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ニュージーランド
更新日:2024.4.5

ニュージーランドのおすすめワイナリー5選【人気スポットから穴場まで】

ニュージーランドのおすすめワイナリー5選【人気スポットから穴場まで】

Photo by Kym Ellis on Unsplash

「ニュージーランドのおすすめワイナリーは?」
「ニュージーランドのワイナリーには特徴がある?」
「ワイナリー巡りにいい時期はいつ」

大人気のニュージーランド産のワイン。現地のワイナリーで直にそのワインを堪能してみませんか。本記事では、ニュージーランドでおすすめのワイナリーについて紹介します。

本記事でわかること

  • ニュージーランドのワイン文化について
  • ニュージーランドのおすすめワイナリー
  • ニュージーランドワイナリーを訪問する前に知っておきたいこと

ニュージーランドのワイナリーとは

ニュージーランドワイナリーについて

Photo by Alex Gorbi on Unsplash

世界全体のワイン生産量の1%にも満たないニュージーランド産のワイン。それでも最近では数多くの賞を獲得するワインが増え、確実に人気は上昇中です。日々進化しているニュージーランド・ワイン、ちょっとその歴史をご紹介します。

ニュージーランドワインの歴史

もともとニュージーランドにはブドウの木は生息していませんでした。1819年に宣教師のサミュエル・マーズデン氏によって初めてブドウの木が北部ケリケリにもたらされました。

その後1836年にイギリス移民のジェームズ・バズビー氏によってワインの製造が初めて行われます。その時点からニュージーランドのワイン産業が始まりました。現在までその歴史は約190年にもなります。

1980年代にマールボロのソーヴィニヨン・ブランが世界の最優秀賞を受賞するとニュージーランド・ワインは一躍世界のワイン愛好家から注目をあびるようになりました。

ワインの産地

ニュージーランドで登録されているワイナリー数は2023年の時点で739社あります。代表的な産地は大きく分けて6地域。今回は地域ごとのワイナリーの特徴を踏まえて失敗しないワイナリー巡りを厳選して紹介いたします。

ワインの主要産地
  • マールボロ
  • セントラル・オコダ
  • マーティンボロー
  • ホークス・ベイ
  • オークランド
  • ネルソン

マールボロ

マールボロ

Photo by mike-coker on Unsplash

マールボロは、ニュージーランド南島の北部に位置し、ニュージーランド国内最大のワイン産地です。国内のヴィンヤードの75%を占めます。世界的に評価が高い白ワイン、ソーヴィニヨン・ブランの8割がここマールボロで栽培されています。

おすすめワイナリー:ブランコット・エステート

ブランコット・エステートは1934年にクロアチアから移民したヤキッチ夫妻がオークランドで始めたブドウ畑に端を発しています。その後二人の息子たちにその思いは受け継がれ、1973年にマールボロでニュージーランド最大ともいわれる本格的なワイナリーが設立されました。

これまで数々の受賞ワインを世に出し、世界中のワイン専門家が選ぶ『世界で最も称賛されるワインブランド50社』にもたびたび選ばれているのがこのワイナリーです。ニュージーランドのワイン愛飲家には一度は訪れたい場所とされています。

おすすめポイント

ワイナリーに隣接するレストランからは、まさにニュージーランド最大のヴィンヤードを思わせる一面に広がるブドウ畑の壮大な景色が望めます。ワインとの相性がばっちりのお料理に舌鼓しながら、ワインと自然を思う存分満喫できるワイナリーです。

基本情報
名称ブランコット・エステート(Brancott Estate)
住所180 Brancott Road Blenheim, 7272
アクセスマールボロ空港から車で約10分
ウェリントンからピクトンまでフェリーで約3時間50分
ピクトンから車で約30分
営業時間9:00~17:00
定休日なし

穴場ワイナリー:キムラセラーズ

キムラセラーズは、大規模ワイナリーが多いマールボロで小規模に生産している日本人生産者のワイナリーです。その名前の通り木村さん夫妻がソーヴィニヨン・ブランを手摘み、かつ無農薬で栽培しています。「造り手の顔の見えるワイン」、「消費者に近い距離の生産者」をコンセプトに、こだわりのワイン醸造をしている木村さん夫妻に会いに行きませんか。木村さんの自社畑を散策しながらワインの試飲を楽しめます。

基本情報
名称キムラセラーズ(Kimura Cellars)
住所6B PURSER CRESCENT BLENHEIM NEW ZEALAND
アクセスマールボロ空港から車で約25分

ホークス・ベイ

ホークス・ベイ

Photo by james-coleman on Unsplash

ホークス・ベイは2023年『偉大なワイン都市』にニュージーランドで初めて認定された地域です。ホークス・ベイは名実ともに世界中が認めるワイン生産地の仲間入りをしました。

ニュージーランド国内のブドウの生産量第2位のホークス・ベイは北東の東海岸に位置し、ニュージーランドのワイン発祥の地です。多彩なブドウの品種が栽培されており、中でも、メルロー、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨンはニュージーランド最大の生産量を誇り、品質の面でも世界的に高く評価されています。

一言メモ

ホークス・ベイ一帯はとても平坦な道が多いため、自転車移動がとても便利です。レンタサイクルのお店も点在しているので簡単にレンタルすることができます。ホークス・ベイには小規模のワイナリーが多く点在しているので日本に未輸入のワインを探すのも楽しみの一つになりそうです。

おすすめワイナリー:ヴァイダル・エステート

ヴァイダル・エステートは、100年以上の歴史を持つホークス・ベイで最も古いワイナリーです。クラッシックでエレガントなワイン造りの情熱は今でも多くのワインメーカーに影響を与えています。ワイナリーツアーではヴィダル氏が愛用した道具や器具などを見ながら試飲を楽しめます。

おすすめポイント

ワイナリーに併設されているレストランでは“シンプル、クリーン、フレッシュ、オーガニック、ビューティフル”を掲げた自慢の料理をワインを楽しめます。週末は地元の人で賑わう大人気のレストランでもあります。

基本情報
名称ヴァイダル・エステート(Vidal Estate)
住所913 St Aubyn St East, Hastings
アクセスネーピア空港から車で約30分
営業時間10:00~16:00(レストラン11:30~21:00)
定休日祝日

セントラル・オコダ

セントラル・オコダ

Photo by martin-bisof on Unsplash

セントラル・オコダはニュージーランド南島の南部に位置する地域です。世界最南端のワインの産地として知られています。この辺一帯は非常に寒冷で、南北に走るサザンアルプス山脈のおかげで雨が少なく1年を通じて湿度が少ないのが特徴です。

セントラル・オコダの気候と抜群に相性がいいのが「ピノ・ノワール」です。今では、世界三大「ピノ・ノワール」の産地に数えられるほどで、セントラル・オコダのピノ・ノワールで醸造されたワインは世界中から高い評価を受けています。

おすすめワイナリー:ギブストン・ヴァレー

ギブストン・ヴァレーはセントラル・オコダのワイン産業の草分け的存在で、これまで数々の受賞歴を誇るワイナリーです。ワイン以外にも食や遊びにもこだわりを持っており、隣接する宿泊施設「Lodge&Spa」では、スパ付きのロッジでの宿泊が可能で、レストランも併設されています。ワイナリーで是非リラックスした一時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

基本情報
名称ギブストン・ヴァレー(Gibbston Valley)
住所1820 State Highway 6 Queenstown
アクセスクイーンズタウン空港から市内まで車で約10分
クイーンズタウンからシャトルバスの利用で片道約30分
営業時間10:00~17:00
(レストラン12:00~15:00)
(ワインツアー10:00~16:00)
定休日祝日

穴場ワイナリー:ザ・ワイナリー

ザ・ワイナリーは、ニュージーランド産のワインが一度に60種類以上試飲できるワイン・バーです。店内に入るとテイスティングカードとグラスが渡され、カードを差し込んでドリンクバー感覚で自分の好みのワインをグラスに注ぎます。最後にカードに記録された分だけ支払うシステムです。

一言メモ

試飲でお気に入りのワインが見つかったら購入することも可能です。チーズやおつまみ系のお料理と一緒にテーブルでゆっくりワインを楽しむことができます。

基本情報
名称ザ・ワイナリー(The Winery)
住所Queenstown 9 Ballarat Street, Queenstown
アクセスクイーンズタウン空港から車で約13分
営業時間14:15~21:30
定休日祝日

ネルソン

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Photo by Douglas Bagg on Unsplash

ネルソンはニュージーランドの南島の北海岸に面している地域です。日照率が高く、夏冬の寒暖差も10度前後と1年を通じてとても穏やかな天候に恵まれています。ニュージーランド国内では別名“サニー・ネルソン”とも呼ばれているほどです。

また、芸術家の街としても有名で、ワインボトルのラベルに地元のアーティストとコラボをした独特なデザインが多く見受けられるのもこのネルソンの特徴です。

ワイン産地としての歴史はそれ程長くはありませんが、新しいものに挑戦してゆく小規模ワイナリーが多く、個性豊かなワインと出会えることでしょう。

一言メモ

ニュージーランド名門国立リンカーン大学を首席で卒業した日本人小山浩平さんが自然を第一に考えて醸造するワイナリー「グリーンソングス」もこのネルソンにあります。残念ながらワイナリーとして一般公開はしていませんが、現地でワインを見かけたら是非手に取って味わいたいものです。

おすすめワイナリー:セイフリード・エステート

セイフリード・エステートは、ネルソンでは最も古い家族経営のワイナリーで、オーストラリア出身のサンフリードご夫妻が1973年に設立しました。

160ヘクタールのブドウ畑にはニュージーランドの代表種以外にもニュージーランドでは珍しい赤ワイン用のヴュルツァーなど東ヨーロッパのブドウの品種を多く栽培しています。

おすすめポイント

隣接するレストランは、非常にフレンドリーな雰囲気でリラックスできること間違いなしです。ワインだけでなく、ビールやコーヒー、焼きたてのパンなど、豊富なメニューが揃っています。さらに、外には子供の遊び場も設けられており、家族連れで訪れるには最高のワイナリーです。

基本情報
名称サイフリード・エステート(Seifried Estate)
住所168 Redwood Road Appleby, 7081
アクセスネルソンから車で約16分
営業時間11:00~16:00(最終試飲15:30)
定休日月、火、祝日

オークランド

オークランド

Photo by Partha Narasimhan on Unsplash

オークランドはニュージーランド最大の都市で、経済の中心です。一方で20世紀前半にオークランドに移住してきたクロアチア人によって築かれた小規模ワイナリーからニュージーランドの各地へ広がっていったことで「ニュージーランド・ワインの原点」とも言われています。

多くのワイナリーの本店がオークランドに点在しているため、地方のワイナリーを訪れる時間がない人でも地方産ワインを購入することができます。

おすすめワイナリー:ストーニーリッジ・ヴィンヤード

ストーニーリッジ・ヴィンヤードは、ワイヘキ島にあるワイナリーです。オークランドからフェリーで、1時間程で到着することが出来るワイヘキ島は、ワインの島と呼ばれています。毎年ワインフェスティバルが開催されています。

おすすめポイント

ストーニーリッジ・ヴィンヤードのブドウ栽培は完全オーガニック。肥料は海藻で作った自家製肥料のみです。その強いこだわりが、地域特性を生かした香り高いワインを作り出しています。ファースト・ラベルの『ラ・ローズ』はこのワイナリーの代表格です。

基本情報
名称ストーニーリッジ・ヴィンヤード
(Stonyridge Vineyard)
住所80 Onetangi Rd, Waiheke Island
アクセスケネディ・ポイント・フェリーターミナルから車で約10分
営業時間11:00~17:00、土曜日11:00~遅くまで(レストラン11:00~15:00)
定休日祝日

オークランドの魅力と観光スポットについては「オークランドの魅力とおすすめ観光スポット5選【リピーターが厳選】」の記事をご参照ください。

ニュージーランドのおすすめワイナリーまとめ

 ニュージーランドのおすすめワイナリーまとめ

Photo by Kelsey Chance on Unsplash

ワイナリー訪問のベストシーズン

南半球に位置するニュージーランドは日本の冬が夏になります。ニュージーランドの夏季にあたる12月~3月ぐらいがワイナリー訪問にはベストです。

冬期になると休業または週末のみの営業になるワイナリーも多いので、6月~9月ごろに行かれる方はまずはワイナリーに確認しましょう。

ワイナリー訪問の前に知っておきたいこと

一日にいくつものワイナリーを効率的に巡りたいと思われる方はツアーに参加することをおすすめします。英語が苦手な方は日本語のツアーガイド付きのものを選ぶとより深くワインを理解できるので便利です。

グループで行く場合は現地でガイド付きの車をチャーターすると割安になる場合もあります。また、ワイナリーでの試飲は一定料金を支払う場合がほとんどですが、ワイナリーによってはワインを購入した際に割引をしてくれるところもあります。ドレスコード等はほとんどありませんので、気楽な装いでワイナリー巡りを楽しんでください。

注意ポイント

ニュージーランドも飲酒運転は固く禁じられているので、レンタカーを借りて巡ると運転手はワインを飲むことが出来なくなりますので要注意です。

ニュージーランドのおすすめワイナリーまとめ

今回はすべてレストラン付のワイナリーをご紹介いたしました。ワイナリーでは試飲はできるもののレストランが併設されてないところも多くあります。またワイナリーによっては食べ物の持ち込みが許可されているところも多くありますので、出かける前にお気に入りのおつまみを持って出かけるのもよいかもしれません。ニュージーランドのワイナリーはどこも風光明媚なところが多く、大自然の空気とおいしいワインで楽しいひと時を過ごしながら自分のお気に入りのワインに出会えることをお祈りしています。他、ニュージーランドの観光エリアについては「ニュージーランド旅行のおすすめ4エリアと元在住者が選ぶ観光スポット6選」で紹介しています。

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