策2:夜の外出は控える

夜間の一人歩きはなるべく控えましょう。やむを得ない場合は、複数人で行動する、もしくはタクシーやUber、Lyftを利用するようにしましょう。

防犯対策3:バッグは身体の前で抱える

リュックを後ろに背負ったり、バッグを身体の後ろに掛けたりしているとスリに遭う可能性が高まります。必ずファスナー付きのバッグやリュックを使い、身体の前で抱えるように持ちましょう。

防犯対策4:ホームレスと目をあわせない

ホームレスの中には、麻薬中毒者や精神疾患の患者もいます。目があうと彼らを刺激してしまい、絡まれたり、怒鳴りつけられたりすることもあります。路上や観光地のホームレスには関わらないようにしましょう。

トラブルに遭ったときの対処方法

トラブルに遭ったときの対処方法

Photo by Tuan Nguyen on Unsplash

海外旅行中はいつトラブルに巻き込まれるか予測がつきません。パスポートの紛失、交通事故、ケガや体調不良になった時の対処方法を紹介します。

パスポートの紛失

パスポートを盗難・紛失してしまい、帰国までにパスポートの再発行が待てない場合は、「帰国のための渡航書」を申請する必要があります。詳しくは在マイアミ日本国総領事館の「帰国のための渡航書」をご確認ください。

〈必要なもの〉
  • 渡航書発給申請書
  • 写真1枚(縦4.5cm・横3.5cm)
  • 航空券又は旅行日程表
  • 戸籍謄(抄)本
  • 身分証明証
  • 手数料

交通事故

緊急時に警察、救急車、消防車を呼ぶ場合には全て「911」に電話をします。英語に自信がなく緊急を要する場合は「ジャパニーズ・プリーズ」と頼みましょう。

アメリカの医療費は大変高額です。事件や事故に巻き込まれた場合のために、海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。

注意ポイント

救急施設で治療を受ける場合、まず受付で治療費の支払い能力を確認されます。クレジットカードか海外旅行保険証を提示すれば問題ありません。万が一のことを考え、クレジットカードか保険証は必ず持ち歩くようにしましょう。

ケガや体調不良

マイアミには日本語対応可能な病院はありませんが、日本語が通じる医師が在籍している病院があります。こちらで紹介します。

University of Miami Hospital (ニシダ医師、サゲシマ医師)
エリアグレードビュー
住所Highland Professional Building, 1801 NW 9th Ave, Miami, FL 33136
電話番号305-243-4000(予約)
ウェブサイトhttps://umiamihealth.org/
Jackson Memorial Hospital
エリアアラパタ
住所1611 N.W 12TH AVE., Miami, FL 33136
電話番号305-585-1111
ウェブサイトhttp://www.jacksonhealth.org/jackson-memorial.asp

マイアミの緊急連絡先リスト

アメリカの警察、消防、救急の緊急連絡先は「911」です。もしものときのために緊急連絡先をメモしておきましょう。

緊急連絡先電話番号
警察・消防・救急911
在マイアミ日本国総領事館305-530-9090

在マイアミ日本国総領事館について

旅行中に事故や事件などのトラブルに遭ったときのサポートをしてくれます。
また、緊急時は24時間対応をしてくれています。夜間や週末に突然事件・事故に巻き込まれた場合は迷わず連絡してください。

基本情報
名称在マイアミ日本国総領事館
住所80 S.W. 8th Street, Suite 3200 Miami, FL 33130
電話番号305-530-9090
ウェブサイトhttps://www.miami.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

マイアミ旅行の治安まとめ

マイアミ旅行の治安まとめ

Photo by Pontus Wellgraf on Unsplash

マイアミを楽しむためにはトラブルに巻き込まれないことが大切です。防犯グッズなどを利用して、安全に旅行を満喫しましょう。

おすすめ防犯グッズ
  1. カナビラやワイヤーつき南京錠
    スリ対策のために、バッグはなるべくダブルチャックのものを利用し、ファスナーのつまみをカナビラで固定しましょう。またワイヤーつき南京錠を持っておくとスーツケースや大きなリュックなど、大きな荷物と柱などを括り付けられるので置き引き対策になります。
  2. RFID防止の財布やバッグ
    日本ではあまり見かけませんが、アメリカでは電子マネースリ、いわゆるカードのスキミングが横行しています。RFID光線防止の財布やバッグを使用すると、スキミングの被害を防げるのでおすすめです。

マイアミの治安まとめ

マイアミは1年を通して国内外から多くの観光客が集まるリゾート観光地です。高級リゾートからファミリー向けのビーチまであり、多くの人がバカンスを楽しんでいます。一方でスリや置き引きが多発している地域もあります。またマイアミ市北部は治安が悪く、近づかない方が良い場所もあります。本記事の情報を参考に防犯対策をして、マイアミ旅行を安全に楽しみましょう。
外務省の海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録しておくと、旅行先の情報を日本語で受け取ることができるのでおすすめです。本記事で紹介した情報を活用して、安全で楽しい旅行になることを願っています。

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