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フィリピン
更新日:2024.3.15

パラワン島の魅力とオススメ観光スポット4選【フィリピン旅行ガイド】

パラワン島の魅力とオススメ観光スポット4選【フィリピン旅行ガイド】

Photo by guillermo-bresciano on Unsplash

「フィリピンにあるパラワン島がどんな街なのか知りたい!」
「パラワン島旅行のベストシーズンはいつ?」
「パラワン島のおすすめ観光スポットってある?」

など、パラワン島の観光計画でどこに行くか悩んでいませんか?
本記事では、パラワン島の魅力とおすすめの観光スポットを紹介します。

本記事でわかること

  • パラワン島の基本情報
  • パラワン島の魅力とおすすめポイント
  • パラワン島旅行におすすめの観光スポット

パラワン島ってどんなところ

パラワン島ってどんなところ

Photo by jules-bassoleil on Unsplash

フィリピンにあるパラワン島について紹介します。

パラワン島とは

パラワン島はフィリピン西部にある、細長く伸びた島です。端から端まで約400kmもあり、周辺にはたくさんの離島が点在しています。パラワン島には手付かずの大自然が多く残っており、その地理的特徴と風光明媚な景色から、ユネスコの世界自然遺産に2か所が登録されています。「フィリピン最後のフロンティア」とも呼ばれ、世界中から注目を集めています。

また、パラワン島はこの豊かな自然を守るために、世界遺産のエリアでは環境に影響を及ぼすアクティビティが禁止されているなど、手厚い保護をおこなっています。

パラワン島の魅力
  • 大自然に囲まれた、美しい自然とのどかな雰囲気
    パラワン島の魅力は、なんと言っても世界遺産を含む豊かな自然です。ユネスコ世界自然遺産に選ばれているプエルト・プリンセサ地底河川国立公園とトゥバタハ岩礁海中公園のほか、エメラルドグリーンの海とサンゴ礁の広がるパラワン島北部のエルニドなど、たくさんの自然を満喫することができます。
  • 知る人ぞ知る秘境
    パラワン島は世界遺産などで注目を集めている一方、日本から直行便がないこともあり、まだメジャーな観光地ではありません。その分、手つかずの自然は世界でも屈指のものです。まだあまり知られていないスポットを開拓してみたい方、有名な観光地は一通り巡って見知らぬ土地に行きたい方にぴったりの観光地です。

他の都市との違い

東南アジアには多くの美しいビーチリゾートがありますが、豊かで美しい海洋自然により世界遺産に登録された地域は非常に少ないうえ、同じエリアに2つの登録があるのはパワラン島だけです。

また、リゾート地としての開発がそれほど進んでいない雰囲気も、他のリゾート地にはない特徴です。

パラワン島までのアクセス方法

パラワン島までのアクセス方法

Photo by michael-maga on Unsplash

日本からのアクセス方法と観光の移動手段を紹介します。

日本からパラワン島へのアクセス方法

日本からパラワン島への直行便は運行していないため、マニラやセブ島を経由して向かうのが一般的です。マニラへは主要都市から、セブ島へは成田空港と関空から直行便が就航しています。

マニラ、セブ島からパラワン島へは国内線を利用するのが一般的です。パラワン島には2か所の空港があり、1つはパラワン島の中心部のプエルト・プリンセサ国際空港で、1つはパラワン島北部にあるエルニド・リオ空港です。2つの空港は250㎞も離れているので、目的地によって到着の空港を選びましょう。

日本からマニラを経由してパラワン島へ
移動区間所要時間
羽田空港→ニノイ・アキノ国際空港約4時間50分
ニノイ・アキノ国際空港→プエルト・プリンセサ空港約1時間30分
ニノイ・アキノ国際空港→エルニド・リオ空港約1時間20分
日本からセブ島を経由してパラワン島へ
移動区間所要時間
成田空港→セブ空港約5時間30分
セブ空港→プエルト・プリンセサ空港約1時間15分
セブ空港→エルニド・リオ空港約2時間
プエルト・プリンセサからエルニドへのアクセス

中心部のプエルト・プリンセサと、北部のリゾート地エルニド間は空路がないため注意が必要です。2都市間を移動するにはシャトルバンやバスが出ていますが、どちらも5時間以上かかります。

パラワン島内の移動手段

パラワン島内の移動は、タクシーやトライシクルが一般的です。プエルト・プリンセサとエルニドのどちらも街自体はそれほど大きくないため、宿を中心部にとっていれば食事は徒歩でアクセス出来るでしょう。

注意ポイント

空港から宿や市街地まではタクシーが一般的ですが、ぼったくりの被害が発生しています。被害を防ぐため、可能であればホテルからの送迎を依頼しましょう。

パラワン島の治安は大丈夫?

パラワン島の治安は大丈夫?

Photo by eibner-saliba on Unsplash

旅行に役立つパラワン島の治安と注意点を紹介します。

パラワン島の治安について

パラワン島の治安は良いです。首都のマニラより安全なのはもちろん、フィリピンの中では比較的安全なセブ島よりも安全です。とはいえ、日本より危険ではあるので、スリやぼったくりなどの軽犯罪には気をつけるようにしましょう。

注意ポイント

パラワン島南部では危険度が増します。外務省の「海外安全ホームページ」では、パラワン島南部は「不要不急の渡航は止めてください」を示すレベル2が発出されています。

パラワン島旅行の注意点

ぼったくり

タクシーやトライシクルでのぼったくりに注意しましょう。空港から乗る場合の料金は空港利用料が加算されるため街中の料金より高い傾向にありますが、空港以外でも空港料金で請求してくるケースがあるので注意しましょう。

スリや置き引き

のどかで人の少なめなパラワン島ですが、中心部にはショッピングモールやレストラン街などもあるので、スリや置き引きに遭いやすいです。特段の警戒は必要ありませんが、海外にいるという自覚を持って貴重品には注意して行動しましょう。

パラワン島の南部

前述の通り、パラワン島南部に行くと危険度が増します。舗装された道が少なく観光地も少ないため、観光客が歩いているだけで非常に目立ちます。パラワン島の極南部で観光客が誘拐される事件が発生していますので、絶対に近づかないようにしましょう。

パラワン島の気候とベストシーズン

パラワン島の気候とベストシーズン

Photo by elaine-ore on Unsplash

パラワン島の気候とベストシーズン、服装を紹介します。

パラワン島の気候

パラワン島は他のフィリピンの都市と同様に常夏の気候です。平均最高気温は30度、平均最低気温は23度程度と安定しています。また、乾季はおよそ12月~5月、雨季はおよそ6月~11月頃となっています。

乾季12月~5月
雨季6月~11月

パラワン島旅行のベストシーズン

パラワン島の観光ベストシーズンは、乾季の12月~5月です。海の透明度も高いので、ビーチを楽しめるでしょう。

雨季は短期間にスコールが降り、残りは晴れているパターンが多いですが、長雨になることもあります。雨により海が荒れる可能性もあるため、乾季に行くのが無難です。

パラワン島旅行の服装

年中常夏のため外では半袖で十分ですが、屋内は冷房が強いことがあるため、薄手の羽織ものを持っていくといいでしょう。

一言メモ

ビーチや街中も紫外線が強いので、帽子やサングラスで紫外線対策をしっかり行いましょう。

パラワン島のおすすめ観光スポット

パラワン島のおすすめ観光スポット

Photo by john-hernandez on Unsplash

パラワン島のおすすめ観光スポットを紹介します。

パラワン島の観光スポット1:プエルト・プリンセサ地底河川国立公園

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園は、セント・ポール国立公園の鍾乳洞と鍾乳洞内を流れる地底川の一部になります。1999年に世界遺産に登録されました。カルスト地形や湿地帯などの多様な地形が入り混じっていることなどから、鳥類だけで15種の固有種がいるなど、多様で独特な生態系を成しています。

おすすめポイント

地底川の中を1時間ほどでめぐるボートツアーが人気です。ジップラインや岩登りと行ったアクティビティも楽しめます。

注意ポイント

気をつけたいのはプエルト・プリンセサ中心部から片道3時間ほどかかる点です。そのため、プエルト・プリンセサ地底河川国立公園に行く日は1日がかりになります。

基本情報
名称プエルト・プリンセサ地底河川国立公園
住所Sabang, Puerto Princesa City, 5300
エリアプエルト・プリンセサ中心部から車で約3時間
定休日なし
営業時間5:00~18:00
ウェブサイトなし
入場料ツアーによる

パラワン島の観光スポット2:トゥバタハ岩礁海中公園

トゥバタハ岩礁海中公園はパラワン島のもう1つの世界遺産です。パラワン島から船で15時間以上かかりますが、東南アジア最大と言われるサンゴ礁をはじめ、ウミガメやジンベエザメ、イルカにマンタなど魅力的な海の生物の宝庫です。

注意ポイント

トゥバタハ岩礁海中公園ではダイビングが可能ですが、3月後半~6月前半しかオープンしていません。そのためシーズン中は世界中からダイバーが押し寄せます。

基本情報
名称トゥバタハ岩礁海中公園
住所92 nautical miles southeast of puerto princesa city palawan island philippines
エリアプエルト・プリンセサ中心部から船で15時間以上
定休日7月~3月
営業時間なし
ウェブサイトなし
入場料ツアーによる

パラワン島の観光スポット3:エルニド

エルニドはパラワン島北部にあるリゾート地で、この地域周辺の諸島の総称でもあります。1つの島に1つのホテルしかないことも多く、隠れ家感満載のバカンスを過ごすことができます。海は美しい青緑色をしており、ダイビング、シュノーケリングやアイランドホッピングなどを楽しめます。

おすすめポイント

特に美しいスポットとして有名なのが、ビッグ・ラグーンスモール・ラグーンです。エメラルドグリーンの海が、周囲の岩に覆い茂っている植物と相まって一面が緑色に輝いています。カヤックで巡るツアーが人気です。

基本情報
名称エルニド
住所El Nido, 5313
エリアパラワン島北部
定休日なし
営業時間なし
ウェブサイトなし
入場料なし

パラワン島の観光スポット4:コロン島

コロン島はエルニドから北に115kmほどにある島です。エルニドよりも美しい景勝地と言われおり、特に有名なのがカヤンガンレイクです。アジアで1番とも言われるほどの高い透明度を誇り、カルスト地形の切り立った岩礁が海底に連なっている様はとても幻想的です。

また、カヤンガンレイクと双璧をなす人気スポットがバラクーダレイクです。汽水層と海水層が交互に重なっている不思議な湖で、特にダイバーに人気です。

基本情報
名称コロン島
住所Coron Island, Palawan
エリアエルニドから船で北に115km
定休日なし
営業時間なし
ウェブサイトなし
入場料なし

フィリピン・パラワン島旅行まとめ

フィリピン・パラワン島旅行まとめ

Photo by david-milmont on Unsplash

パラワン島がおすすめの理由とおすすめの過ごし方を紹介します。

パラワン島がおすすめの理由

世界的に美しい海とビーチ

エルニドやトゥバタハ岩礁海中公園はダイバーなどから非常に人気が高いスポットです。また細長い地形のパラワン島は海岸線が長く、多くのビーチがあり美しい海を眺めることができます。

個性的な生態系

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園をはじめとして、特徴的な地形や環境から独特の生態系が形成されています。固有種も多く、パラワン島ならではの自然を楽しみ、生き物に出会うことができます。

パラワン島のおすすめの過ごし方

トゥバタハ岩礁海中公園で特別な時間を過ごす

トゥバタハ岩礁海中公園はダイビング期間が限られているため、ダイビングツアーの予約は半年前には埋まると言われています。ツアーはボート上で1週間から10日ほど宿泊するものが多く、価格は30万円~50万円ほどです。

ダイビング目的以外の方はなかなか足を伸ばしづらい場所ですが、その反面ダイビング好きの方にとっては人生で一度は行きたい憧れの場所でもあります。まとまった休暇にチャレンジしてみてはどうでしょうか。

ホテルやビーチでプライベートな時間を楽しむ

移動やアクティビティで疲れたあとはパラワン島の大自然の中でゆったりとした時間を満喫するのがおすすめです。プライベートビーチがあるホテルを選ぶのがおすすめです。白浜で綺麗なエメラルドグリーンの海と鮮やかな夕日を眺めて過ごすのは最高です。

フィリピン・パラワン島旅行まとめ

パラワン島はその美しい自然と特徴的な地形や生態系から「フィリピン最後のフロンティア」と呼ばれている島です。日本にはない自然の中でのんびりと過ごしたい方、周りの人が行っていないところに行きたい方、またダイバーの方にもおすすめの観光地です。乾季に合わせて、冬休みや春休み、ゴールデンウィークの連休に羽を伸ばしてみてはいかがでしょうか。同じくフィリピンの離島ボホール島については「ボホール島の魅力とオススメ観光スポット4選【フィリピン旅行ガイド】をご参照ください。」

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