ベトナムの移動手段ガイド！【ベトナム旅行前に交通機関をチェック】

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「ベトナム旅行の移動手段が知りたい」
「空港から市内までどうやって行けばいい？」
「ベトナムの交通機関を利用するときの注意点はある？」

と、ベトナム旅行の移動手段で気になることはありませんか？
本記事では、ベトナム旅行の移動に役立つ情報をご紹介します。

ベトナム旅行の主な移動手段

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ベトナムの主な交通手段は、ベトナム国内線飛行機、鉄道、バス、タクシーなどです。

国内線飛行機

ベトナムは縦に長い地形のため、国内線が充実しています。ベトナム航空、ベドジェットエア、バンブーエアラインなど6社が主要都市間を運航しています。ハノイとホーチミン間は片道約2時間、ハノイからベトナム中部ダナンへは約1時間20分、ホーチミンからダナンへは約1時間20分です。

ハノイ～ホーチミン、ハノイ～ダナンへ所要時間

国内線飛行機の乗り方

国営系のベトナム空港やLCCのベドジェットエアなどがあります。予算に応じて選びましょう。ベトナム航空、パシフィック航空、Vascoなどベトナム航空グループであれば、出発予定時刻の24時間前から1時間前まで、オンラインチェックインが可能です。

鉄道

ハノイからホーチミンまで1,700㎞をベトナム統一鉄道が走っています。これは青森から福岡までの距離に匹敵します。列車のスピードは遅く、時速50㎞ほどのため、日本の電車に慣れているととてもゆっくり感じるでしょう。ハノイ・ホーチミン間は約36時間、二都市からベトナム中部へは約16時間もかかります。

鉄道の乗り方

鉄道のチケットは駅の窓口、統一鉄道ホームページ、旅行代理店で購入可能です。全区間の料金はベトナム統一鉄道公式サイトVNRで確認できます。

ハノイ・ホーチミンの席種と料金

※寝台には2段、3段、4段ベッドの車両があります。チケット購入時に確認できるので、忘れず何段ベッドのどの位置かを確認するようにしましょう。おすすめは2段ベッドの下です。

中長距離バス

ベトナムは中長距離バスが充実していて、2段ベッドのスリーピングバスタイプが主流です。最近はVIPバス、リムジンバスと呼ばれる個室が広く、快適なバスも増えています。旅費を抑えながら快適に過ごしたい方におすすめです。

中長距離バスの乗り方

当日バスターミナルでチケットを購入できますが、事前にバス会社のアプリやホームページで予約しておくのがおすすめです。クレジットカード決済も可能で、バスの種類を確認し、シートの上下も選ぶことができます。下のシートの方がゆれないので、空いていたら下のシートを選ぶと良いでしょう。

オープンツアーバスについて

オープンツアーバスは外国人観光客向けに運行している長距離バスです。使用期限が1か月あり、区間内での乗降が自由です。このバスは利用しやすく、オフィススタッフは英語を話すことができ、運転手も簡単な英語でのコミュニケーションが可能です。

オープンツアーバスの乗り方

旅行代理店のホームページで事前にチケットを予約できます。多くはホテル、もしくは旅行代理店からバス停まで送迎してもらえます。

路線バス

都市鉄道がまだ発達していないベトナムでは路線バスがメインの公共交通機関です。乗りこなせれば安く、便利な乗り物ですがバスの到着時間が読めないなど、初心者にはハードルの高い乗り物です。また運賃は現金支払いです。事前に小銭を用意しておきましょう。

路線バスの乗り方

• バス停で待機
• 乗りたいバスが来たら手を上げてバスを停める
• 前方のドアから乗車する
• 運転手か切符販売員に料金を払い、チケットを受けとる
• 目的地に着いたらブザーを鳴らす
• 後方のドアから降車

タクシー

タクシーは旅行者のメインの交通手段です。初乗りは1万VND～12万VNDで、1kmごとに1万5,000VNDが加算されます。車体が白色のVINASUN TAXI （ビナサンタクシー）、車体が緑色のMAI LINH TAXI（マイリンタクシー）が大手のタクシー会社です。比較的安心して利用できます。

タクシーの乗り方

日本と同様に、タクシーは乗り場からか、道で流しのタクシーを拾って乗ることができます。また、空港や人気観光地には多くの客引きがいます。どのタクシーを利用すべきか迷った場合は、信頼できる大手タクシー会社の車を選ぶと良いでしょう。

配車サービスについて

配車サービスは主に「Grab」「Vinasun Taxi」が利用されています。どちらも利用方法は同じです。事前に目的地を伝えられ、料金が分かることでぼったくりの被害を防ぐことができるのでおすすめです。

配車サービスの乗り方

• アプリをダウンロードする
• 目的地を入力する
• 現在地と料金を確認する
• 配車の種類を選択する
• ドライバー確認
• 乗車する
• 支払いをする

ベトナムの観光スポットについてはベトナム旅行のおすすめ3エリアと観光スポット11選【リピーターが厳選】の記事をご参照ください。

ハノイの移動手段

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ベトナムの首都ハノイでの移動手段について紹介します。

ハノイ・ノイバイ国際空港から市内への移動

ノイバイ国際空港は、ハノイ中心部から北に約45kmの場所に位置しています。ベトナムは電車や高速鉄道などの公共交通機関がまだあまり整備されていないいため、空港からハノイ市内への移動はタクシーかバスを利用します。

タクシー

ノイバイ国際空港からハノイ市中心部までは40分程度、料金は35万VND～45万VNDが相場です。声をかけてくるタクシーよりも、タクシー乗り場に並んでいるタクシーに乗車した方が安全です。

エアポートバス（86番バス）

エアポートバス（86番バス）がおすすめです。空港とハノイ駅の運行に特化したバスで、所要時間は約1時間、料金は4万5,000VNDと大変リーズナブルです。乗車後に車掌さんに運賃を支払います。

空港からハノイ市内の移動

ハノイ市内の移動手段

1. タクシー
   タクシーの初乗り料金は約1万～1万6,000VNDで、1㎞毎に約1万5,000VNDが加算されます。非常に安い運賃のため、半日もしくは1日チャーターする観光客も多くいます。
2. 路線バス
   市民の足として広く利用されているのが路線バスです。日本円で20円～30円と安さが魅力ですが、路線が複雑で時間が読めないことから観光にはあまり向いていません。
3. ハノイメトロ
   ハノイにベトナム初の都市鉄道が開通しました。道路の上に張り巡らされた高架を走る電車です。運賃は7,000VND～1万5,000VNDと安く、渋滞の影響も受けないので便利な移動手段です。ただ駅の周辺にはあまり観光スポットがないため、観光での利用には向いていません。

ホーチミンの移動手段

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南部の都市ホーチミンの移動手段を紹介ます。

ホーチミン・タンソンニャット空港からの移動手段

タンソンニャット空港はホーチミン市中心地から約8㎞の場所にあります。中心地までは路線バスやタクシーで30分とアクセスしやすい立地です。

路線バス

観光客の増加に伴い、空港からの路線バスも利用しやすくなりました。市民劇場とドンコイ通りを通る49番と、ベンタイン市場へ向かう109番は空港からホテルまでの移動に便利な路線です。

タクシー

空港前に多くのタクシーが並んでます。また空港内のカウンターで事前にチケットを購入して定額の料金で利用できる「チケット制タクシー」もあります。割高にはなりますが、ぼったくりや詐欺を防ぐためにチケット制タクシーを利用するのもおすすめです。

空港からホーチミン市内への移動

※空港入場料1万VNDが加算されます。

ホーチミン市内の移動手段

ホーチミン市内の移動手段は主にタクシーや配車アプリのGrab、路線バス、レンタルバイクやシクロがあります。また、現在地下鉄の建設が進んでおり、2024年開通予定です。

1. タクシー
   観光客のメインの移動手段はタクシーになります。初乗り料金は約1万～1万6,000VNDで、1km毎に約1万5,000VNDが加算されます。
2. 路線バス
   観光客にとってはハードルの高い移動手段ですが、運賃が安く、空港が起点の109番や49番は主要な観光スポットに停車するのでおすすめです。
3. 観光ツアーバス「HOP ON HOP OFF」
   ホーチミンには、観光スポットを巡る2階建てバスがあります。45分で市内10か所の観光スポットを巡りますが、それぞれのスポットで停車はしません。短時間で効率よく回りたい方におすすめです。ツアー情報をもっと知りたい方はHOP ON HOP OFFの公式サイトをご参照ください。
4. レンタルバイク
   ホーチミンには「MOTOR BIKE FOR RENT」という看板のレンタルバイク店が多くあり、50㏄以下のバイクであれば観光客でも借りることができます。ローカルの雰囲気を味わいながらのんびりと郊外を散策するのにおすすめです。ただ市内は交通量が多いので注意が必要です。
5. シクロ
   シクロはベトナム名物の自転車タクシーで、乗客は前の座席に乗ります。メインの観光地で多く見かけます。料金は交渉制なので、ぼったくられる可能性もあります。長距離の移動は避け、観光の思い出として短距離、短時間乗る程度が良いでしょう。

ホーチミンの観光スポットについてはホーチミンの魅力とおすすめ観光スポット5選【リピーターが厳選】の記事をご参照ください。

主要都市間の移動

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ハノイ、ホーチミン、ダナンへの行き方を紹介します。

ハノイからホーチミンへのアクセス方法

南部のハノイから北部のホーチミンの直線距離は1700kmもあります。飛行機移動が一般的ですが、日程に余裕があれば鉄道や長距離バスも利用できます。

• 飛行機
  最も一般的な移動方法です。一日数十便就航しているのでスケジュールに合わせて利用できます。
• 鉄道
  ベトナムを南北に結ぶ南北統一鉄道での移動は約36時間かかります。運賃は席の種類により異なりますが93万4,000VND～334万9,000VNDです。
• 長距離バス
  一番安く、バックパッカーなど旅慣れた人が挑戦するのがバスです。37時間かかりますが、車内はエアコンも効いていてWiFiも完備されているので意外と快適です。ただハノイ～ホーチミン間の直行便はないため、フエなどで乗り継いで向かいます。

ハノイ～ホーチミン間の運賃（片道）

ハノイ、ホーチミンからダナンへのアクセス方法

ダナンは、ハノイからは約760㎞、ホーチミンからは約900㎞とちょうどベトナムの2大都市の真ん中に位置する都市です。美しいビーチが満喫できる人気の観光地です。日帰りで行くよりも飛行機を利用して、1泊した方が良い距離感です。

• 飛行機
  約1,5時間で到着します。LCCも1日に13便程度出ており、LCCの往復チケットは64万VND前後とリーズナブルです。
• 鉄道
  所要時間は約17時間で、席種にもよりますがソフトシートは約71万7,000VNDです。
• 長距離バス
  約18時間 37万VND前後～です。ハノイとホーチミンからダナンへの長距離バスは便数が多いので利用しやすいでしょう。

ハノイ～ダナン間の運賃（片道）

ベトナムの交通機関を利用する時の注意点

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ベトナムの各移動手段を利用する時の注意点を紹介します。

国内線飛行機の発着時間

国内線飛行機で注意しなければいけなのが時間の変更です。3時間の遅延なども日常的に起きています。また、遅延だけでなく「出発が早まる」ということも頻繁に発生します。数時間早まることもあるので、注意が必要です。

対策

時間の変更は、航空会社からの購入時に登録したメールアドレスやショートメール、電話などに連絡があります。変更の連絡が来ていないか忘れずチェックしましょう。

運賃のぼったくり

観光客の増加とともにぼったくりの取り締まりは厳しくなりましたが、現在もタクシー、シクロなどではぼったくりがよく発生しています。

対策

まず、声を掛けてくるタクシーやシクロの運転手の誘いには乗らない方が無難です。Grabなどの配車アプリで手配する、もしくはホテルやレストラン前などのタクシー乗り場に並んでいる車両を利用しましょう。

レンタルバイク

レンタルバイクによっては、小さな傷を理由にデポジットの返却を断ったり、パスポートを預かって犯罪に利用するケースがあります。また、車両保険に加入できないため、バイクが盗まれた場合は全額賠償しなければいけません。

対策

事前にレンタルの相場と、デポジットが戻ってくる条件を確認しましょう。また、車体の傷などを確認しましょう。パスポートの原本を預けるよう要求してくるレンタル店は避けた方が良いでしょう。運転中に接触事故や人身事故を起こした時のことも考えて、渡航前に海外旅行保険に入るようにしましょう。

ベトナムの移動手段まとめ

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ベトナム旅行に役立つアプリを紹介します。

ベトナムの移動に役立つアプリ

旅行中の移動や、バスやタクシーを利用する際に便利なアプリを紹介します。日本でダウンロードしておきましょう。

移動に便利なアプリ

「Google Maps」は、現在地と目的地を入力すると様々なアクセス方法を検索できるアプリです。

路線バスのアプリ「BusMap」を活用すれば、乗るバスの番号や、バス停の場所、待ち時間などが分かります。

配車サービスのアプリ

配車サービス「Grab」のアプリです。ベトナムの主要な都市はほぼ網羅されています。

配車サービス「Vinasun Taxi」のアプリです。ホーチミンを含むベトナム中・南部の主要都市に特化しています。

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