無錫の魅力とおすすめ観光スポット5選【元中国在住者が紹介】

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「中国にある無錫がどんな都市なのか知りたい！
「無錫旅行のベストシーズンはいつ？」
「無錫のおすすめ観光スポットってある？」

と、無錫旅行の計画でどこに行くか悩んでいませんか？
本記事では、無錫の魅力と観光スポットを紹介します。

無錫ってどんなところ

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中国江蘇省の中央に位置する無錫を紹介します。

無錫とは

無錫は、中国の江蘇省の中央にある都市です。上海からは約130㎞、南京からは約180㎞と、二大都市のちょうど真ん中に位置しています。

他の都市との違い

地の利に恵まれた無錫は古くから発展を続け、現在もGDPは中国国内で上位に入っています。豊かな土地であることから、中国の観光地の中でも非常に治安が良い都市です。運河沿いの街並みや、広大な庭園も保存状態が良く、小さい都市の中に見どころが詰まっています。

無錫までのアクセス方法

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日本から無錫までのアクセス方法と観光におすすめの移動手段を紹介します。

日本から無錫のアクセス方法

日本から無錫へは、シンセン航空の運航する直行便が発着しています。東京、札幌、名古屋、大阪から直行便が出ており、東京の羽田空港から無錫の無錫空港（蘇南碩放国際空港）までは約3時間30分です。シンセン航空の公式サイトで最新情報を確認するようにしましょう。

無錫空港から市街地へのアクセス

無錫空港は無錫市の中心地から東南に約20㎞の位置にあります。空港から市街地へは空港リムジンバスが便利です。中心地の招商城まで約45分、運賃は15元です。また、荷物が多いときはタクシーを利用すると良いでしょう。

無錫市内の移動手段

無錫は上海や杭州、南京などと比べて小さな都市です。観光スポットが集まっているのでタクシーと徒歩で十分観光できます。

1. バス
   無錫は地下鉄が通っていないので、路線バスが市民の足として利用されています。路線ごとに番号があります。運行路線は非常に複雑で、同じ停留所の名前でも路線によって全く違う場所に停まるため、観光客にとっては難易度の高い交通機関と言えるでしょう。観光にはあまりお勧めできません。
2. タクシー
   地下鉄もなく、バスも複雑なので、観光にはタクシーの利用が便利です。無錫のタクシーは初乗りから3㎞まで10元、3㎞以上は1㎞ごとに1.9元が加算されます。22時以降は夜間料金になります。
3. 徒歩
   無錫の観光スポットは市の中心地と太湖の湖岸に集まっているので、徒歩でも十分に観光を楽しめます。

無錫の治安は大丈夫

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無錫の治安と旅行時の注意点を紹介します。

無錫の治安について

古くから貿易の拠点として栄え、現在も多くの外資系工場を誘致するなど非常に豊かな無錫は、治安がとても良いことで有名です。ただスリや置き引きなどの軽犯罪は発生しているので気を付けましょう。治安が良いと言っても自分の身は自分で守る、貴重品はしっかり管理するという基本的な心構えは必要です。

無錫旅行の注意点

スリなど、軽犯罪に気を付ける

無錫でもっとも犯罪件数が多いのがスリです。観光客、現地の人問わず被害に遭っています。特に公共交通機関や観光地で発生率が高いので注意が必要です。お土産物を選ぶ時、ガイドさんの話を聞く時、名所で写真撮影をする時など、貴重品から注意が逸れる一瞬の隙にスリに遭います。

子連れ旅行の注意点

中国全土で増加しているのが子供の誘拐です。中国の子供の誘拐は身代金目的ではなく、人身売買なので一度見失うと探し出すのはほぼ無理でしょう。最近は子供に携帯電話を持たせて別々に行動する親子もいますが、中国では必ず保護者と一緒に行動した方が良いでしょう。実際、現地の人々も子供を一人で行動させることはほとんどありません。

ぼったくりのタクシーに気を付ける

減少傾向にありますが、まだぼったくりのタクシーはいます。その多くが個人タクシーで、車体が古かったり、車内が手入れされていなかったりします。大手のタクシーは車種とボディーカラーが統一されているので、車体で判断しましょう。ただ大雨が降っている時や、週末の夜はタクシーが捕まらないことがよくあります。そんな時はメーターがついていることを確認のうえ、個人タクシーを利用しましょう。

無錫の気候とベストシーズン

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無錫の気候とベストシーズン、服装を紹介します。

無錫の気候

無錫は日本と同じように四季がある都市です。緯度は日本の鹿児島と同じくらいなので、夏は暑く、湿度も高いので蒸し暑く感じます。また冬は大陸性気候のため雪は降りませんがとても冷えます。暑さ対策と防寒対策は日本より気を付けた方がよいでしょう。

無錫旅行のベストシーズン

無錫のベストシーズンは、春の3～6月と秋の9～11月です。庭園と寺の多い無錫は、春は梅、もも、桜が彩ります。また秋は無錫の山も紅葉を迎え、名産品の「無錫水蜜桃」が食べごろを迎えます。

無錫旅行の服装

日本と同じように、6月は梅雨があり、7月、8月は40度近くまでは気温が上がります。庭園や寺を観光する際は日傘があった方が良いでしょう。現地でも買えますが、日本の日傘とは少し違うので、使い慣れた日傘を持っている人は日本から持参した方が良いでしょう。また室内ではエアコンがよく効いているので羽織るものを持っていきましょう。

冬は日本に比べて寒く感じます。ムートンブーツと丈の長いダウンジャケットがおすすめです。外での観光も考え、イヤーマフやニット帽もあった方が良いでしょう。

無錫のおすすめ観光スポット

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無錫には数多くの観光スポットがあります。その中でも特におすすめの場所を紹介します。

無錫の観光スポット1：錫恵公園

錫恵公園は、かつて錫の産地であった錫山と恵山にまたがる広大な公園です。公園内には紀元前8世紀に掘られ、茶人の陸羽に「天下第二泉」と名付けられた泉や、5世紀に建てられた恵山寺、竜光塔、などたくさんの名所があります。
また園内にはミニ動物園や、山頂へのミニロープーウェイ、小さな子供が遊べる広場などもあり、大人も子供も一日楽しめるスポットです。

基本情報

無錫の観光スポット2：恵山古鎮

恵山古鎮は恵山の麓にある古い街並みです。3.5㎢の広さがあり、入口の門には「恵麓鎮霊」という文字が書かれています。「鎮」は集落や村を意味する言葉で、「霊」はかつて無錫の裕福な商人の住居や位牌を納めた納骨堂がここに集まっていたことを表しています。現在、建物は土産物やレストラン、お茶屋などに改装されています。古鎮の中の水路沿いにはテラス席が設けられていて、景色を楽しみながら中国茶を楽しめます。

基本情報

無錫の観光スポット3：寄暢園

寄暢園は錫恵公園の中にある16世紀頃に造られた庭園です。とても美しい庭園として人気があり、国内外から多くの観光客が訪れます。清代の乾隆皇帝もこの庭園を愛して何度も訪れ、北京の頤和園の中に寄暢園を模した庭園を造らせました。園内には乾隆皇帝の書も飾られています。敷地内には大きな湖があり、その湖の周りをぐるりと回廊が囲っています。回廊にある六角亭では、乾隆亭と寺の僧侶が将棋を指したと言われています。どこを切り取っても絵になる美しい庭園です。

基本情報

無錫の観光スポット4：三国城

三国城は三国志演義のテーマパークです。太湖のほとりにあり、無錫駅からはタクシーで約40分の距離です。映画「レッドクリフ～赤壁の戦い」や「三国志演義」が撮影された場所として有名です。太湖のほとりには呉の水軍や赤壁の戦いを再現したエリアがあり、三国志好きにはたまらないテーマパークです。

呉の軍船を模した船で太湖を遊覧したり、宮廷の衣装を着て王宮で記念撮影したりすることもできます。また演義場では30分起きにパフォーマンスが行われます。「桃園三結義」や「呂布の戦い」など、三国志の有名な場面が演じられます。三国志に興味がある方も、ない方も、アトラクションやパフォーマンスを楽しめるおすすめスポットです。

基本情報

無錫の観光スポット5：清名橋古運河景区

清名橋古運河景区は京杭運河の一角にある、古い街並みを残した観光スポットです。10世紀～15世紀頃に建設された水路や住宅、橋が今も保存されています。とてもノスタルジックで美しい風景が残るスポットです。夜はライトアップが美しく、提灯の明かりが水面に揺れる美しい運河を見ることができます。伝統的な街並みは残しつつも、周囲は整備されていてスターバックスコーヒーもあります。

基本情報

江蘇省・無錫旅行まとめ

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無錫のおすすめ理由と過ごし方を紹介します。

無錫がおすすめの理由

太湖の真珠と言われる美しさ

6世紀～16世紀までに建てられた寺や、水路を活用した古い街並みは、観光スポットとして人気を集めています。また太湖のほとりにある亀頭渚公園や錫恵公園など、歴史ある美しい庭園も見どころです。江蘇省の古都で「太湖の真珠」と言われる無錫は、自然と文化が調和するおすすめの街です。

治安が良く、見どころが集まっている

日本から直行便もあり、上海からは高速鉄道で約50分、南京から約1時間と、他都市からのアクセスの良さも無錫のおすすめポイントです。寺や公園が多く、テーマパークが充実している無錫は見どころが集まっているので、日帰り旅行でも楽しめるでしょう。時間があれば上海から無錫を訪れ、さらに南京へ向かうという旅行もいいですね。

無錫のおすすめの過ごし方

歴史テーマパークを楽しむ

無錫には、ご紹介した三国城の他に、水滸城もあります。こちらは水滸伝の世界を再現したテーマパークです。三国志から約2㎞の距離にあるので、水滸伝も三国志も好きな方は両方行くのもいいでしょう。どちらも中国の人たちにとても人気があり、5月の労働節や10月の国慶節、2月頃の春節は大変混み合います。ゆっくり楽しみたい方はこれらの時期を避けた方が良いでしょう。

無錫のグルメを楽しむ

無錫は古来から「魚米の郷」と言われ、豊かな食材に恵まれた土地です。中国南地方特有の甘めな味付けなので、日本人も食べやすい料理が多いのが特徴です。いくつか名店と名物料理をご紹介しましょう。

• 無錫醤排骨
  無錫の名物料理といえば無錫醤排骨でしょう。甘辛く煮たスペアリブで、大人から子供まで大人気です。
• 恵山古鎮の泰園小籠包
  無錫は蟹小籠包が有名です。中でも恵山古鎮にある泰園小籠包は人気店なので、ぜひチェックしてみてください。
• 恵山豆腐花
  こちらも恵山古鎮にある豆腐花のお店です。作り立ての豆腐に乾燥エビや海藻などをのせて食べます。散策の合間に食べられるおすすめの軽食です。

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