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トゥールーズの魅力とオススメ観光スポット5選【フランス旅行ガイド】
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「フランスにあるトゥールーズがどんな都市なのか知りたい!」
「トゥールーズ旅行のベストシーズンはいつ?」
「トゥールーズのおすすめ観光スポットってある?」
と、トゥールーズ観光の計画でどこに行くか悩んでいませんか?
本記事では、トゥールーズの魅力とおすすめの観光スポットを紹介します。
本記事でわかること
- トゥールーズの基本情報
- トゥールーズの魅力とおすすめポイント
- トゥールーズ旅行におすすめの観光スポット
目次
トゥールーズってどんなところ
Photo by Henrique Ferreira on Unsplash
フランス南西部に位置し、パリ、リヨン、マルセイユに次ぐ4番目に大きな都市トゥールーズについて紹介します。
トゥールーズとは
「バラ色の街」として有名な都市トゥールーズは、その名の通り赤色のレンガ造りの建物が一面に広がる景観がとても美しい都市です。その昔ヨーロッパでは石材建築が主流だったものの、トゥールーズは石切り場から遠く離れていたため、石材を確保することが困難なことから地元の粘土質の赤土でレンガを焼き、建設資材にしたことが始まりです。
また、トゥールーズは19世紀から20世紀前半までスミレの栽培が盛んな街として有名で別名「スミレの街」とも呼ばれています。トゥールーズのスミレは香りが高く、香水などにも利用され、一大産業となっていました。残念ながら現在では一部の限られた農家がスミレの栽培を継続していますが、広大なスミレ園を見ることはできません。
当時、レンガ造りの建物は石材と比べて見劣りするとされ、その赤色を隠すためにペンキが塗られることもありました。しかし、現在では、昔ながらの貴重な赤レンガ造りの建物が数多く残る都市として、世界中にその名を知られています。
トゥールーズの魅力
多くのフランス人がトゥールーズへの移住を夢見るほど美しい景観を残すトゥールーズの魅力を紹介します。
歴史遺産
街全体が美術館のような旧市街には赤いレンガで建造された建物が多く存在し、建築技術の面からもフランスの重要文化財または世界遺産に登録されています。
フランス最大のロマネスク様式の教会であるサン・セルナン大聖堂、重厚なゴシック様式のオーギュスタン美術館、そしてトゥールーズ出身の著名な建築家ニコラ・バシュリエが設計したルネサンス様式のアセザの館など、異なる建築デザインの魅力を楽しんでみましょう。
中世の時代にタイムスリップをしたような「バラ色の街」トゥールーズの街中を散策すれば中世の時代を感じられる多くの歴史的遺産に出会うことができます。
ヨーロッパ最先端の航空宇宙産業
1920年代にトゥールーズが航空便を運ぶアエロポスタルの中継点に選ばれたことが航空宇宙産業への礎となり、今では未来の欧州航空宇宙産産業の中核を担う都市として発展しています。
第一次世界大戦での軍事航空機の製造に始まり、戦後イギリスとコンコルドの共同開発、フランス国立宇宙研究センターやエアバス社の組み立て工場および本社の設立などその発展に留まるところがありません。
「星の王子様」の作者でもあるサン=テグジュペリもアエロポスタルのパイロットの一人としてトゥールーズに居住していました。
トゥールーズの味
同じフランス料理でも、街ごとにその味わいは異なります。トゥールーズならではの味をぜひ楽しんでみてください。特におすすめしたいのは、渦巻き状に巻かれたトゥールーズ風粗挽きソーセージ。パリッと焼けば、肉汁たっぷりのジューシーな味わいを堪能できます。
もうひとつのトゥールーズの味と言えば鴨肉のカスレです。鴨料理が多く使われるトゥールーズならではの味で、ソーセージや鴨肉のコンフィと白インゲンを煮込んだトゥールーズ風カスレは郷土料理として長く愛されている一品です。
コンフィとは油で浸透させた肉を低温で煮詰めるフランス料理ならではの調理法です。
トゥールーズまでのアクセス方法
Photo by Free Nomad on Unsplash
日本からのアクセス方法と観光の移動手段を紹介します。
日本からトゥールーズへのアクセス方法
日本からトゥールーズ・ブラニャック空港への直行便は出航しないため、ヨーロッパの都市または北アフリカから乗り継ぐことができます。ここではフランス・パリからトゥールーへのアクセス方法を紹介します。
パリからトォールーズまでの交通手段
交通手段 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
飛行機 | 1時間25分 | 100ユーロ~ |
列車 | 4時間30分 | 25ユーロ~ |
夜行バス | 9時間30分 | 12ユーロ~ |
少し時間に余裕がある場合はフランスの風景を眺めながら移動する列車の旅がおすすめ。フランス国営会社が運航する高速鉄道TGVはとてもきれいで快適に移動ができます。
夜行バスは費用が一番低く抑えることができますが、移動時間が長いため、旅の時間に余裕がある方におすすめです。
トゥールーズの治安は大丈夫?
Photo by Siddhant Kumar on Unsplash
トゥールーズの治安について
観光やビジネスで人気の高いトゥールーズは比較的治安が良い都市と言えるでしょう。但し、人口増加にともない犯罪発生率が年々増加していることも確かです。特に麻薬売買や暴力に関する事件の発生件数が特定地域に多く見られることから、危険エリアを回避することでより安全な旅ができるでしょう。
- エンパロット
- イザーズ
- ロズレ
- アベニュー ド ラ グロワール
- スープタール
- フルゲット
- フォーレット
- ミライュ
その他観光地として人が多く集まるエリアでは日中は安全ですが、夜間はあまり一人で出歩いたりしないようにしましょう。
宿泊場所に関しては、市内中心部のキャピトル、デュピュイ広場、サン・セルナン、オゼンヌ、レ・カルム、サンテティエンヌのエリアがおすすめです。
トゥールーズの気候とベストシーズン
Photo by Ollie Tulett on Unsplash
トゥールーズの気候とベストシーズン、服装を紹介します。
トゥールーズの気候
トゥールーズの気候は、温帯の海洋性気候、地中海性気候、大陸性気候が入り混じった非常に特殊な気候です。
基本的に温暖で、冬でも零下になることや降雪は稀で温暖の気候なため、そのため1年を通じて訪れることはできますがベストシーズンは春(3月~5月)と秋(9月~11月)です。
2℃前後の気温で外を散策するにはとても気持ちのよい気候ですので春の新緑、秋の紅葉を楽しんでください。
トゥールーズでの服装
春秋
10℃~20℃前後ですので日本の春秋の洋服で大丈夫ですが、夕方気温が下がるので、重ね着ができるようなカーディガンや薄手のジャケットなどがあると便利です。
夏
30℃前後の暑さになるため、日本の夏と同じような服装でかまいませんが、日差しが強くなりますので帽子やサングラス、日焼け止めを持参しましょう。
冬
10℃前後で最低気温も零下に下がることはほとんどありません。セーター、トレーナー、ジャケットなどの厚手の洋服があれば便利です。
フランスと日本との時差
日本とフランスの時差は+8時間で、日本が朝8時の時にフランスは夜中の12時になります。3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までは夏時間となり、時差は+7時間となります。
トゥールーズのおすすめ観光スポット
Photo by René DeAnda on Unsplash
トゥールーズのおすすめ観光スポットを紹介します。
おすすめ観光スポット1:トゥールーズ市庁舎
トゥールーズの中心ともいえるキャピタル広場に浮かぶようにそびえ立つ赤煉瓦づくりの建物がトゥールーズ市庁舎です。12世紀から建築が開始され、時代ごとに増築、改修を繰り返し、18世紀初頭に建築家ギヨーム・カンマスの手によって現在の姿に造形されました。
その壮大な建築物に一歩足を踏み入れると地元の画家たちの手によって描かれた壁画、天井画、大理石の彫刻などトゥールーズの当時を映し出す貴重な芸術作品を目にすることができます。
基本情報
名称 | キャピトル広場(Place du Capitole) トゥールーズ市庁舎(Town Hall) |
---|---|
住所 | Capitole, 31000 Toulouse |
アクセス | 地下鉄キャピタル駅下車徒歩5分 |
定休日 | 1月1日、12月25日 |
見学時間 | 月曜日~土曜日 8:30~19:00 日曜・祝日 10:00~19:00 |
入場料 | 無料 |
おすすめ観光スポット2:サン・セルナン・バジリカ聖堂
トゥールーズは、キリスト教の巡礼「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」の重要な巡礼地でした。11世紀に、多くの巡礼者を迎え入れるために建設されたのが、このサン・セルナン・バジリカ聖堂です。その内部は奥行き約150mに及び、ヨーロッパ最大のロマネスク様式の建造物として1998年に世界遺産に登録されました。
タンパンの「キリストの昇天」レリーフを始め、その周りを囲う外壁の彫刻の美しさにも目をとめて見てみましょう。聖堂内にあるオルガンは1888年に製造されたものでフランス最古とも言われています。
夜になるとトゥールーズのシンボルとなっている聖堂先端の鐘楼がライトアップされ幻想的な姿を見せるので、是非夜の聖堂もご覧ください。
基本情報
名称 | サン・セルナン・バジリカ聖堂(Basilique Saint-Sernin) |
---|---|
住所 | Basilique Saint-Sernin, Toulouse |
エリア | 市内中心部 |
アクセス | キャピトル広場から徒歩7分 |
定休日 | 祭事の場合は入場不可となることもある |
見学時間 | 夏期:8:30~19:00 冬期:8:30~18:00 |
入場料 | 無料 |
おすすめ観光スポット3: ジャコバン修道院
ジャコバン修道院は13世紀にドミニコ修道会が建設したゴシック様式の修道院です。これまでのロマネスク様式と違って、大きなステンドガラスに囲まれた壁面とヤシの木の林のような22本の柱によって支えられている23mを誇る天井の高さが作り出す空間は圧巻です。そして全てがトゥールーズの特徴である一つ一つのレンガで積み上げられているその構造にも注目してみてください。
修道院を抜けると、中庭をぐるりと囲む回廊があります。料金を支払ってでも見学する価値があると言われるのが、大理石の4本の柱が一体となってアーチ状に形作られ、何十メートルにもわたる美しい回廊と中庭の緑が織りなす風景です。
基本情報
名称 | ジャコバン修道院(Couvent des Jacobins) |
---|---|
住所 | Pl. des Jacobins |
エリア | 市内中心部 |
アクセス | キャピトル広場から徒歩5分 |
定休日 | 月曜日、1月1日、5月1日、12月25日 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
入場料 | 修道院内は無料 ■回廊見学 6月~10月:5ユーロ 11月~5月:4ユーロ ※第一日曜日は無料 |
おすすめ観光スポット4:アセザ館
トゥールーズの街に堂々と建つ宮殿のような建物は、16世紀に染料の商売で富を築いたピエール・アセザの元豪邸です。かつてトゥールーズの東ロラゲ地方で生産されていたパステルという植物が、淡いブルーの染料として非常に重宝されたことで、パステル商人たちは大きな富を蓄えました。当時、このパステルで得た利益は「マネーブルー」とまで呼ばれていました。
現在ではハンベルグ財団美術館が併設され、15世紀から20世紀初頭までの美術品が展示されている美術館として一般公開されています。
展示されている美術品はもちろん、この豪邸自体も贅を尽くしたもので、当時トゥールーズで最も有名だったルネサンス建築家ニコラ・バシュリエによって設計されました。南仏におけるルネサンス建築の傑作としても名高い建物です。
基本情報
名称 | アセザ館(Hôtel d’Assézat) |
---|---|
住所 | Hôtel d’Assézat, Place d’Assézat |
エリア | 市内中心地 |
アクセス | キャピトル広場から徒歩10分 |
開館日 | 月曜日~日曜日 10:00~18:00 |
休館日 | なし |
料金 | 大人: 14ユーロ 子供(10歳~18歳まで): 9.5ユーロ |
おすすめ観光スポット5: シテ・ド・レスパス/エアロスコーピア
シテ・ド・レスパスでは、月から持ち帰られた石に触れる展示や、再現された国際宇宙ステーションやソユーズのコックピットを体験できるなど、見どころが満載の宇宙博物館です。館内にはレストランもあり、食事を楽しみながらゆっくりと過ごすことができます。
エアロスコーピアは、2015年にオープンした航空博物館で、トゥールーズ近郊のブラニャックにあります。ここでは、コンコルドを含む歴史的な航空機が展示されており、航空の歴史について学ぶことができます。
シテ・ド・レスパスの基本情報
名称 | シテ・ド・レスパス(Cité de l’espace) |
---|---|
住所 | Avenue Jean Gonord, BP 25855, 31506 Toulouse |
アクセス | キャピトル広場から車で約20分 バス37番線Cité de l’Espace下車徒歩2分 |
定休日 | 不定期のためウェブサイトで要確認 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
料金 | 大人: 26ユーロ 子供(5歳~18歳)/学生:19.5ユーロ 子供4歳以下無料 |
エアロスコーピアの基本情報
名称 | エアロスコーピア(Musee aeroscopia) |
---|---|
住所 | 1 Allée André Turcat, 31700 Blagnac, France |
エリア | バランナック |
アクセス | キャピトル広場から車で約20分 トラム1番Aéroconstellation下車徒歩15分 |
定休日 | 12月25日、1月1日 メンテナンスでお休みになる場合があるため、ウェブサイトで要確認 |
営業時間 | 9:30~18:00(最終入場17:00) 12月24日及び12月31日 9:30~17:00 |
料金 | 大人:15ユーロ 子供6歳以下無料 |
トゥールーズ旅行まとめ
Photo by Thomas Despeyroux on Unsplash
歴史の深い世界遺産や進化を遂げている航空産業を巡る旅ができる魅力一杯の都市トゥールーズですが、のんびりトゥールーズの街の雰囲気を味わいたい方におすすめの過ごし方を紹介します。
トゥールーズでの過ごし方
メディ運河の遊覧船
世界最古の運河として世界遺産にも登録されているメディ運河をクルーズしてみるのはいかがでしょう。全長240キロにも及ぶメディ運河を数日から数時間のクルーズを楽しむことができます。日中はフランス特有の田園風景を楽しみ、日没時にはライトアップされたトゥールーズの街並を運河から見ればその美しさにため息がでるでしょう。
トゥールーズのマーケットで地元の味に挑戦
レストランでフランス料理を楽しむのも一つですが、地元の人に愛され続けるマルシェでローカルの味を堪能してみませんか。野菜、果物、お惣菜からデザートまでトゥールーズ市民のお腹を満たす、まさに市民の台所です。お惣菜はその場で温めてくれて、そばのテーブル席で食べることもできます。
トゥールーズ旅行まとめ
本記事で紹介した観光スポットを参考に、自分のトゥールーズの旅を探してみてはいかがでしょうか。皆様の楽しい旅行のアイディアとして参考にしていただけることを願っています。また、フランス旅行での移動手段を知りたい方は「フランス移動手段ガイド!【フランス旅行前に交通機関をチェック】」の記事をご覧ください。
フランスに行った際に使えるWiFiまたはネット環境等については「フランスWiFiどれにする?無料ワイファイ・レンタル・おすすめ紹介も!」の記事をご覧ください。
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