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フィリピン
更新日:2024.4.12

フィリピンの移動手段ガイド!【フィリピン旅行前に交通機関をチェック】

フィリピンの移動手段ガイド!【フィリピン旅行前に交通機関をチェック】

Photo by Eryka Rose Raton on Unsplash

「フィリピン旅行の移動手段が知りたい」
「空港から市内までどうやって行けばいい?」
「フィリピンの交通機関を利用するときの注意点はある?」

と、フィリピン旅行の移動手段で気になることはありませんか?
本記事では、フィリピン旅行の移動に役立つ情報を紹介します。

本記事でわかること

  • フィリピンの主な移動手段
  • ハノイ空港とホーチミン空港から中心地までの行き方
  • ハノイ、ホーチミン市内の移動手段
  • フィリピンの交通機関を利用するときの注意点

フィリピン旅行の主な移動手段

フィリピン旅行の主な移動手段

Photo by Hitoshi Namura on Unsplash

フィリピンの主な交通手段は、鉄道、バス、タクシー、ジプニーなどです。

鉄道

フィリピンでは、マニラのみ電車が走っています。メトロ・マニラという巨大首都圏の端から端まで走るLRT、MRTと、メトロ・マニラと郊外を結ぶPNRという3種類の路線があります。とても安く移動することができますが、通勤時などの時間は日本の通勤ラッシュ以上の混雑となります。安く便利な乗り物ですが、利用する際は日中の空いている時間帯が良いでしょう。

鉄道の乗り方

切符は、駅の切符売り場か自動券売機で購入できます。お得なチャージ式チケット「Beep Smart Card」もあります。改札を通る前には、セキュリティーチェックでかばんの中身をチェックされます。

注意ポイント

通勤ラッシュの時間帯は、非常に混雑していて電車に乗るのにも時間がかかります。余裕を持って行動しましょう。

タクシー

最もおすすめなのがタクシーです。空港から行先ごとに料金が決まっている前払いのクーポンタクシーは、初心者でも安心して利用できます。イエロータクシーとレギュラータクシーはメーター制のタクシーで、街中で一般的なのはレギュラータクシーです。

タクシーの乗り方

日本と同じように、タクシー乗り場か、流しのタクシーを手を挙げて止めて乗る方法があります。ドアは自動ではないので自分で開けて乗車します。乗車したらメーターがあるか、そしてメーターを動かしているかを必ず確認してください。

注意ポイント

タクシー料金は現金のみの支払いになりますのでご注意ください。また500ペソや1,000ペソなどの大きなお札で払う場合、お釣りがないと言われ返ってこないことがあるので、50ペソや100ペソなどの細かい現金を持っていることを必ず確認してから乗車しましょう。

配車サービス

配車サービス「Grab」を利用することができます。自分がいる場所まで来てくれ、目的地までの所要時間と料金をあらかじめ確認することが可能です。もちろんクレジットカードと紐付けてキャッシュレス決済もでき、目的地を伝える手間も省け、ボッタクリの心配もないためおすすめです。

注意ポイント

朝夕のラッシュ時にGrabを捕まえるのは困難です。また乗車後にも予定した時間より長くかかることがあります。そのため、時間帯を選ぶ際には注意が必要です。

配車アプリの利用方法
  1. アプリをダウンロードする
  2. 現在地と目的地を入力する
  3. 料金を確認する
  4. 車の種類を選択する
  5. ナンバーを確認して乗車する
  6. 支払いをする

ジプニー

派手な装飾が施されたジプニーは、フィリピンでは最もポピュラーで格安な交通手段です。路線バスのように決まった路線を走りますが、停留所はなく、手を挙げて好きな場所で乗り降りができます。

フロントガラスや車の横に行先が書いてありますが、土地勘がない旅行者には少しハードルが高いかもしれません。

ジプニーの乗り方

走っているジプニーを手を挙げて停め、行き先を確認して車体後方から乗車します。乗車時に料金を運転手または車掌に支払いますが、座席が遠い場合は乗客同士でお金をバケツリレーのように手渡ししていきます。

お金を渡す際には、 「バーヤッド ポ(支払いです)」 と言って手渡しましょう。お釣りをもらう時も、乗客同士で手渡ししていきます。降りる際は、「パーラ(降ります)」といって天井をコンコンとノックすれば、その場で車を停めてくれます。

注意ポイント

タクシーに乗車する際と同様に、100ペソ以上のお金は使えないことが多いため、あらかじめ5ペソや10ペソなどの細かい現金を用意しておきましょう。また、複数人が乗車するので、スリやひったくりの被害に遭わないように、荷物は自分の前に抱え、乗車中にはできるだけスマホを出さないように注意しましょう。

長距離バス

運賃も安く、様々な方面に路線が整備されているのが長距離バスで、空港と市内を結ぶUBE Expressや、停車ポイントが少ないP2P(Point to Point)というバスがあります。特にP2Pは車内も綺麗で快適で、長距離の移動にぴったりです。

長距離バスの乗り方

バス乗り場にあるチケットカウンターでチケットを購入します。長距離移動にはクーラーがついているバスの方が快適ですが、車内はかなり冷え込むので、カーディガンなど羽織れるものを用意しましょう。

バスの運賃
交通機関料金
ノーマルバス12ペソ
P2P30~180ペソ
UBE Express150~300ペソ

マニラの移動手段

マニラの移動手段

Photo by REY MELVIN CARAAN on Unsplash

フィリピンの首都マニラでの移動手段について紹介します。

ニノイ・アキノ国際空港から市内への移動

ニノイ・アキノ国際空港は、市内中心部から南側約10kmに位置しています。空港からマニラ市内への移動は、タクシーかエアポートバスを利用します。

タクシー

クーポンタクシー、エアポートタクシー、メータータクシーが利用できます。少し割高にはなりますが、行き先ごとにあらかじめ運賃が決められているクーポンタクシーが観光客には安全でおすすめです。

エアポートバス(UBE Express)

エアポートバスは空港と市内を4つのルートで結び、それぞれ1~2時間に1本の間隔で運行しています。空港のバス乗り場のチケットカウンターのほか、事前にインターネットからもチケットを購入することができます。

空港からマニラ市内の移動手段の時間と費用
交通機関所要時間料金
タクシー30~40分300~400ペソ
エアポートバス(UBE Express)約1時間150~300ペソ

マニラ市内の移動手段

  1. タクシー
    観光客のメインの移動手段はタクシーです。初乗り料金はそれぞれ60ペソ、40ペソほどです。非常に安い運賃のため、半日や1日でチャーターして利用するのも良いでしょう。配車アプリ「Grab」を使った場合は、通常のタクシー料金に40ペソの追加料金がかかります。
  2. 鉄道
    道路渋滞が深刻なマニラでは、目的地の最寄駅まで鉄道を使い、そこからタクシーなどを使えば非常にスムーズに移動することができます。最初の3~4駅は12ペソで乗車することができ、リーズナブルです。しかし通勤時間帯は日本以上の混雑となりので、10~17時の時間帯で利用するのが良いでしょう。
  3. ジプニー
    短距離の移動で、フィリピンらしい乗り物に乗ってみたいという場合にはシプニーがあります。間違った行き先のジプニーに乗ってしまったり、うまく降車できなかったりといったこともあるので観光客には少しハードルが高いかもしれませんが、ローカル感満載の体験ができます。

マニラの魅力とおすすめ観光スポットについて知りたい方は「マニラの魅力とおすすめ観光スポット5選【リピーターが厳選】」の記事をご参照ください。

セブの移動手段

セブの移動手段

Photo by Ryan Yoo on Unsplash

フィリピン中部のビサヤ諸島にある島、セブの移動手段を紹介します。

マクタン・セブ国際空港からの市内への移動手段

マクタン・セブ国際空港は、セブ島と全長1,000mほどの橋でつながるマクタン島にあります。中心地であるセブ島のセブシティへの移動は、タクシーまたはショッピングモール「SMシティ・セブ」と空港を結ぶバス「My Bus」を利用します。

空港からセブ市内の移動手段の時間と費用
交通機関所要時間料金
タクシー30~40分400~700ペソ
バス(My Bus)約40分50ペソ

セブ市内の移動手段

タクシー

マニラと同じようなシステムですが、セブ島はタクシーの台数が少なくなります。また、セブ市から空港のあるマクタン島へ行く際には50ペソの追加料金を支払う必要があります。追加料金については事前に確認しておきましょう。

ジプニー

セブの公共交通機関で一番安いのがジプニーです。旅の思い出として、またちょっとの移動を安く済ませたいということであれば、ジプニーに乗ってみるのも良いでしょう。乗車中はスリの被害に遭わないよう荷物は前に抱え、スマホなどをいじらないようにしてください。

セブ島の魅力とオススメ観光スポットについて知りたい方は「セブ島の魅力とオススメ観光スポット5選【フィリピン旅行ガイド】」の記事をご参照ください。

主要都市間の移動

主要都市間の移動

Photo by Orbital 101 Studio on Unsplash

マニラ、セブ島、ボホール島への行き方を紹介します。

マニラからセブ島へのアクセス方法

マニラとセブ島は、直線距離にして約560km離れています。これは日本で言うと、東京と青森との距離に相当します。

飛行機

マニラからセブ島へは飛行機で約1時間半で行くことができます。料金は時期や航空会社にもよりますが、3,500円~7,000円程です。

フェリー

マニラ港とセブ港を結ぶフェリーでも移動することができます。約21時間かかり、一番安い部屋でも5,000円程するため、飛行機に比べてコストパフォーマンス、タイムパフォーマンスは良くないと言えるでしょう。

移動手段所要時間料金
飛行機約1時間半約3,500円~7,000円
フェリー約21時間約5,000円

セブ島からボホール島へのアクセス方法

ボホール島は、セブ島から約38km南東に位置しています。美しいビーチはもちろんですが、幻想的な景観を誇る「チョコレートヒルズ」など、セブ島とはまた違った大自然の雰囲気を楽しむことができる島です。

フェリー

約2時間で到着します。料金は、屋外のオープンエア席は450ペソ、エアコン付きで映画も観られるツーリスト席は500ペソ、一番快適なビジネス席は1,000ペソとなっています。チケットは現地のほか、事前にオンラインからも購入することができます。

ボホール島の魅力とオススメ観光スポットについて知りたい方は「ボホール島の魅力とオススメ観光スポット4選【フィリピン旅行ガイド】」の記事をご参照ください。

移動手段所要時間料金
フェリー約2時間約1,000円~3,000円

フィリピンの交通機関を利用する時の注意点

フィリピンの交通機関を利用する時の注意点

Photo by Hitoshi Namura on Unsplash

フィリピンの各移動手段を利用する時の注意点を紹介します。

タクシー運賃のぼったくり

フィリピンでは、タクシー料金は法律で定められていますが、メーターをつけないで走り高額料金の請求をしたり、メーターがついていても改造されていたりと、ぼったくりが横行しています。

1,000ペソなどの大きな紙幣で払った場合、お釣りがないと言われ、お釣り分をチップとして受け取ってしまうドライバーもいます。

対策

タクシーに乗る際は、まずメーターの有無と使用を確認してから乗車しましょう。もし何か不審に思ったら、直ちにタクシーを降りて別の車両に乗り換えることが賢明です。

市内移動には、流しのタクシーよりも、タクシー乗り場からの乗車や、イエロータクシー、あるいはGrabなどの配車サービスを利用したタクシーを選ぶほうが安全と言えます。

スリ、ひったくり

残念ながらフィリピンの治安は良好とは言えないため、ジプニーやバスなどを含む公共交通機関を利用する際は、スリやひったくりに十分注意しなければいけません。車内だけでなく、停車中に外から狙われることもあります。

対策

荷物は身体の前に抱え、財布などはポケットに絶対に入れないでください。また、スマホは高価で狙われやすいため、出来る限り乗車中はカバンから出さないようにしましょう。時計やアクセサリーなども狙われやすいので、十分に注意してください。

フィリピンの移動手段まとめ

フィリピンの移動手段まとめ

Photo by Hitoshi Namura on Unsplash

フィリピン旅行に役立つアプリを紹介します。

フィリピンの移動に役立つアプリ

旅行中の移動や、バスやタクシーを利用する際に便利なアプリを紹介します。日本でダウンロードしておきましょう。

移動に便利なアプリ

「Google Maps」は、現在地と目的地を入力すると様々なアクセス方法を検索できるアプリです。

Google Maps

「Sakay.ph」は、タクシー以外のジプニーやバス、電車などの交通機関を利用する際に便利なアプリです。出発地と目的地を入力すると、適した交通手段と経路や移動時間、金額などを表示してくれます。

Sakay.ph
配車サービスのアプリ

配車サービス「Grab」のアプリです。フィリピンの主要な都市はほぼ網羅されています。

Grab
  • Google Play「Grab
  • App Store「Grab

フィリピンの移動手段まとめ

フィリピンの交通機関は様々な種類があり、料金もリーズナブルです。市内の移動にはタクシーが一番便利ですが、目的や移動距離に応じて利用してみてくださいね。一方で、スリやぼったくりなども日常的に起きています。それぞれの交通機関の特徴や注意点も事前に理解しておくようにしましょう。
本記事で紹介した交通機関の利用方法や注意点が、皆さんのフィリピン旅行に役立つことを願っています。フィリピンの観光スポットについては「フィリピン旅行のおすすめ4エリアと観光スポット6選」でご紹介しています。

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